これからの時季食べたくなる、心も身体もほっこりするグルメ。
【写真を見る】手打ちうどん屋の “もちもち肉まん”・食べて “びっくり回転饅頭” 個性あふれる3店舗の饅頭をご紹介!
今回は個性豊かな「饅頭(まんじゅう)」をご紹介します。
こだわりの“もちもち”食感で看板商品に!
熊本市中央区南熊本の『吉祥(きっしょう)』。
この場所で営業を始めて12年、元々は手打ちうどんがメインのお店でしたが、常連客からの要望で始めた「肉まん」が今では店の看板商品になりました。
リポーター「(蒸し器を)オープン!ホカホカですね。さっそく割ってみましょう。あんがたっぷり、生地がもっちもちですね」
生地には手打ちうどんと同じ、もちもち食感が特徴の熊本県産小麦粉を使用。
中のあんには、豚ミンチにキャベツ、しいたけなどがたっぷり入っています。
リポーター「あんは本当に甘さがあって、肉も結構大粒で肉汁のうま味が広がります。やっぱりもっちもちの生地が特徴的で、あんまり他ではないような生地ですよね」
もちもちに仕上げるために、うどんには使わない“ふくらし粉”を入れています。
さらに、小麦粉にもこだわりが。
吉祥 田中紀嗣さん「いい小麦粉を使っているのもあるし、小麦粉と水の配合ですかね。(ーー企業秘密?)そうそう」
これからの時季になると、肉まんを求めてお客さんが4倍ほどに増えるそうです。
リポーター「隠れた名店だと思いますよ、ここ!」
妻・静子さん「それはちょっと褒めすぎですよ」
リポーター「いやいやいや。おいしいですね。びっくりしました」
手土産にも人気のスイーツ饅頭
続いてやってきたのは玉名市の「肥後節菓むらた」。
創業60年、地域で愛される和洋菓子店です。
和菓子も洋菓子も並んでいる店内、その中で今回の紹介する商品は「チーズ饅頭」。
20年ほど前に販売を始めた看板商品。クッキー生地にチョコチップを合わせ焼き上げていて、中にはクリームチーズがたっぷりです。
リポーター「こんなに中がとろんとしたチーズ饅頭って珍しいですね」
お菓子のむらた 鍬本誠之さん「宮崎が有名ですけれど、それをちょっとアレンジしました」
宮崎ではお土産としても定番の「チーズ饅頭」。
その味にほれ込んだオーナーが本場のものを食べ歩き、2年間試作を重ねて販売にこぎつけました。
リポーター「優しい酸味がチーズにあるんですよね。それとクッキー生地の香ばしさとチョコチップの甘さが絶妙な三位一体」
ーー1日何個ぐらい作るものなんですか?
鍬本さん「最低でも500個は作っています」
なんと、一日500個を手作業で作っているそう!お土産や集まりにもっていく人もいるということで、毎日買いに来る方がいるほどの人気ぶり。
リポーター「玉名の人は羨ましいですね」
鍬本さん「是非熊本市内からもいらしてください」
学生を魅了した“食べてびっくり”の饅頭
玉名市・高瀬目鏡橋のたもとにある回転饅頭の専門店「USAGIYA」。
バリエーションは12種類あります。
中でも名物は…?
USAGIYA 山本雄一さん「海のつぶやきです」
なんだか分からない商品名に驚くリポーター、山本さんから「食べてみれば分かる」と言われ、まずは食べてみることに。
見た目は普通の回転饅頭ですが、その中身とは…?
リポーター「これたこが入ってます?」
山本さん「はい、たこ焼きです」
リポーター「たこが入っているから“海”なんですね」
たこの他にも、たこ焼きにかかせないキャベツと紅しょうが、そしてたっぷりの天かすが入っています。
中身はとろとろ系のたこ焼きのようとリポーター。
リポーター「かなり大きめのたこが入っていて、ソースも中にしっかり入れ込んであります。回転焼きの生地ってちょっと香ばしくてふんわり甘味がある、それとソースの組み合わせがなかなか絶妙にマッチしますね」
リポーター「これ1個120円ですよね。値段安くないですか?」
山本さん「高校生相手だったからその値段に設定している」
8年前にこの場所に移転するまでは、玉名高校の前で30年営業していたという「USAGIYA」さん。
山本さん「その頃高校生だった子が結婚して子どもができ、その子どもを連れて来てくれるんですよ」
この日も次々にお客さんが。
常連客「体調を崩された人に持っていこうかなと思って、(贈り物とかお土産に)みなさん喜ばれますのでお配りしたら間違いないです」
常連客「きょうは20個買います」
リポーター「いい思い出の味になりそうな、そんな優しさがありますね。饅頭に愛がいっぱい詰まっています