
3安打1打点の慶大・朝日晴人内野手(左)と、2安打3打点の善波力捕手
東京六大学野球春季リーグ第6週第1日(慶大7-4明大、14日、神宮)3季連続優勝がかかる慶大は、12安打7得点と打線がつながり、首位の明大に先勝した。一回に4番・萩尾匡也外野手(4年、熊本・文徳高)の2点適時三塁打などで3点を先取。三、五、七回に追加点を挙げ、試合を優位に進めた。
今春から正捕手としてマスクを被る善波力(つとむ)捕手(3年、慶応高)が2安打3打点とけん引。「打席に入る前に頭の中を整理して、シンプルにピッチャーのボールに集中することだけを考えた。それがうまくいったのかなと思います」と頬を緩めた。
父は明大前監督の達也氏。父親が長年指揮を執った明大との対戦だったが、「そこに関しては意識してもいいことがないと思うので、特別な感情は入れずにやりました」と話した。
一回に左前へ適時打を放つなど、3安打1打点の朝日晴人内野手(4年、彦根東高)は「1打席目に監督から『打ちにいけ。向かっていけ』と声をかけてもらったので、それだけ意識していたら、いいところに打球がいったのでよかったです」と笑った。