【インタビュー第三弾】FANTASTIC♢CIRCUSが語る未来、「この3人でまた新しい音源を出したいって」

【インタビュー第三弾】FANTASTIC♢CIRCUSが語る未来、「この3人でまた新しい音源を出したいって」

  • BARKS
  • 更新日:2022/01/15
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元FANATIC♢CRISISの石月努(Vo)、kazuya(G)、SHUN.(G)といったフロントマン3人によるユニットFANTASTIC◇CIRCUSが5月14日、日比谷野外音楽堂にてワンマンライブ<転生-TENSEISM- FtC 30th ANNIVERSARY>を開催する。同公演はタイトルどおり、“FtC”結成30周年を記念して行われるものであり、生まれ変わりを意味する“転生”には、彼らの現在、過去、未来が宿るに違いない。

◆FANTASTIC♢CIRCUS 画像 / 動画

日比谷野外音楽堂ライブ開催を発表した3人の現在について語ってもらったインタビュー第一弾、疾風怒濤の勢いで駆け抜けたFANATIC♢CRISIS当時と解散後のそれぞれが赤裸々に語られたインタビュー第二弾、そして第三弾インタビューはFANTASTIC♢CIRCUSの未来がテーマだ。<転生 TENSEISM>と名付けられた30周年記念公演について、その先のFANTASTIC♢CIRCUSについて、3人に語ってもらった連続インタビュー完結編をお届けしたい。

◆   ◆   ◆

■ファンの皆さんの思い出を
■汚すようなことは絶対にしたくない

──第一弾インタビューで、2022年5月14日の日比谷野外大音楽堂公演<転生 TENSEISM>は2019年のディナーショウとは違うものになるとお話していただきました。つまり一夜限りのFANTASTIC♢CIRCUSではなく、新たなユニットとしての心構えを持っているということだと思うのですが。

石月:そうですね。今回、また3人で一緒に演るにあたって、ライブタイトルに“転生”という言葉を使ってるんでよ。やっぱり5人でFANATIC♢CRISISだったわけだから、当然FANATIC♢CRISISではない。その中のフロントマン3人が、FANATIC♢CRISISからFANTASTIC♢CIRCUSに転生した、というような感覚ですね。

──なるほど、転生には生まれ変わりという意味があります。

石月:一度終わったものは、終わったことに間違いないと思うんです。それが時を経て転生した。形は変わったけど、楽曲もみんなの想いも残っている。つまり、“新しい形なんだよ”っていうことを伝えたいんですけど、だとしてもファンの皆さんの思い出を汚すようなことは絶対にしたくない。

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──その言葉を聞いて安心するファンの方々も多いと思います。

石月:インタビュー第二弾で「昨日、ミュージックビデオの撮影をした」と言ったじゃないですか。それはFANATIC♢CRISISの楽曲「火の鳥」を2022年バージョンとしてリメイクしたもので。

──新アレンジですか?

石月:すべて録り直して、ミュージックビデオも新たに撮りました。“転生”というキーワードと「火の鳥」という楽曲の持つ物語が紐づいたという。

──まさに、“生まれ変わったトキも きっと見つけ出すから 君の事を”という歌詞どおり。不死鳥ですね。「火の鳥」という1998年発表の代表曲を20数年後の今、リメイクしたことで、なにか感じたことはありますか?

kazuya:「火の鳥」の土台は僕が作ったんですけど、“このコード進行と転調が当時から好きだったんだな、俺は”っていうことに改めて気づくことができました。特に転調は、今もよく使う形と一緒でしたからね。好きなことが一貫しているというのは、自分自身、面白い発見でした。プレイ的には難しいことをしていたんだなと思いましたね。

──ということは、ある程度原曲に忠実なアレンジとプレイということですか?

kazuya:他のバンドのリメイクとかを聴いたりすることもあるんですけど、そこでヘンに上手くなってたり、音が良くなってたりすると、僕、萎えてしまうんですよ。

石月:わかるわかる。

kazuya:若さゆえの荒々しさとか込みで良かったわけですから、プレイも音もガチガチにしないほうがいい。そういうところを意識して、今の環境下で当時の感じを再現しました。そういう挑戦も面白かったですね。

SHUN.:実はコード進行も微妙に変えようとしたんですけど、変えられなかったんですよ。理論的に正しいコードを試してみても、なんか気持ち悪い。だからあえて当時のコードのまま弾きましたね。

kazuya:最初、俺のパートを弾いたよな? “なんか聴いたことあるギターフレーズだなぁ……って、それ俺のパートじゃね?”ということになり(笑)。

──SHUN.さん、ご自分のパートを覚えてなかったんですか?

SHUN.:ところどころ自分のパートを弾かずにkazuyaのパートを弾いていたっていうのは、FANATIC♢CRISIS当時もそうだったんです(笑)。

──わかるようなわからないような話です(笑)。

SHUN.:これはあくまでも個人的に思ってることなんですけど、原曲を超えるリメイクってあまり存在しないんですよ。そういう意味では、当時よりワンランク上がったものになってればいいなっていう気持ちで再現してみて。そうしたら、やっぱり原曲が耳に残っていて、それがkazuyaのパートだったという。

石月:ははは。僕もふたりと一緒で。原曲とリメイクを比べても、“あれ? これどっちだっけな?”っていうくらい、聴感上はあまり変わらないかもしれないんだけど、よく聴き比べてみるとハイブリットになってるという形が望ましいと思っていましたね。

kazuya:そうそうそう!

石月:当時ライブで数百回と演った曲じゃないですか。体にこびりついてるものがあるから、その感じを意識して歌いましたね。テイクを重ねることもほとんどなかったし。ライブバージョンじゃないけど、ライブを意識したレコーディングではありました。

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──リメイクバージョンには過去と現在が詰まっているわけですね。“転生”という言葉からは未来も感じるんですよね。つまりリメイクのみならず、FANTASTIC♢CIRCUSが新しく生み出す楽曲にも期待してしまうのですが。

石月:未来は感じてもらいたいと思ってますよ。まだどうなるかわからないですけど、「この3人でまた新しい音源を出したい」っていう話もしてるんですよ。

──それは、嬉しいニュースです。

石月:新曲の母体みたいなものを僕が数曲作っていて。すでに2人にも聴いてもらっています。それが本当の意味での第一歩になると思ったので、やっぱり3人で一緒に、その音源を聴きたいじゃないですか。それでいくつかのイヤホンをひとつにまとめて繋ぐことができるタコ足のような分配器を見つけて、“これはいい!”って買っておいたんです。で、「今度会うとき、イヤホンを持って来てね」ってメッセージしておいたのに、持ってこない人(kazuya)と、持ってきたはいいけどピンの形状違いでハマらない人(SHUN.)がいて(笑)。まぁ、このふたりらしいですよね(笑)。

Kazuya:僕はワイヤレスなんでね(笑)。ただ、この感じが石月 努なんですよ。僕だったら先に音源データを送っちゃって、それを元にやり取りすると思うんですけど。わざわざ「聴かせたいものがある」って飯を兼ねて呼ぶという(笑)。

──効率よりも感情を優先したところが石月さんらしいです。石月さんは3人で気持ちを共有したかったんですよね?

石月:そうなんですよ! 今はそういうモードですね。一緒に一喜一憂したいっていう。

kazuya:結局、イヤホンのタコ足が使えなかったんで、努のイヤホンで回し聴きしましたけど(笑)。

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──ははは。FANATIC♢CRISISの石月さんぽい曲でしたか?

kazuya:それはやっぱり、そう思いましたよ。

石月:ギターサウンドに近しいシンセは入れてるにしろ、めちゃめちゃ伸び代がある状態の音源を聴かせたので。あとは好きにやってほしいなって。僕はそれがどう仕上がっていくか、楽しみでもあります。

──新たなアーティスト写真の衣装もFANATIC♢CRISIS当時を彷彿とさせるところがあります。

SHUN.:それは石月君だけじゃないですか(笑)? 僕も見たときに思いましたもん。昔の努やん!って。

石月:いや、実際にはああいう服を着たことないんですけど、印象としてはありますよね。当時のテイストは残したいと思っていたので、そこは大事にしていますね。

◆インタビュー【2】へ

■転生しての初ライブを
■ファンと共有したい

──日比谷野外大音楽堂公演はバンド形態で行うんですよね。

石月:そうです。ドラムはLa'cryma ChristiのLEVINちゃん、ベースはSIAM SHADEのNATCHINさんです。NATCHINさんとは3人とも直接的な面識はなかったんですけど、LEVINちゃんからの紹介で。

──FANATIC♢CRISISと同時代を駆け抜けたふたりがサポートとして参加されるわけですね。それはますます楽しみです。

石月:さっきの「火の鳥」じゃないですけど、この5人も、転生して今、再び巡り合うっていう感じですよね。初ライブっていう感覚もあるんですよ、今回の日比谷野音は。

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──では最後に、日比谷野外大音楽堂公演に向けてメッセージを。

SHUN.:僕、第一弾インタビューのときにひとつ嘘をつきまして。「FANATIC♢CRISISが終わって、別に何もやり残してきたものはない」と言いましたけど、ありました。それも日比谷野音に残してきたんですよ……でもやっぱり言えねぇなぁ(苦笑)。

kazuya:あぁ、日比谷野音でやってたSHUN.のコーナーみたいなヘンな出し物? あれ、またやりたいの(笑)?

SHUN.:逆! やりたくない。日比谷野音は一番好きな会場なんですけど、あんまりいい思い出がなくて……。

kazuya:彼は、あの出し物が本当に嫌だったみたいで(笑)。いろいろやったよね、踊ったり、手品したり。

SHUN.:某演歌歌手とデュエットしたり。……一回、会場で泣きましたもん、「出し物はもうやりたないんじゃー!!」って。僕は普通にギターだけ弾きたかったんです。

石月:これって、“実は当日やりますよ”っていう壮大なフリ(笑)?

kazuya:当日、“やっとるやーん!!”ってなったらオモロイな(笑)。

SHUN.:だったら僕、このプロジェクトから下ります(笑)。真面目な話、今回はユニットとはいえバンドだし、バンドってやっぱり一番はライブだから。会場にいる人たちとひとつになることが大事だと思ってるんです。さっき努が言った「転生しての初ライブ」をファンと共有したい。一緒にいい思い出を作れたらいいですね。

kazuya:僕が音楽をやってる理由って、ファンの皆さんの“人生の彩り”になれたらいいなって、そのためなんです。今回の開催発表を聞いて、少しでも気になってくれたら、僕はそれだけでも十分。もしライブに来てくれたなら、必ずハッピーになれるような空間を作るので、楽しんでほしいと思ってます。

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──今の3人だからこそのサウンドとパフォーマンスが見られそうですね。

kazuya:バンドはいつか終わりが来ることを、僕らのファンの皆さんはわかってると思うんです。“次の機会に行こう”と思っているとしたら、それは必ずしも次があるわけじゃない。気になる方にはぜひ観ていただきたいですね。解散当時よりも、今の僕のほうがいいと思ってるし、今の僕を見てほしいし、今の僕らを見てほしい。

石月:当時kazuyaが「日比谷野音はお祭りだよね」と言ってたのを覚えているんです。僕らにとっても、FANTASTICS(ファン)にとっても、日比谷野音は年に一回の欠かせない行事みたいなものだったから。2022年5月14日は、できれば大声でみんなで笑って泣いて、この転生を祝えたらいいなっていう気持ちです。だから日比谷野音は大規模なアニバーサリーパーティーだし、お祭りみたいな感じですね。

──日程も場所もFANATIC♢CRISISの大切なものだし、FANTASTIC♢CIRCUSとしては新たな第一歩であるわけですから、まさしくお祭りでありお祝いすね。

石月:新型コロナウィルスの情勢がどうなってるかわからないですし、この状況がもし続いていたとしても、“野外だから安心して来て”って言いたいですね。もちろん、僕らもやるべき対策はすべて講じますから。当時のファンはもちろん、FANATIC♢CRISISをリアルタイムで知らない人たちにも観てほしい。千倍返しじゃないですけど、感謝の想いと感動を必ずお届けしますから。

取材・文◎牧野りえ/梶原靖夫 (BARKS編集長)

■FANTASTIC◇CIRCUS<転生-TENSEISM- FtC 30th ANNIVERSARY>

2022年5月14日 (土) 日比谷野外大音楽堂
open16:00 / start17:00
▼チケット
前売:10,000円(税込) / 当日:10,500円(税込)
一般発売:2022年3月5日(土)10:00
プレイガイド:チケットぴあ / ローソンチケット / イープラス
【1次先行受付(チケットぴあ受付)】
受付期間:2022年1月8日(日)18:00~1月16日(日)23:59
受付URL:https://w.pia.jp/s/ftccircus-22of1s/
【2次先行受付(チケットぴあ受付)】
受付期間:2022年1月29日(土)〜2月6日(日)23:59
受付URL:https://w.pia.jp/s/ftccircus22of-2s/
【プレイガイド先行受付】
受付開始:2022年2月11日(金)~
主催・企画・制作:FANTASTIC◇CIRCUS実行委員会
協力:ソーゴー東京
(問)SOGO TOKYO 03-3405-9999

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August 6, 2021
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December 25, 2021
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Special Live 開催決定‼️

FANTASTIC◇CIRCUS
-転生 TENSEISM-

2022.05.14 @日比谷野外大音楽堂

[ACT] #石月努#kazuya#SHUN . #FANATICCRISIS #FANTASTICCIRCUS #日比谷野外大音楽堂 #転生 #火の鳥 pic.twitter.com/fWHpGF6xj9
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December 31, 2021
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