10歳で事故に遭い、25年眠り続けた女の子が令和の時代に帰ってきたらどうなるか。遊川和彦の毒のある物語 <35歳の少女 第1回>(日本テレビ系)

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  • 更新日:2020/10/16

10歳の時に自転車に乗って坂を下っていたらブレーキがきかず、ぶっ飛んで意識を失った。それから25年、眠り続けた望美(柴咲コウ)が、25年ぶり、つまり頭の中は10歳のままで、身体は35歳になってしまって目を覚ました。いかにも、遊川和彦の脚本らしい。出だしから毒がある。退院してきて両親と妹と初恋の人が揃う。
父親・今村進次(田中哲司)と母親・時岡多恵(鈴木保奈美)と、妹の時岡愛美(橋本愛)、それにかつての望美の初恋の人・広瀬結人(坂口健太郎)が揃って、望美の退院を祝おうとする。ところがこれはフェイクの家族で、父母はとっくに離婚していて、就中、父親は別の女・今村加奈(富田靖子)と再婚して幸せにやっている。この家に来たのも久しぶりである。妹は鼻先でせせら笑っている。
父の進次は最初、「出張から帰ってきて久しぶりだ」と芝居をしていたのに、広瀬は職業を聞かれて学校の先生と答えかけ、突然、「学校なんかとっくに辞めた」とべらんめえ調で態度激変。驚いた望美はショックで10歳らしく大泣きを始める。つまり、誰1人としてかつてのいい家族ではない。ただ1人、母の多恵だけが苦労して目覚めぬ望美を支え、白髪交じりの老女になって頑張ってきたのだ。
以後の成り行きが想像できるが、柴咲コウの演技力をもってしても難しそうな役どころである。現代版浦島太郎子の、一種ワープ物語として先行きが楽しみである。令和ニセ平和を思いきり剥せ。(放送2020年10月10日22時~)

(黄蘭)

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