◇パ・リーグ オリックス1-0ロッテ(2022年5月14日 京セラD)

<オ・ロ>3回1死三塁、三直併殺でピンチをしのぎ、宗(左)を笑顔で迎える山本(撮影・北條 貴史)
オリックスの山本由伸投手(23)が、14日のロッテ戦で復帰登板を果たし、8回無失点の好投で、4勝目を挙げた。
初回、宗の先制適時打で1点の援護を受けると、山本も意気に応えた。3回には1死三塁のピンチを背負うが、高部を三直。三塁走者のエチェバリアが帰塁できず、併殺でしのいだ。
味方打線の援護はその後もなかったが、山本は無失点投球を継続。6回には2死一、二塁でレアードを三ゴロにしとめた。8回には1死一、三塁の大ピンチを迎えたが、佐藤都を二ゴロ併殺でロッテに得点は許さなかった。結局、8回まで118球の熱投で、5安打9奪三振。9回は守護神の平野佳にマウンドを託し、そのまま1-0で試合を締めくくった。
山本は3日のソフトバンク戦で、柳田に自身初の満塁弾を被弾。自己ワーストとなる6回途中7失点(自責6)でKOされ「粘り切れず悔しいです。きょうはそれしか言えることがありません」とコメントした。翌日4日に出場選手登録を抹消され、最短10日となるこの日が復帰登板となった。
4月9日のロッテ戦以降は白星がなく、その間は3戦2敗だったが、35日ぶりの白星となった。