“グラビア女王”と呼ばれた川村ひかる、過去作を見返して「これ、私?」 切磋琢磨の当時

“グラビア女王”と呼ばれた川村ひかる、過去作を見返して「これ、私?」 切磋琢磨の当時

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  • 更新日:2022/05/14
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グラビア女王と呼ばれた川村ひかる【写真:Megu Entertainment株式会社提供】

2000年前後にグラドル一時代 「今はラッシュガードを必ず上に着てお肌の露出は手と脚のみです(笑)」

かつて2000年前後にグラドルとして一時代を築き、“グラビア女王”と呼ばれた川村ひかるさんは現在、働くママとして新たな存在感を放っている。20代で子宮内膜症、31歳で若年性更年期障害などの病魔を乗り越え、5歳長男の子育てと仕事を両立。女性の健康や妊活をサポートするための活動に取り組む42歳に、「人生においてのグラビアとは」を振り返ってもらった。(取材・文=吉原知也)

当時のグラビアのお仕事は、とても楽しく充実していましたが体力的にはハードでした。ひと月のうち隔週海外へ行き撮影なんてことも多々ありました。隔週の間には日本での生放送や番組収録もあるので、撮影が終わり次第すぐに帰ってくるといったスケジュールでした。ロケ地はハワイやバリ島などの長距離の場所から、スケジュールが多く取れない時はサイパンや、海外が難しければ沖縄だったりしました。撮影場所の選択肢に於いても景気の良かった時代と今とでは全然違いますよね。更に当時は海外にいくと必ず撮影予備日があったのでお天気に恵まれ撮影が終わってしまえばオフを満喫できたことが、唯一の楽しみでした。

当時は20年ぐらい前の話ですし、インターネットやSNSもない時代です。唯一の楽しみはお仕事終わりに友人と会って話すことが楽しみでした。朝6時にはスタッフの方のお迎えが来て、夜10時頃に仕事が終わる。そこから遊んで帰るので時間は遅くなるけど、体力もありましたし自分の時間を楽しみたいって気持ちが大きかったです。とにかく今では考えられないようなスケジューリングでした。

過去の自分の作品を見返すと、あまりに時が経ちましたので「これ、私?!」みたいな感じで、自分のことのようには思えないですね(笑)。色んなことを経験したことはすごく楽しい思い出ですが、とにかく必死でしたね(汗)。ママになると、そんなもう昔の様にフェロモンむんむんの水着を着て、子供と一緒にプールに行くなんてこともないですし、今はラッシュガードを必ず上に着てお肌の露出は手と脚のみです(笑)。

あの頃の芸能界を振り返ると、いまみたいにタレントさん同士が仲良くしてという感じではなかったですね。今はSNSがあり、キラキラした方のリア充ライフはみているだけで楽しませてもらったり、また人との繋がりもすぐにできる時代ですが、当時のグラビアアイドル達は「みんなライバル」という意識でした。

「スタイルがよく見えるようなポージングを試行錯誤」

同じ事務所内の子でも、「彼氏の話とお金の話をしてはいけない」とマネージャーさんから言われていました。それぞれ待遇は違うもの。それは人気の差がすべてなので。それに、女の子同士が仲良くなると、どうしても異性や彼氏の話をしてしまうものですが、それがリークのもとになるからダメ、ということでした。私の時代はそのような教えだったのです。従って、同業者では友達は少なかったです。お仕事では常にライバル意識を持っていないといけなかったという印象でした。

当時周りには素敵な方がたくさんいて、今は女優としても活躍されている小池栄子さん、安西ひろこちゃんも特別かわいかった。そんな“スター選手”がいっぱいいる中で、私はなんなんだろうと、日々、自問自答を繰り返し、私は彼女たちと比べて何が劣っているんだろう。そのコンプレックスをも武器に変えないといけないわけです。私は一般的に身長が低いし、特別に胸が大きいわけでもない、演技ができるわけでもない。そうなるとできることが限られてきます。私はスタイルがよく見えるようなポージングを試行錯誤し、誌面に顔と胸もくびれもお尻も全て写るようにポージングを考えたり、テレビではトーク面で機転が利くようにならないといけないと、そう考えるようになりました。

自分が出演したいと思う番組は常に録画をしていました。トーク番組を観ながら、自分にそのテーマが振られていることを想定しながら、どう返して展開していくのかを考えながらテレビを見ていましたし、常にアンテナを張った視点でいました。それはそれで楽しかったのですが、テレビを見ていると「ああ分かる」とうなずく瞬間があるじゃないですか、そこの視聴者目線も意識しながら頭をフル回転させてテレビを見ていました。それで友人に会うと、人気番組の話題になり視聴者のリアルな感想や、人気のタレントさんについての意見を聞くなど、常に勉強という思いで過ごしていました。今思い返しても当時の全てが本当に楽しく刺激的で、私のかけがえのない思い出です。

□川村ひかる(かわむら・ひかる)、1979年10月18日生まれ、東京都出身。グラビアや数々のバラエティー番組での活躍を経て、発酵プロフェッショナル、オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート、こども分子栄養学アドバイザー、JAAアロマコーディネーター、健康管理士、野菜ソムリエジュニアマイスターなどの資格を取得。現在、一般財団法人 内面美容医学財団公認発酵腸活スペシャリスト・公認上級妊活マイスター(R)の講師を担当するなど、複数の資格を活かして健康やダイエット、アンチエイジングについての講演やセミナー、個別コンサルティングなどにも取り組んでいる。

吉原知也

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