新国立劇場バレエ団、吉田都 新芸術監督の第一シーズンがいよいよ幕開け! 前監督からのバトンを引き継いだ『ドン・キホーテ』

新国立劇場バレエ団、吉田都 新芸術監督の第一シーズンがいよいよ幕開け! 前監督からのバトンを引き継いだ『ドン・キホーテ』

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  • 更新日:2020/10/20

新国立劇場バレエ団が2020/2021シーズンの開幕演目として、プティパ振付のバレエ『ドン・キホーテ』を上演する。原作は、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの長編小説。バレエでは、自分を騎士と思い込んだドン・キホーテと従者サンチョ・パンサがバルセロナで出会う町娘キトリと若者バジルの恋物語となっている。様々なバージョンが存在する本作だが、新国立劇場では99年、当時のボリショイ・バレエ芸術監督アレクセイ・ファジェーチェフを招いて新たになヴァージョンとして初演。以来、再演を重ねる人気の舞台だ。

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撮影:瀬戸秀美

この『ドン・キホーテ』の魅力は、スペインの陽光さながらの明るさと賑やかさ。色とりどりの衣裳で自由闊達な演技を見せる町の人々の姿は広場の活気を生き生きと伝えてくれる。スペイン舞踊の要素を取り入れた踊りも見応え充分。闘牛士達を引き連れた花形闘牛士のエスパーダの雄々しさ、闘牛士らが床に刺した剣の間を見事に縫いながら踊るエスパーダの恋人メルセデスの艶やかさ。かと思えば、ドン・キホーテが見る夢の中では、さっきまでおきゃんな姿を見せていたキトリ役のダンサーが、キューピッドらと共にクラシカルな踊りを展開。そしてクライマックスは、キトリとバジルの結婚式のグラン・パ・ド・ドゥ。ふたりがそれぞれに高度な技を披露しながら華やかに踊るさまに、観客のボルテージは最高潮に達するはず。

吉田都新芸術監督下での最初の公演となるこのプロダクションはもともと、大原永子前芸術監督の最終シーズンの演目として今年5月に予定され、コロナ禍で実現しなかったもの。シーズン開幕にと準備していた『白鳥の湖』の新制作が難しくなった際、吉田は本作の上演を決めた。つまり今回の公演は、ふたりの芸術監督が繋ぐたすきを象徴する公演だ。当初の配役通り、主役には異なる個性を持つ11人のダンサーが登場。こんな時代だからこそ、生を謳歌するこのバレエを踊る彼らの雄姿を、目に焼き付けたい。

なお、劇場に足を運ぶ方も劇場に行けない方も見逃せないのが、「プレミアム配信」。舞台映像は勿論、吉田芸術監督とNHK番組『チコちゃんに叱られる!』の「チコちゃん」によるバレエや作品の紹介やリハーサル映像も楽しめるほか、監督に直接質問ができるコーナーも。様々な角度から、この公演を味わい尽くそう。

新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』

音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ/アレクサンドル・ゴルスキー
改訂振付:アレクセイ・ファジェーチェフ
美術・衣裳:ヴャチェスラフ・オークネフ
照明:梶孝三
指揮:冨田実里
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

10月23日(金)~11月1日(日)
会場:新国立劇場 オペラパレス

【バレエ『ドン・キホーテ』 チコちゃんといっしょに課外授業 芸術の日 プレミアム配信】

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配信スケジュール

第1弾:10月9日(金)18:00生配信、以降、見逃し配信あり
吉田都監督による主役2名のリハーサル風景生配信

第2弾:10月18日(日)11:00生配信予定、以降、見逃し配信あり
子どもから大人まで、吉田都監督に直接質問ができる生配信

第3弾:11月5日(木)配信予定、以降、見逃し配信あり
『ドン・キホーテ』10/31(土)18:30公演収録映像(キトリ:米沢唯 バジル:速水渉悟)

配信終了:2020年11月30日(月)予定
※配信は期間中、回数制限なくご覧いただけます。

配信チケット料金:2,500円 (『ドン・キホーテ』公演映像および特典映像付)
プレミアム配信公式サイト:https://chicoissyo.com/special/ballet.html
文:高橋彩子

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