【インタビュー】Toshl、カバーアルバム第三弾に青春の1ページ「30年越しの作品化...募る思いがあります」

【インタビュー】Toshl、カバーアルバム第三弾に青春の1ページ「30年越しの作品化...募る思いがあります」

  • BARKS
  • 更新日:2022/09/23
No image

圧倒的な歌唱力と表現力で名曲の数々を彩るToshlの『IM A SINGER』シリーズの最新作が登場する。前作から3年ぶりのリリースとなる『IM A SINGER VOL.3』だ。

◆Toshl 画像 / 動画

2曲のオリジナル作品に加え、結果的にカバー作品はすべて女性シンガーの楽曲となった『IM A SINGER VOL.3』だが、そこには昭和の名曲からディズニー作品、ミュージカルの世界からポップス~ロック、そしてゴスペルの魅力あふれる洋楽カバーまで、唯一無二のToshlの歌声が存分に堪能できる濃密な1枚となった。

全11曲、一瞬たりとも聞き逃すことのできないToshlの息遣いは、聴く人へ親密な心の高まりと心躍る感動の波を押し寄せることだろう。

◆   ◆   ◆

■やっぱり僕はディズニー音楽に
■とても影響を受けているんです

──Toshlの歌声が存分に堪能できる作品となりましたが、Toshlにとって“聴いて気持ちいい曲”と“歌って気持ちの良い曲”には違いはあるのですか?

Toshl:わりと普段聴いている曲はインストルメンタルが多いんですよ。練習やレコーディングで取り組む以外は、朝コーヒーを飲んでいる時やワンちゃんの散歩に行っている時とか、わりとリラックスしたときに音楽を聴くことが多いので、歌が入っていないとか、入っていてもEnyaだったり、そういう落ち着いた曲ですね。心地よくリラックスするとか気持ちが楽になるとか、そういう雰囲気の音楽を聴くことが多いので、歌うときとの姿勢は違うような気がしますね。

──シンガーとして分析めいた聴き方は、あえて避けているのでしょうか。

Toshl:例えばアルバム制作が決まったとか、アルバムの楽曲を選考していこうとか、TVの音楽番組で楽曲を歌おうとかいった歌う目的がある時には、それに対してものすごく聴き込んだり練習をしたり、楽曲と向かい合うことをしていくんですけれども、普段はあえてあまり聴かないようにしているかもしれないですね。

──やっぱりそういう側面があるんですね。

Toshl:映画とか観ても音楽を聴いても“あーここのアレンジが”とか“この絵面が”…と、どうしてもアーティスト的というかミュージシャンとして聴いてしまうので、新鮮味というかただ楽しむリスナーとして聴くことがなかなか難しくなってくるんですよね。なので、仕事として向かい合うとき以外はなるべく聴かない/観ないっていう心持ちにしているんです。

No image

──『IM A SINGER VOL.3』の11曲は、歌いたい歌を選曲しているんですよね?

Toshl:はい、そうです。

──歌いたい曲や歌って気持ちがいい曲というのはどんな曲だと、自分で分析しますか?

Toshl:アルバム制作がコロナ禍のために延び延びになっていたんですけど、今回のディズニー作品は、いよいよ制作スタートしようとなった最初に、僕からレコード会社に「ディズニーとコラボレーションできませんか?」と提案したものなんです。

──“ディズニー好き”ということですか?

Toshl:子供の頃からたくさんのディズニー映画を観てきたり、ディズニーの音楽を聴いたり、ここ数年では、コンサートや音楽番組でディズニー楽曲を歌わさせていただいてきました。やっぱり僕はディズニー音楽にはとても影響を受けているんですよね。すごく感銘を受けてきた音楽や映像でもあります。それを歌わせてもらえるなら幸せなことだなと思って、ダメもとで「どうですか?」と打診させていただいたんです。これまでも音楽番組等でディズニーさんとコラボレーションはしてきましたが、音源化にもすぐに快諾をいただけたので、僕とディズニーと『題名のない音楽会』(テレビ朝日)にもご協力いただき、三者のコラボレーションになったというわけです。

No image

──実際、曲のセレクトはどのように?

Toshl:曲を選ぶ時に、まず「美女と野獣」は絶対に外せないと。これはディズニーの中では一番思い入れの深い曲なんです。20代前半で音楽制作のためにロサンゼルスで生活するようになったんですが、心身が非常に疲弊してしまい困難な日々だった時に『美女と野獣』のミュージカルを観にいったんですね。とても感動をして、その帰りには当時ハリウッドにあったタワーレコードでサントラ盤を買って。『美女と野獣』というミュージカルや音楽が僕にとっては支えでもあった。青春の1ページというか、一生懸命にいろんなことにトライしていたあの頃の思い出のひとつでもある。いろんな作品でいろんなプリンセスがいますけど、ベルは僕にとって一番の憧れの女性です。

──今作でレコーディングする以前に、30年も前から口ずさんでいた作品だったんですね。

Toshl:サントラ盤はもう何度聴いたかわからないくらい。この英語を理解できるようになりたいと、勉強の教材にもしていました。30年越しの作品化…募る思いがありますね。

◆インタビュー【2】へ

No image

■乙女になるところは乙女になるわよ
■私はベルとし子、みたいな心持ちで(笑)

──完成してみて、いかがですか?

Toshl:とにかく嬉しい。「美女と野獣」を自分の歌で音源にさせてもらえることが飛び上がるほど嬉しかったですね。当然デュエット曲ですので自分ひとりで歌うのもどうかな?というなかで、石丸幹二さんとのデュエット。石丸さんとはいろんなご縁があって、共演やお話を重ねる中で、歌手として人として尊敬しています。そんな素敵な方と一緒に歌えて作品を作れることもすごく感動的でしたね。ダメもとでのオファーもご快諾いただいて、リアルに“野獣”を演じられた石丸ビーストに歌っていただき至極光栄でございました。もう僕は「ベルに徹します」ということで、美女のほうに徹しまして(笑)。

──Toshlの中に潜む“美女”と“野獣”の要素から、美女オンリーの心持ちで?

Toshl:せっかくならベルになりきって(笑)。とはいえ、どうしてもロック的な要素も出てきてしまうので、攻めるところは攻め、乙女になるところは乙女になるわよ、私はベルとし子、みたいな心持ちで歌わせていただきました(笑)。

No image

──結果、カバーは全曲女性シンガーのカバーになったみたいですね。

Toshl:ディズニー3曲を選んだ時に、気が付いたら“みんな女性だ”っていうことに気づき、最初はいろんなものが歌いたすぎて膨大なリストになってしまっていたんですけど、まずは女性アーティストの楽曲という方向性を定めて、そこから絞っていったかたちです。

──女性の声帯域でも、Toshlにとっては関係ないのかな。

Toshl:女性曲の方が、音程の幅が広い場合が多いのかな、という感じはしています。いずれにしろ、楽曲の難易度が高ければ高いほど、もちろん大変ではありますが、自分にとっては表現の新たな領域にチャレンジするチャンスなので、それもレコーディングならではの醍醐味であり楽しみでもあります。

──11曲に絞るのは大変だったでしょう?

Toshl:自分の歌いたい歌をどんどん絞っていって、年代のバランスを考えたり、昭和の曲もいくつか選曲させていただきましたが、カラオケのランキングにも上位に入っているような、若年層でも歌ったり聴いている、長年にわたって愛されている国民的な歌であることも、チョイスの参考にさせていただきました。

No image
No image

──逆に、日本人の誰もが原曲を知り尽くしている国民的名曲だからこそ、プレッシャーや原曲を超えることへの不安やリスクなどは?

Toshl:原曲を超えるなどということは、まったくもって考えません。作品としてオリジナルまずありきですから、おこがましくも僕はそこにちょっとお邪魔させていただくという気持ちです。プレッシャーがあるとすれば、楽曲や歌っている方、またその楽曲を愛する皆様になるべく失礼にならないような作品を創り上げること。自分なりに最大限のリスペクトを持って、真摯にその楽曲と向き合います。

──なるほど。

Toshl:基本的には、譜面通り、オリジナル通りの歌い方を練習するところから入ります。自分のスタジオで練習レコーディングを重ねて、楽曲の中に自分の世界観を入れ込んでいく。そして、本番のボーカルレコーディングに取り組みます。

◆インタビュー【3】へ
◆インタビュー【1】へ戻る

No image

■歳を重ねるにつれて
■歌って終わりがないなと思います

──今作に取り組んで、改めて知ったことや気付き、学びはありましたか?

Toshl:シンガーとしてたくさん、あらゆるジャンルの曲を歌わせていただきたましたが、歳を重ねるにつれて、“歌って終わりがないな”と思います。レコーディングした時より、今のほうが自分にとっては奥深いものというか、パワーのあるものになっていたりもする。歌を重ねていけばいくほど、自分がシンガーとして、人としてもいろんな経験を積めば積むほどまだまだ終わりがない。“これが最高だ” “そのとき最高のものができた”と思っても、時が経ったり歌を重ねていったり経験を重ねていくと、まだまだ限りがない。そう自分で思えているうちは、まだまだ歌えるのかなという感じがします。

──やっぱりそういうものか。

Toshl:この3年間、コロナ禍の中での活動は、ほふく前進のような地道さでしたけど。逆に言えばこういう今の時期だからできること、今しかできないことをテーマに自分なりに、その活動を応援くださるファンの皆様や支援くださるスタッフの方々と一緒にチャレンジしてきて。運命を切り拓いてやるんだという強い思いも込めて、“プロジェクト運命”と名付けてやってきたひとつひとつのコンサートや絵画展、また、テレビ出演なども含め、様々な活動を続けてきた3年間。暗中模索の中でも、丁寧に積み上げて、強固にしてきた自分の芯みたいなものを『IM A SINGER VOL.3』で、その魂を歌として入れ込むことができたと思います。今、とっても嬉しく、感動にあふれています。でも、いずれまたそれもひとつの通過点となって、また次のアルバムやいろんな活動へ向かってチャレンジを続けていくんだろうなと思います。

No image

──いろんな人に聴いてほしいですね。

Toshl:楽曲もバラエティに富んでいますし、ディズニー作品などは小さなお子さんから、老若男女関係なく、大好きな方も多くいらっしゃると思います。みなさんが聴いて何かを感じ、笑顔になったり、涙を流したり、感動したり、喜んだりしていただけること、それが自分にとっては歌うことの意義であり、喜びでもあります。僕が発信したものを受け止め、聴いて、感じてくださる方がいらっしゃる、その聴いてくださった方の感じた思いが発信され、それを受け止め、感じた僕がまた力をいただく。そんな、聴いて、感じてくださる方とのコラボレーションを続けていけることが、“IM A SINGER”として何よりも幸せなことなんだと思います。

取材・文◎烏丸哲也 (JMN統括編集長)
撮影◎堅田ひとみ

■カバーアルバム『IM A SINGER VOL.3』

2022年9月28日(水)発売
予約:https://toshl.lnk.to/ias3PR

No image

▲『IM A SINGER VOL.3』初回限定盤

【初回限定盤(CD+DVD)】TYCT-69243 ¥5,500(税込)
▼DVD収録内容
「葉ざくら」MUSIC VIDEO
「葉ざくら」MUSIC VIDEO Making & Short Interview
『Toshl SELF LINER NOTES OF “IM A SINGER VOL.3”』
「葉ざくら」(弾き語りLive)
「桃色吐息」(弾き語りLive)
「しあわせになるんだよ」(弾き語りLive)

No image

▲『IM A SINGER VOL.3』通常盤

【通常盤(CD)】TYCT-69244¥3,300(税込)
※初回限定盤と通常盤のジャケット写真は異なります
※初回封入特典:特製トレカ(5種のうち1枚ランダム封入)

No image

▼CD収録内容
01. タマシイレボリューション (Superfly)
02. イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに
03. 美女と野獣 Toshl & 石丸幹二
04. 三日月 (絢香)
05. 難破船 (中森明菜)
06. 葉ざくら (オリジナル曲)
07. Hero (安室奈美恵)
08. 桃色吐息 (高橋真梨子)
09. スピーチレス〜心の声
10. You Raise Me Up (ケルティック・ウーマン)
11. しあわせになるんだよ (オリジナル曲)

【Amazon.co.jpオリジナル特典:メガジャケ】
※メガジャケとは、Amazon.co.jp限定特典の24cm x 24cmの大きなCDジャケットとなります。
※初回限定盤と通常盤は異なる絵柄となります。
※先着特典となっております。規定数に達し次第終了となりますのでご了承ください。
※CDショップ特典は対象外となります。

No image
No image

【CDショップ共通特典:秘蔵写真ポストカード(4種ランダム)】
※『IM A SINGER VOL.3』1枚ご購入につき、ランダムでポストカード1枚を差し上げます。
※Amazon.co.jpは対象外となります。
※先着特典となっております。規定数に達し次第終了となりますのでご了承ください。
※CDショップによっては特典が付かないお店もございます。特典の有無については、購入希望店舗にお問い合わせください。
※こちらの画像にはボカシ加工を施しております。CD発売を楽しみにお待ちください。

No image
No image
No image
No image

■<IM A SINGER発売記念イベント>

『IM A SINGER VOL.3』の発売を記念したイベント“ミニライブ&特典会”実施
(1) 9月25日(日) 14:00〜埼玉・イオンレイクタウンmori木の広場
(2) 10月2日(日) 13:00〜大分・トキハわさだタウン フェスタ広場
(3) 10月2日(日) 17:30〜福岡・筑紫野ベレッサ 1Fパームコート
※イベント当日、会場にて対象商品を予約・購入すると、予約・購入枚数に応じてそれぞれ「特典会参加券」が配布されます。
※ミニライブ終了後の特典会には特典会参加券を持参し参加してください。
※初回限定盤、通常盤のどちらか1枚予約・購入:「お手振り会」参加券1枚&会場限定オリジナルポスター(非売品)をプレゼント。
※「お手振り会」は、飛沫防止のための透明ビニールシートを挟んで、お互いの顔が見える距離でのお手振り会となります。
会場限定オリジナルポスター(非売品)は、「お手振り会」参加後にスタッフより配布されます。
※※いずれも先着となります。規定の枚数に達し次第、配布は終了となります。
https://www.universal-music.co.jp/toshl/news/2022-09-13/

■マクドナルド「ミュージックバリュー」

http://w.mdj.jp/1a13yk

関連リンク

◆Toshl(龍玄とし) オフィシャルサイト
◆Toshl(龍玄とし) レーベルサイト

◆インタビュー【2】へ戻る
◆インタビュー【1】へ戻る

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加