目標の振り返り法は?できる人とできない人で生まれる成長格差

目標の振り返り法は?できる人とできない人で生まれる成長格差

  • 幻冬舎ゴールドオンライン
  • 更新日:2022/06/23
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振り返りの効用は、「成果を出しやすくなる」ことです。目標設定した後、目標に対しての振り返りは欠かせません。良い結果であれ、、悪い結果であれ、振り返りを行うことで、「やりっぱなし」で終わるのを防ぎ、経験をリソース化することができます。エグゼクティブコーチの大平信孝氏が著書『部下は動かすな。』(すばる舎)で解説します。

振り返りの効用は「成果を出しやすくなる」

■セルフリーダーシップメソッド①「 振り返り」

ここまで、「あり方」を整えるためのセルフリーダーシップについて、ご紹介してきました。ここからは、自分の行きたい未来に向かうためのセルフリーダーシップについて解説します。

プラスマイナスゼロのニュートラルな状態に整えることができたら、それで終わりではありません。プラスの価値や未来を創造するために、セルフリーダーシップを発揮していってください。

そのための3つのメソッドをお伝えしていきます。

①「振り返り」
②「理想のイメージ瞑想」
③「本気の30分」を毎日作る

■成果につながる「振り返り」の方法

「目標はたてて終わり」
「行動して、うまくいってもいかなくてもそのままやりっぱなし」
「動いている割に、成果や実績が積み上がらない」

そんな悩みを抱えていませんか?

自分の行きたい未来に向かうための「セルフリーダーシップ」として、効果的な振り返りを実践することをオススメします。

振り返りの効用は、「成果を出しやすくなる」ことです。

定期的に振り返って軌道修正をすることで、「やりっぱなし」で終わるのを防ぎ、経験をリソース化できます。

「うまくいかなかったこと」については、やりっぱなしで振り返らない人は、軌道正ができないので、何度やっても失敗ばかりになってしまいます。

これに対して、振り返る人は軌道修正できるので、再チャレンジしたり、次の行動につなげたりできます。

「うまくいったこと」については、振り返らない人は一喜一憂して終わってしまうので、再現性がなく、「いい状態・いい結果」が長続きしません。

これに対して、振り返る人はうまくいった原因や状況を理解することができます。うまくいったことがその場限りになるのではなく、リソース化して、再現性が高まり次の行動に活用することができます。

つまり、「振り返り」を活用することで、うまくいったときもいかなかったときも、成果が出しやすくなるのです。

■「振り返り」はいいが、「ダメ出し」はしない

ところで、「振り返り」と混同してしまう概念として、「反省」があります。

振り返りのつもりで、反省して落ち込んでしまう方もいます。

たとえば、振り返っているつもりでも、いつの間にか「ダメ出し大会」をしてしまう方がいます。

すると、後悔と自己卑下、自己否定になってしまうことがあります。結果的に、

「やっぱり自分は全然できていない」
「こんなに頑張ってもうまくいかないなんて、才能がないからダメなのかも」
「行動しても無駄だった」
「自分なんてダメダメだ」

といったネガティブな思考で自己肯定感を下げ、自信を失ってしまうのです。

「反省」と「振り返り」は違います。

両者とも、「行動後に顧みる」という意味では同じです。

反省は「できなかったこと・うまくいかなかったこと」だけにフォーカスして、次に同じミスや失敗をしないように改善することがメインになります。

これに対して振り返りは、「できなかったこと・うまくいかなかったこと」だけでなく、「うまくいったこと・よかったこと」も扱います。

つまり、振り返りは「よかったこと・よくなかったこと」の両方を扱うのです。

「反省は得意だけれど、振り返りは苦手」という方は、振り返りのうち半分はできています。あとは、意識して「うまくいったこと・よかったこと」についても顧みればいいのです。

うまくいった原因を特定することで再現性を高められるようになれば、振り返り上手になれます。

まず「できたこと」、次に「課題」を振り返る

■振り返りの3つのポイント

振り返りのポイントは3つあります。

【ポイント1】振り返りの「頻度」

振り返る頻度ですが、まずは1週間単位で振り返ってみることをオススメします。

実際に振り返るタイミングとしては、「1日、1週間、1カ月、3カ月、半年、1年」など様々あります。

振り返ることにあまり慣れていない方は、まずは1週間ごとに振り返りをするのが取り組みやすいです。

具体的には、「毎週金曜の夜9時、土曜の朝7時、日曜の夜8時、月曜の朝6時」など、振り返る時間を固定してしまいましょう。

ちなみに1週間ごとの振り返りにかける時間は、5分から30分くらいを推奨しています。まずは、15分を目安に1週間の振り返りをしてみてください。

【ポイント2】振り返りの「順番・やり方」

必ず「うまくいったこと→うまくいかなかったこと」の順番で振り返りましょう。

この順番が大切です。

つまり、まず「できたこと」から振り返り、次に「課題」について振り返り、その結果をアクションプランにして、翌週・翌月のスケジュールに反映させていきます。

もう少し詳しく説明すると、「うまくいったこと」については、うまくいった原因や背景を明確にできると、別の場面でも横展開できるので、今後、別の仕事やプロジェクトをするときも、成功の再現性を高めることができます。

次に「うまくいかなかったこと」についてです。

「今の自分の実力・現状でできるはずだったこと」であれば、軌道修正をすればすぐにできるようになります。それ以外のうまくいかなかったことについては、まず「できるようになる必要があるか?」を再度考えてください。

必要がないものであれば、リリースしてしまいましょう。

再考してもやはり、できるようになる必要があるものは「どうしたらできるようになるか?」のセルフ作戦会議をしてみてください。

【ポイント3】振り返りの「活用の仕方」

せっかく振り返りをしても、既にやるべきことで手一杯なので、実際の行動に反映させることが難しいという方もいます。

振り返って得た知見を、仕事や日常生活に活用できないとしたら、もったいないです。まずは、「今できている行動に+1行動を付け加える」イメージを持ってください。そうすると、振り返りの知見をスムーズに行動につなげていけます。

もしかしたら、振り返って気がついたことを「どう行動につなげていけばいいか考えるのが苦手」という方もいるかもしれません。

そういう場合は、自分に次の質問をして振り返ってみましょう。

・夢や目標により近づくには、どうしたらいいか?
・もう少し改善できることがあるとすれば、どんなことか?
・このよかった経験を次につなげるには、どうしたらいいか?

これらを考えるだけでも、振り返りを次の行動に反映させていくことができます。

「振り返り」をうまく活用することで、セルフリーダーシップを発揮して、「ぶっとんだ目標」を実現していくことができます。

ぜひ週1回の振り返りから始めてみてください。

大平信孝
株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役

大平 信孝

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