苦闘の日々を経て...ソフトバンク長谷川、代打コール時の拍手に感謝

苦闘の日々を経て...ソフトバンク長谷川、代打コール時の拍手に感謝

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2020/10/16
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◆オリックス4-9ソフトバンク(15日、京セラドーム大阪)

膝元へ落ちてくる127キロのシンカーを鮮やかに払い打ち、鋭く伸びたライナーは一直線に右翼席へ飛び込んだ。「僕自身も打ってなかったのを知っていたので、満塁ホームランになってうれしかった」

35歳のベテラン、長谷川がプロ14年目で初の満塁弾を放ったのは、1点を勝ち越した直後の6回1死満塁だ。ロッテとのゲーム差を今季最大の4に広げる5連勝を引き寄せた殊勲弾は、プロ初の代打本塁打でもあった。

2-2の6回に工藤監督は二つの勝負手を打った。無死一、二塁から5番松田宣に代打川瀬で送りバント。続いて1死満塁から、バレンティンへの代打長谷川だ。「自分の打ちたい球だけをひたすら待つ。最高の結果になってくれた」と振り返った今季1号。「あそこが勝負だと思っていた。いやあ、すごかった」と指揮官も最敬礼だ。

背中を痛めて2軍調整中だった8月1日、新型コロナウイルス感染が判明した。ファームの練習に合流するまでの約1カ月間、グラウンドでの練習は一切できず、自宅内での素振りとウエートトレーニングのみ。それでも「いい経験ができた。またメンタルが強くなったと思います」。我慢と苦闘の日々はグラウンドに立てる今、大きな充実感へと変わっている。

「代打がコールされたときに、たくさんの拍手をありがとうございました。それをパワーに変えて、結果を出すことができました」とファンへの感謝を口にしたヒーローインタビューに、京セラドーム大阪のスタンド全体から大きな拍手が湧き起こった。ここぞの場面でさっと一振り、勝負を決めた打撃職人。長谷川勇也、ここにありだ。 (喜瀬雅則)

西日本スポーツ

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