大学3年でJ1福岡内定もケガでもどかしい8カ月...「天性のストライカー」が全日本大学トーナメントで完全復活へ

大学3年でJ1福岡内定もケガでもどかしい8カ月...「天性のストライカー」が全日本大学トーナメントで完全復活へ

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2022/08/06
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J1アビスパ福岡への来季入団が決まっている福岡大のFW鶴野怜樹(4年)が学生最後の大暴れに意欲を燃やしている。昨年末に負傷した右太ももの状態も回復。18日開幕の全日本大学トーナメント(決勝は東京・味の素フィールド西が丘)に加え、福岡の特別指定選手としてJリーグのピッチに立つチャンスもあるからだ。大学3年でJの内定を勝ち取った「天性のストライカー」。完全復活の日が近づいている。

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1歩目からフルスピードで走れる速さ。ペナルティーエリアで何かを起こすFW鶴野は復帰を待ちきれない。「早くサッカーがしたい」と笑顔を見せる。右太ももの肉離れによる長期離脱から練習強度を徐々に上げ、全日本大学トーナメントの出場を見据えられる段階まで戻してきた。

大学2年時に右膝を負傷し、復帰は大学3年の夏だった。そこからゴールを量産してJリーガーへの道を切り開いた。J1で健闘しながら、得点力不足に悩むアビスパの課題を解消できる逸材として、その才能にほれ込んだクラブが、大学3年だった昨年9月に2023年加入の内定を出した。

だが、その後、右太ももの肉離れで戦列を離れることに。年末の全日本大学選手権で復帰し、Jリーグ内定選手9人を擁していた法大との2回戦の後半27分から出場。同36分にクロスに反応してスライディングでネットを揺らし、1ー0の勝利に貢献したが、準々決勝で右太ももを再び痛めた。

そこから、もどかしい8カ月をすごした。福岡大の主将に就任したものの、試合に絡めない日々が続き、「眠れない日もあった」と言う。地道なリハビリを経て、乾真寛監督は「8割ぐらいの状態。少しの時間があれば得点に絡める」と太鼓判を押す。

アビスパのプレースタイルを「当たり前のことだけど、守備を絶対にサボらない。前に速いサッカーは自分に合っている。練習に参加していて楽しかった」とフィットに自信を示す。

福岡大を日本一に導く活躍はもちろん、特別指定選手としてJ1への出場にも意欲を示す。リーグ戦、ルヴァン・カップ、天皇杯と過密日程が続くアビスパの「秘密兵器」になる可能性を十分に秘めている。(向吉三郎)

鶴野怜樹(つるの・れいじゅ)2001年1月26日生まれ。熊本県津奈木町出身。幼稚園から兄の影響でサッカーを始め、中学までヴィラノーバ水俣でプレー。立正大淞南高に進み、3年時には全国高校選手権1回戦で2ゴールをマーク。3回戦で矢板中央に敗れた。168センチ、63キロ。利き足は右。

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J1福岡への加入が内定している福岡大の鶴野

鶴野が不在の間、ゲームキャプテンとしてチームをまとめた永田一真(4年)もJリーグ入りを目指している。岡山学芸館高出身でボランチからFWに転向して開花。天皇杯の福岡県予選では決勝で0-0からのPK戦で敗れたもののJ3北九州を苦しめた。「前線からの守備や運動量は通用すると思う。ゴール前で仕事ができる。得点を決めきる選手になりたい」と自信と課題を口にした。

全日本大学トーナメントで、福岡大は北海道教大岩見沢校と日本文理大の勝者と21日に初戦の2回戦に臨む。永田は「4強入りすれば優勝も見えてくる。チームとしても、個人としても目標を達成したい」と好成績でJにアピールすることを誓った。

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九州大学サッカートーナメントを制して表彰を受ける鶴野(右端)、永田(右から2人目)ら福岡大の選手た(福岡大提供)

西日本スポーツ

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