
自民党県連の誓約書について説明する津島会長
自民党県連の津島淳会長は24日、次期知事選(6月4日投開票)の推薦願を出した2氏に提出を求めている誓約書を巡り、仮に署名しない場合でも「最終的な推薦者の候補決定には影響しない」との考えを示した。既に進んでいる選考の手続きが中止されることもないとし「署名の有無が判断材料になるかと言われれば違う。それぞれの判断を尊重する」と強調した。青森市内での取材に応じた。
推薦願は、小野寺晃彦青森市長(47)、宮下宗一郎むつ市長(43)の2氏から提出されている。
関係者によると、誓約書は、推薦候補に選ばれなかった場合でも党推薦候補の当選に最大限協力することを約束する趣旨。党本部に推薦を上申する全県選挙などでは手続き上、誓約書を提出することになっているという。
津島会長は、小野寺、宮下両氏は自民党員ではないため「署名は強制できない」とし、それぞれの判断に委ねるとする一方、「党本部の最終決定には従ってほしいというのも、党のガバナンス(統治)の一つとしてやむを得ない」との見解を語った。