東福岡が見せた異次元の強さ 花園の死闘に残った「悔い」胸に進化

東福岡が見せた異次元の強さ 花園の死闘に残った「悔い」胸に進化

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2021/02/23
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ラグビーの第43回全九州高校新人大会は22日、大分県由布市の湯布院スポーツセンターで2回戦4試合が行われた。前回王者の東福岡は18トライを決める猛攻で鹿児島実に124-5で大勝した。CTB平翔太(2年)が全11本のゴールを成功させてチームに勢いをつけた。

新型コロナウイルスの影響で準決勝、決勝は行わない。2回戦で勝った4校と大会後の選考会議で選ばれた大分東明が3月に埼玉県熊谷市で開催予定の全国高校選抜ラグビー大会の出場権を得た。

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東福岡が異次元の強さを見せつけた。鹿児島実に1トライを許したものの、18トライで124点。前半11トライを決めて相手を一気に突き放した。「まずは勝って選抜大会出場を決めることが一番。チームは始まったばかりなので、これからどの選手をどう組み合わせるかを考えていきたい」と藤田雄一郎監督は表情を引き締めた。

キッカーの平が成功率100%の正確なキックでチームに勢いをつけた。強風が吹きつける悪コンディションの中、正面だけではなく、左右のタッチラインギリギリの位置からのキックも成功させた。「練習で風も計算して蹴りました。100%を狙っていました」と平は笑みを見せた。

1月の全国高校大会準々決勝、東海大大阪仰星戦。正キッカーが負傷し、途中からキッカーを任されたのが平だった。「準備も練習も十分していなかった」と突然回ってきた役目に戸惑った。試合終盤で反則を取ったときも「不得意な位置だったので決められる自信がなかった」とPGを蹴らずに得点機を失った。チームは同点のまま18分超のロスタイムを戦う死闘の末に引き分け。抽選で準決勝進出を決めたものの「自分が蹴っていれば勝てていた」と悔いが残った。

準決勝で敗退した花園から帰ると、毎回の朝練習でどの位置からでも決められるように黙々とキック練習を繰り返した。県大会では失敗もあったが、大切な試合で練習の成果を出した。

「今年はFWも大型で選手がそろっているのでこれからが楽しみ」と藤田監督が期待を寄せる。目標はもちろん、5年ぶりの全国制覇。まずは開催予定の選抜大会で頂点を狙う。「キックの精度を高めてどの試合も100%成功させたい」。平が力を込めた。(前田泰子)

西日本スポーツ

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