
お花見水槽の中を泳ぐサクラダイ。雄の体には桜の花びらのような模様がある=静岡県沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで、2023年3月19日午後2時37分、石川宏撮影
桜の造花を入れた水槽にサクラダイを泳がせる「お花見水槽」が静岡県沼津市内浦長浜の水族館、伊豆・三津シーパラダイス(みとしー)にお目見えした。桜の季節限定の、みとしー恒例の演出だが、あでやかに美しい水槽は別世界のよう。
サクラダイは雄の体に桜の花のような斑点模様があるハタ科の魚。駿河湾にも生息する。生まれた時は全て雌で、生後2年ほどたつと一部の雌が雄に性転換し、桜模様が現れる。お花見水槽には体長10~20センチの35匹のサクラダイが泳ぎ、うち約20匹が雄という。赤い照明を浴びて、時折体をくねらせながら、鮮やかな姿で来館者を楽しませていた。展示は4月9日まで。【石川宏】
毎日新聞