ライブ配信中に突然警察官が現れる、何もしていないのに思わず「自白」―中国メディア

ライブ配信中に突然警察官が現れる、何もしていないのに思わず「自白」―中国メディア

  • Record China
  • 更新日:2021/09/15
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ライブ配信中に突然警察官が現れる、何もしていないのに思わず「自白」―中国メディア

制服姿の警官が、2画面で対話できるライブストリーミング機能を使い、さまざまな格好でライブ配信中のネット有名人の配信ルームに突然現れる。そんな一瞬ドキッとさせられるシーンが話題となり、瞬く間に注目の的となっているのは中国の詐欺防止担当の警察官・陳国平(チェン・グオピン)さん(43)だ。

陳警官がパーソナリティーに対し、詐欺防止アプリ「国家反詐中心」をインストールするよう宣伝する動画が最近、ネット上で大きな話題を集めている。

■「警察です」と聞いた瞬間青ざめるパーソナリティー

「こんにちは、私は、詐欺防止担当のパーソナリティーです。あなたはどんなライブ配信をしているんですか?」。宦官のコスプレをしたパーソナリティーは、突然登場した警察の制服姿の男性にこう話しかけられると、笑顔が一瞬にして固まり、「バ、バラエティです。面白おかしいことをしゃべっているだけです。何も悪いことはしていません」と、突然、身の潔白を証明しようと「自白」し始めた。

陳警官はそんなパーソナリティーらに、まずは「国家反詐中心」のアプリを紹介し、それから「視聴者に国家反詐中心アプリを宣伝してほしい」という「重要な任務」を依頼。パーソナリティーらはすぐさま、「お巡りさん、安心してください。必ず宣伝しておきます!」と「任務」を引き受けた。

■警官の制服をコスプレと疑われたことも

陳警官が画面に現れると、あるメイドのコスプレをした「女性」パーソナリティーは、「今日のコスプレのテーマは?」と聞いてきたこともあったという。そんなパーソナリティーに対し、陳警官が「私はコスプレをしているのではなく、詐欺防止担当の警察です」と真剣な表情で話し始めると、パーソナリティーの表情は少しずつ青ざめていき、しどろもどろになり、「これはかつらで、顔はフィルター機能を使っています」と、実は「男性」であることを「自白」し始めた。

その後、「教育的指導モード」にはいった陳警官は、「顔がかっこよくても、かっこ悪くとも、それは外見に過ぎない。本当に大切なのは心。『国家反詐中心』はインストールしていますか?」とパーソナリティーにたずねるのだった。

■人気パーソナリティーが次々と「詐欺防止のPR要員」に

ライブ配信の最後の方になってくると、まるで「フィードバック」のように、陳警官とマイクがつながるや、パーソナリティーはすぐさま「国家反詐中心」のアイコンを表示し、「そう、そう、そう」と思わず陳警官を笑わせていた。

陳警官は3日、ライブ配信を3回行い、その長さは合わせて6時間、視聴者は最多で78万人を数えた。最終的に、累計延べ8000万人が視聴した。詐欺防止業務を担当している普通の警官が、社会現象を巻き起こすほどの話題になるとはだれも想像しなかっただろう。

陳警官は、「アプリを宣伝するためにどうしたらいいのか、いろいろ考えた。そして、チップや広告は絶対に受け入れず、利益を得ることなく宣伝だけに徹した」と説明する。ライブ配信ルームに入り視聴する人が増え、高く評価され、大きな話題になると、陳警官のプレッシャーは頂点に達した。そして、陳警官は9日には、「ライブ配信は中止する」と発表。ただ、「詐欺がある限り、詐欺防止に関する宣伝はやめない」とし、アカウントの更新は続けている。

陳警官は河北省秦皇島市公安局海港分局詐欺防止センターに勤務しており、じっとしていられない性質で、いろんなことにチャレンジするのが好きな警官だ。陳警官には入隊経験があり、警官となってからは、刑事事件を取り扱ったり、麻薬取締官になったり、派出所の副所長として務めたりしたこともある。そして、4年前に、海港分局が特殊詐欺担当チームを立ち上げた時に、詐欺担当の警官になった。これまでに事件を数多く解決してきたものの、陳警官は被害者が失った金銭などを取り戻すことの難しさを次第に知るようになり、犯人検挙よりも、詐欺防止の方がより重要であると考えるようになった。そして、仕事の合間、特に勤務が終わって帰宅後に、ショート動画のアカウントを使って詐欺防止の知識を宣伝しようと試み始めたのだという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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