トランプ政権、移行期間中に死刑執行 131年続いた伝統を無視

トランプ政権、移行期間中に死刑執行 131年続いた伝統を無視

  • AFPBB News
  • 更新日:2020/11/20
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米刑務所内の薬物注射刑執行室(2000年2月29日撮影、資料写真)。

【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領が大統領選での敗北を認めない中、トランプ政権は19日、131年間続いた伝統を破って政権移行期間に死刑を執行した。

米司法省の発表によると、アフリカ系米国人のオーランド・ホール死刑囚は19日夜、インディアナ州の刑務所で薬物注射による死刑を執行された。同死刑囚は16歳の少女を誘拐しレイプ後に殺害したとして1995年に有罪となり、死刑判決を受けていた。

米最高裁の判事9人のうち、トランプ氏が10月下旬に指名したエイミー・コニー・バレット判事ら保守派6人が執行を認める判断を下し、執行停止の申し立ては却下された。バレット氏にとっては初の死刑判断となった。

米連邦レベルでの死刑執行は、今年7月に17年ぶりに再開されてから8人目。トランプ政権は12月末までにあと2人の死刑執行を予定している。

米国ではこれまで131年間、任期終了間近のレームダック(死に体)政権は新政権発足までの移行期間の死刑執行を控え、次期政権に執行の判断を委ねるのが伝統だった。大統領選で勝利を確実にしている民主党のジョー・バイデン前副大統領は、死刑反対派だ。

今回の死刑はまた、新型コロナウイルス流行で刑務所内に感染者が多数出ていることから、各州政府が州裁判所での死刑執行を事実上中止している中で執行された。【翻訳編集】AFPBB News

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