「スローセックス」から10年。アダム徳永がようやく見出した答え

「スローセックス」から10年。アダム徳永がようやく見出した答え

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2018/01/14

身勝手なセックスにうつつを抜かしていた男どもに衝撃を与えた、アダム徳永氏の提唱する「スローセックス」。著書は累計100万部を超え大ブームとなったが、自らスローセックスを実践し続け極めた結果、その先の新しい世界に到達したという。その新世界に到るメソッドが、『男は女を知らない 新スローセックス実践入門』として一冊にまとめられた。

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「ジャンクセックス」をやめなさい

私は「スローセックス」を提唱し、男女の理想とするセックスの啓蒙活動を続けてきました。なかでも『スローセックス実践入門――真実の愛を育むために』は、ベストセラーとなり多大な反響を呼びました。

あれから早10年が過ぎました。おかげさまでスローセックスは静かに浸透し普及しつつあります。私にとってなによりの喜びです。

私は、射精を目的とした男性本位のセックスを「ジャンクセックス」と呼んで批判してきました。

前戯もそこそこに挿入し、激しいピストン運動をして果てる。女性の性器を借りたマスターベーションであり、男性の性欲処理のための稚拙なセックス、それがジャンクセックスです。女性がこんなセックスで気持ちよくなれるはずはありません。しかし、かつてはそれが「フツー」でした。

スローセックスはそれとは対極に位置する、まさに男女が双方向に、カラダを通して愛し合うためのセックスです。男女がいたわり合いながら、ゆっくり時間をかけてともに官能の絶頂に到達するための考え方とメソッドです。

私は、「スローセックスは神さまからのギフトである」と言っています。

有名になった7つの「レインボーキス」、「アダムタッチ」を用いた全身への愛撫、クリトリスと性感スポットの愛撫、6つの基本体位を駆使した交接のルービックキューブテクニック……そうしたスローセックスのメソッドは、確かに私が開発しました。しかし自分が研究し創造したという実感はありません。古今東西の万巻の書物をあさって、性の奥義を探求したわけでもなければ、なにか特殊なトレーニングを積んだわけでもないからです。

女性たちの様々な反応を目の当たりにしながら、「こうじゃないかな……」と思って実践しているうちに、「何となくわかってしまった」というのが正直なところです。官能する無数の女性たちから教えてもらった、というのが、私の率直な実感です。

私は、そんなスローセックスのメソッドに普遍性があるのか――つまり、誰がやっても女性を官能させうるものなのか――「スローセックスの効果」を実証する必要性を感じました。「アダム徳永」としての活動を開始し、初めてセックスのメソッドに関する本を世に送り出したのが2003年のことでしたが、それ以降も研鑽を重ね、1000人以上の一般の女性とセックスをしました。

男性が聞いたら「羨ましい」と思うかもしれません。とんでもありません。私にとってそれは過酷な修行でした。

日々、4時間5時間かけて“フルコース”のスローセックスを続けたのです。たとえるなら、1000日間、毎日48キロの険しい山道を踏破する千日回峰行の阿闍梨のようなものでした。容易ではありません。精根尽き果て、最後は肝臓の病気を患い、死に直面したほどでした。

しかしその過程で、私はセックスで女性が快感に歓喜し絶叫する、「最高の官能美」を見続けてきました。女性の底なしのオーガズムを目の当たりにする度に、男として嫉妬し、神さまに文句を言ったくらいです。

私は、女性を極限のオーガズムに誘うことができます。手をかざすだけで女性を感じさせることができます。ただ抱いているだけで女性をイカせることができます。離れたところにいる女性を遠隔で官能させることができます。これらはいずれも、スローセックスのメソッドを探求する過程で獲得した能力です。

しかし、女性を極限のオーガズムに誘ったり、女性を“気”の力で官能に誘ったりすることは、私だけの特別な才能ではありません。私が思うところ、これは生命体としてのヒトにもともと備わっているものであり、スローセックスのメソッドを習得することで、男性はみな、その能力を発揮することができるようになるのです。

女たちの赤裸々な本音も

私は、1000人におよぶ女性とセックスを重ねることで、多くのことを学びました。私が垣間見た世界は、いままで誰も知りえなかったものです。女性たちが理性や恥じらいを超越し、神々しいまでに歓喜し官能する姿、また、罪悪感から解き放たれ、最後には「女神」へと昇華する姿――それは当の女性自身も知りません。

スローセックスを極めた先に、もう一つの新しい世界、「MEGAMI(女神) SEX」という領域があったのです。

セックスにおける潜在的な女性の凄さは半端ではありません。一度極上の喜びを知った女性の、快感を貪り求める底なしの欲望。男性はその真実を知りません。スローセックスによって本物の官能を体験した女性だけが知っています。

実は、すべての女性がとてつもない性の潜在能力を備えています。その能力は、どこまでも奥深い官能の世界を知ることで開花するのです。そんな「MEGAMI SEX」に至る宇宙的秘密を、スローセックスの実践を通して知りました。

私は今回、自らの体験を通して知りえたセックスの奥深さを、読者のみなさんと共有したいと思っています。

セックスは、生殖行為でもなければ、性欲を満たすためのピストン運動でもありません。それはまさに、男女の愛を体現する崇高な行為にほかなりません。

きっと男性のみなさんは、本書を読むことで、いかに女性に対して無知であったか痛感させられるはずです。自分が抱いていたセックスに対する認識が、いかに低次元であったかショックを受けるでしょう。

そして、セックスは「神聖な行為」であって、「男女に最高の喜びと幸せをもたらす」ことを理解するはずです。また、女性がセックスを通して「女神」になることを実感します。

本書では、私が接してきた1000人の女性が自ら語った赤裸々なホンネも紹介します。男性には耳の痛いものばかりです。しかし、女性たちは男性を待っています。求めています。ならば、それに応えるのが男というものでしょう。

この本を読み終えた男性であるあなたは、セックスの本質に目覚め、セックスを通して女性をこころから愛し尽くしたいと願い始めます。女性であるあなたは、自分でもうまく表現できない「本当の気持ち」が書かれていることに驚くことでしょう。パートナーの男性に伝えてください。

男女が織りなす新しい愛の世界への第一歩がここから始まります。

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