
【寒波ドキュメント高知③】交通、停電、農作物への影響
幡多郡大月町の国道では車の横転も―。
警察によると、24日夜、凍結した路面でスリップしたとみられていて、けが人はいないという。
路面の凍結などによる交通事故が多発している。
県警によると、24日から25日午前11時までに、積雪の影響とみられる人身事故が7件、物損事故が66件確認されている。
また、停電が、宿毛市、大月町のそれぞれ一部地域で最大約600件確認されたが、25日昼過ぎまでに、復旧が完了している。
農作物にも影響が出た。
高岡郡佐川町黒原の織田敦善さんのハウスは、昨年12月の大雪で屋根が壊れるなど約半数が被災している。
しかし、今回の寒波で倒壊していない区画にも冷気が侵入し、収穫前のイチゴが凍結。イチゴは、一度凍ると細胞が壊れて柔らかくなってしまうため出荷できなくなり、大雪と寒波であわせて7割が被害に遭ったという。