
国内初の内密出産で生まれた赤ちゃん。熊本市の大西市長は、戸籍を作成したことを明らかにした。
国内初の内密出産で生まれた赤ちゃん。熊本市の大西市長は、戸籍を作成したことを明らかにした。
■熊本市 大西一史市長
「1例目のお子さんについての情報だが、戸籍が作成されたと」
2021年12月に国内初の内密出産で生まれた赤ちゃんについて、大西市長はこれまで「個人の特定につながる」として、戸籍を作成したかどうか明らかにしない方針を示していた。
しかし13日の会見で初めて「個人の特定につながらないと考えた」として、戸籍を既に作成したことを明らかにした。内密出産をした慈恵病院は、出生届を提出せず、法務省の要請を受けて赤ちゃんの生まれた日と場所の情報を熊本市に提供していた。熊本市西区の区長が、この情報をもとに親の名前が空欄の「一人戸籍」を作成したという。