蔵人が絶対聞かれる「お酒に強そう」は本当なのか!?

蔵人が絶対聞かれる「お酒に強そう」は本当なのか!?

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  • 更新日:2023/05/26

こんにちは、蔵人です。

この業界でお酒造りの仕事としていると、
「お酒強そうですね」とか「この業界で鍛えられて酒豪になったんですよね?」とか聞かれることがあります。

「そうですね~。おかげ様で鍛えられました。」

と言いたいところですが、どうもこの「お酒に強くなる」というのは
あまり信憑性のないことらしいのです。

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お酒を飲むとどうして酔っぱらうのだろう・・・

お酒を飲むと酔っぱらうのはお酒の主成分、
エタノールが胃や小腸から吸収されて血中をめぐり、
一部が脳にいって脳の神経細胞がマヒしたような状態に
なることで現れる症状だそうです。
酒を飲めばよっぱらうというのは常識ですがこんなメカニズムなんですね。

体内に入ったアルコールは肝臓で段階的に分解されて、
最終的には体にとって無害な物質になるそうです。

あんまり医学的なことを言えるような立場ではありませんので
深くはお話ししませんが、
アルコールを分解していって無害化する過程では
2つの酵素が必要らしく、これらの酵素を体内でつくるための
「遺伝子型」を持っていればお酒を分解して無害化できるので、

「お酒に強い人」

といえるそうです。

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日本人の多くはお酒を分解できる遺伝子型をもっているのだとか・・・それに気づくか気づかないはその人次第・・・

「酒に強くなりたいから飲んで鍛える? 鍛えられたと思っている奴はそもそも飲める遺伝子をもっているのじゃ!!」

現代的な表現で言うと「酒豪ガチャ」みたいなものでしょうか。
晩酌とかでお酒に慣れることで多少飲めるようになる人もいるみたいです。

世界的にみると日本人はあまりお酒に強くない
人種といわれているんですが、
「アルコールを分解していく酵素を作れない=飲めない」
という方々が先祖代々子々孫々と遺伝して一定数分布
しているからそうなっているらしいです。

ただ、その中でも南九州地方や東北地方にはお酒に強いといえる
遺伝子型を持った人の割合が多いようです。

そういえば酒に強そうといわれる鹿児島では、 「飲ん方(意味:飲ミニケーション)」という 文化がまだ色濃く残っているように感じます。

遺伝子がそうさせているのか、はたまた怒涛の飲ん方の結果
酔狂しか生きられない土地になってしまったからなのか。
こんな地域に赴任してきた方は
ここを天国とおもうか地獄と感じるか…
自分の遺伝子に相談する必要がありますね。

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楽しくてついつい飲み過ぎてしまうのも「飲みにケーション」

ちなみに自分が遺伝子的に飲める人かどうかは、
唾液をサンプリングして検査機関でしらべればわかります。

以前、白金酒造の酒好き数名がこの検査をしてみましたが、
全員がお酒に強いといえる遺伝子を持っていたわけではなく、
実は酒に弱いという結果になった方もいました。
もちろんその方はお酒好きではあるんですが、

「蔵人=酒好き=酒豪」

とはならないんだなぁ~と意外に感じたことがありました。
蔵の人は「酒好き」というのは間違いなさそうです。

但し、どんなにお酒に強くても飲みすぎ、無理強いは禁物です!!
お酒は自分のペースで楽しみましょう!

編集担当より

「お酒強いんですか?」は酒蔵で働く人なら必ずというほど聞かれる質問
これは避けては通れない問題なのかもしれませんね(笑)

自分がお酒が強い遺伝子型なのか・・・違うのか・・・
知りたいような知りたくないような
とにかくお酒が好きな事には変わりないか!と感じた日でした。

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