<V6検証>“末っ子”岡田准一に注がれるメンバーの愛 森田剛「V6のときぐらいは何も考えずに笑っていてほしい」

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  • 更新日:2017/08/15

11月にデビュー22周年を迎えるV6メンバーの魅力に迫る連載。トリを飾るメンバーは俳優として大活躍中の岡田准一(36)だ。(zakzak編集部)

■努力家での中堅俳優でありV6の末っ子

2015年の日本アカデミー賞で、最優秀賞主演俳優賞と最優秀助演男優賞をダブル受賞するなど、俳優としていまや日本の映画界に欠かせない存在となった岡田。そんな彼の始まりは、伝説のバラエティー番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(日本テレビ系)だった。

同番組の「ジャニーズ予備校」という企画でオーディションに参加し、「寝起きバズーカ」など、“たけし流”バラエティーの洗練を受け、やがてジャニーズ事務所入りの切符を手にする。

そのオーディションに審査員として参加していたのが、爆発的な人気で当時のジャニーズJr.を引っ張っていた森田剛(38)と三宅健(38)だった。運命を感じずにはいられないが、2人はのちに「あの時、岡田に票を入れた」と話している。

オーディションに合格した直後の夏休み、ジャニー喜多川社長(85)に誘われ上京した岡田は、そのままV6のメンバーに内定。知らぬ間に東京の中学校への転入手続きが済まされ、自らの意思に反して東京での生活がスタートした。

当時、やんちゃ盛りだった「Coming Century」(カミセン)の森田と三宅からたくさんのイタズラを受けながら合宿所の同室で生活。初めて出演したドラマ「Vの炎」(1995年、フジテレビ系)の現場ではスタッフに怒鳴られ、合宿所に戻れば今度はリーダーの坂本昌行(46)から(バレーボールに関する)説教を受け…と、親元を離れた慣れない環境でのたくさんの苦労を重ねた。

「最初の2、3年はほとんど覚えてない」「みんな先輩だし、先生だった」と、岡田はよく当時のことを振り返る。何も分からない世界に飛び込み、必死に食らいついた日々があったから、どんな役にもストイックに向き合うことができる。勉強熱心で向上心があったからこそ、若手俳優から慕われる人物へと成長できたのかもしれない。

そんな岡田にはV6という“アイドル”の仕事に対して反抗する時期もあった。「V6はずっと続くものだとは思ってなくて、二十歳くらいに辞めて、学校の先生になろうと思っていた」というエピソードがよく語られているが、結果的に彼はジャニーズ事務所を辞めなかった。その一因として、ドラマ「木更津キャッツアイ」(02年、TBS系)へ出演したことが大きく、「役者の面白さが分かってきた(から辞めなかった)」(10年10月「ボクらの時代」、フジテレビ系)と語っている。

その後は黙々と役者として認められるための努力を重ねていく。大量の作品を鑑賞したり、そこからカメラのカット割などを書き出したり。役につながりそうな乗馬やアクションなど、引き出しを身につけるため、あらゆる経験を積んだ。岡田が格闘技の師範代も持ち、現在、世界で11人目となる「USA修斗」のフルインストラクターに認定されているという話は特に有名だ。

やがてそれらの努力が結実。企画から参加したドラマ「SP警視庁警備部警護課第四係」(07年、フジテレビ系)のアクションシーンで俳優・岡田准一というイメージを強烈に印象付けた。

その後の彼の活躍はもはや説明不要だろう。13年、主演映画「永遠の0」が大ヒット。翌14年には大河ドラマ「軍師官兵衛」(NHK総合)でも主演を務め、ヒット作には欠かせない俳優へと成長した。

演技面で脚光を浴びる中、メンバーからの指摘にハッとさせられたこともあった。芝居に没頭し始めた当時、長野博(44)から「岡田は最近、メンバーの話の輪に入ってこなくなった」(02年「Duet」4月号)と語られてしまうほど、V6への気持ちが離れていってしまった。岡田にとっては「“その先”を見たくてしようがない時期」(15年「WiNK UP」10月号)だったようで、「(デビューして)13年目ぐらいの時、“アイドルとして誇りを持ってくれ”って健くんに言われて。そこまで言わせたことを反省しました」(15年「WiNK UP」10月号)と雑誌のインタビューで答えている。

今ではメンバーに対し「幸せでいてほしい5人なんです」(15年7月発売のベストアルバム「SUPER Very best」内特典インタビュー)と述べ、温かく素直な思いを口にする岡田。はしゃいだり、甘えた表情も見せるなど、6人でいるときの“末っ子感”は、ソロ活動では絶対に見ることができない一面だ。彼がそんな表情を見せるのは、「俺はね、想像できないから。岡田が背負っているものとか。だから大変だなと思うけど、こうやって(V6で)集まってるときぐらいは何も考えずに笑っていてほしい」(森田剛)、「ここにいるときは、良くも悪くも“岡田”だから(笑)」(三宅、ともに15年8月放送「SONGS」、NHK総合)という、メンバーからの愛情を感じているからこそだろう。

いつも変わらず見守り、自分を受け入れてくれる5人。そんなメンバーのもとでアイドルとして過ごしながら、目標に向かって努力を惜しまない。岡田は今後、どんな俳優へと進化していくのか。注目だ。

■6つの個性が集まり、発するパワーが年々増していくV6

V6は10周年以降、それぞれがやりたいことを見つけ、ソロ活動に重きを置くことでそれぞれの道を究めてきた。年に1度のコンサートツアー以外で6人がそろう機会が減り、ファンは寂しい思いをした。しかしあの時期があったからこそ、各メンバーがそれぞれの場所で評価されるようになった。尊敬の思いを強く持つことで6人の絆も深まり、結果、グループとしてのパワーも増した。

世間で“アイドル”といえば、メンバー同士の仲の良さが語られることが多いが、6人にプライベートな付き合いはほとんどないという。「俺たち仲いいのかな?」と各所で発言するなど、本人たちに仲がいいという自覚はない様子だ。

それでも、6人がそろうとソロ活動では見せない無邪気で柔らかい表情が自然と出てしまい、どうしても“仲がいい”ように見えてしまう。この現象は、6人にとってお互いが安心できる存在であり、V6というグループが自然に素を出せる場所であることを物語っている。

アラフォーグループでありながら、ダンスを踊り続け、激しいパフォーマンスもいとわない。40代に入った「20th Century」(トニセン)メンバーは特に苦労も多いはずだ。しかし、リーダーの坂本は「年齢はネタにしても言い訳にしない」。人知れず体力づくりに励んでいるという。最年長の彼がその努力を続ける限り、V6がパフォーマンスの質を下げることはないだろう。

さまざまな挑戦を重ねることで進化を続けるV6。今後も6人が“大人アイドル”というカテゴリーを牽引(けんいん)し、さらに発展させていくのではないだろうか。まだ見ぬその先へ-。6人の疾走は続く。(おわり)

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