焼酎の水割りをペットボトルに入れ、勤務中に飲酒を繰り返していたとして、富山市は52歳の男性職員を停職1か月の懲戒処分としました。男性職員は、腰痛持ちで腰の痛みを和らげるためにお酒を飲んでいたと話しているということです。
【写真を見る】ペットボトルに焼酎入れて勤務中に飲酒 富山市職員「腰痛持ちで腰の痛み緩和するためだった」1か月の停職処分に
停職1か月の懲戒処分を受けたのは、富山市の環境部環境センターに勤務する課長クラスの52歳の管理職員の男性です。男性は焼酎の水割りをペットボトルに入れて職場に持ち込み、勤務中に自らの席で飲酒していました。
富山市によりますと、先月21日(金)の就業後、男性職員の同僚が、机の上に置かれていたアルコールの匂いがする透明なペットボトルを発見。24日(月)午前7時半ごろ、出勤してきた男性職員がペットボトルに口をつけたところで、同僚が男性職員に確認したところ酒であることを認め、勤務中の飲酒が発覚したということです。
富山市の聞き取りに対して男性職員は「たまに飲まない日もあったが、ほぼ毎日同様の行為を行っていた」と答えていて、3月から先月までの間の勤務中や昼休みなどに、常習的に飲酒を繰り返していたということです。
勤務中に飲酒を繰り返していた理由について男性は「腰痛持ちで腰の痛みがひどかったため、その痛みを緩和するためだった」と答えているということです。
富山市は服務規律に違反し、市や市職員の信用を著しく失墜させる行為であること。部下を指導監督する立場にある管理職員としての自覚を著しく欠き、公務員としてあるまじき行為であるとして、男性を26日付けで1か月の停職処分、男性職員の管理監督責任者である富山市環境部環境センターの所長を厳重注意処分としました。
富山市によりますと、飲酒を繰り返していた男性は勤務中の常習的な飲酒について反省しているとしていて「信用失墜行為を行ったことに深くお詫び申し上げます」と話しているということです。