Samsung「970 EVO Plus」に追加された2TBモデルを試す

Samsung「970 EVO Plus」に追加された2TBモデルを試す

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  • 更新日:2019/05/21

最速クラスのパフォーマンスを発揮する定番NVMe M.2 SSDのひとつとなるSamsung「970 EVO Plus」シリーズに、新たに容量2TBモデル「MZ-V7S2T0B/IT」が追加された。容量500GBや1TBモデルなどと同じく、「970 EVO」からのマイナーチェンジモデルで、読み書き性能が向上している。

今回、ほかの容量から約4ヵ月遅れて登場となった970 EVO Plus 2TBモデル「MZ-V7S2T0B/IT」を試す機会を得られたので、前モデル「970 EVO」と比較しつつ、その性能をチェックしていこう。

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Samsung 970 EVO Plus(MZ-V7S2T0B/IT)。PCI Express Gen.3 x4接続のNVMe M.2 SSD。5月末発売予定で予価は6万7000円

第5世代V-NAND採用の970 EVO Plus

970 EVO Plusは、970 EVOの後継となるPCI Express Gen3 x4インターフェースを採用するハイパフォーマンスモデルで、コントローラーにSamsung「Phoenix」、NANDフラッシュメモリーにSamsung「V-NAND 3bit MLC」(3D TLC NAND)を採用している。

基本の仕様は970 EVOと同じになるが、採用NANDフラッシュメモリーには第5世代V-NANDを採用している。970 EVOで採用している第4世代の64層からメモリーセルの積層数を高め、90層以上(正確な積層数は公表されていない)を実現し、読み出し、書き込み速度の向上をはかっている。

2TBモデル「MZ-V7S2T0B/IT」は、シーケンシャルリード3500MB/秒、同ライト3300MB/秒で、NANDフラッシュメモリーの一部を擬似的にSLCとして扱い書き込みキャッシュに利用、書き込み速度の向上を図る「Intelligent TurboWrite」として最大で78GB(デフォルト容量6GB、可変容量72GB)使用。TurboWriteを超える容量の書き込み速度は、1750MB/秒になっている。

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容量2TBモデルのMZ-V7S2T0B/IT。従来モデルと同じく、表面にコントローラー、NANDフラッシュメモリー、キャッシュを搭載

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裏面には各種規格のロゴが入ったシールが貼られている

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前モデルと同じく、裏面シールの下には、放熱性を高める銅箔層が採用されている(※写真は前モデルのもの)

「970 EVO」の容量2TBと比較

970 EVO Plusの2TBモデルMZ-V7S2T0B/ITと、前モデルの970 EVOのMZ-V7E2T0B/ITを用意して比較していこう。テストは8コア16スレッドCPU「Core i9-9900K」を搭載した下記環境で行なっている。

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容量2TBの970 EVO Plusと970 EVOを用意

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ベンチマークで容量2TBのパフォーマンスをチェック

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新たに970 EVO Plusに追加された容量2TBモデル

Intelligent TurboWriteの動作を確認

ベンチマークでのパフォーマンスチェックの前に、「Intelligent TurboWrite」のキャッシュ内とキャッシュオーバー時のライトパフォーマンスを確認するために、HD Tune Pro 5.7のFile benchmarkを容量100GBで実行している。

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File benchmark 970 EVO Plus 2TB(MZ-V7S2T0B/IT)の結果

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File benchmark 970 EVO 2TB(MZ-V7E2T0B/IT)の結果

「Intelligent TurboWrite」の最大キャッシュ容量はともに78GBになるため、File benchmarkの80GB前後でライトパフォーマンスはガクッとダウンしている。

ただ、最新の第5世代V-NANDを採用する970 EVO Plusの2TBモデルとなるMZ-V7S2T0B/ITは、速度低下時に1250MB/秒前後になる970 EVOを上回る1500MB/秒台を維持している。

定番ベンチーマークで性能を確認

定番ストレージベンチマークの「CrystalDiskMark」を使って、970 EVO Plus 2TB MZ-V7S2T0B/ITのパフォーマンスを見ていこう。計測はテストデータ500MB、1GB、4GB、8GB、16GB、32GBの6パターンで行なっている。

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970 EVO Plus 2TB(MZ-V7S2T0B/IT)

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970 EVO 2TB(MZ-V7E2T0B/IT)CrystalDiskMark データサイズ500MB

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970 EVO Plus 2TB(MZ-V7S2T0B/IT)

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970 EVO 2TB(MZ-V7E2T0B/IT)CrystalDiskMark データサイズ1GB

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970 EVO Plus 2TB(MZ-V7S2T0B/IT)

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970 EVO 2TB(MZ-V7E2T0B/IT)CrystalDiskMark データサイズ4GB

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970 EVO Plus 2TB(MZ-V7S2T0B/IT)

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970 EVO 2TB(MZ-V7E2T0B/IT)CrystalDiskMark データサイズ8GB

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970 EVO Plus 2TB(MZ-V7S2T0B/IT)

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970 EVO 2TB(MZ-V7E2T0B/IT)CrystalDiskMark データサイズ16GB

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970 EVO Plus 2TB(MZ-V7S2T0B/IT)

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970 EVO 2TB(MZ-V7E2T0B/IT)CrystalDiskMark データサイズ32GB

読み書き速度が向上している970 EVO Plusシリーズ。2TBも同様で、970 EVOの2TBモデルと比べ、シーケンシャルライトは26%前後、ランダム「4KiB Q8T8」のリードが8%前後・ライトが13%前後アップしている。

最大読み書き性能をチェック

続いては、ATTO Disk Benchmarkを使って、最大パフォーマンスをチェックしてみた。

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970 EVO Plus 2TB(MZ-V7S2T0B/IT)

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970 EVO 2TB(MZ-V7E2T0B/IT)ATTO Disk Benchmark

970 EVO Plusと970 EVOのシーケンシャルリードの公称値は同じ3500MB/秒になるが、ATTO Disk Benchmarkでは970 EVO Plusが最大3200MB/秒台、970 EVOが最大2900MB/秒台と、約300MB/秒の差が出ている。また、970 EVO Plusはシーケンシャルライトの公称値3300MB/秒には届かなかったが、最大2900MB/秒台を発揮している。

970 EVOの特価も気になるところ

これから容量2TBを購入するなら、読み書き速度が向上している第5世代V-NANDを採用する970 EVO Plus 2TBモデルだが、気になるのは970 EVO 2TBの処分特価。

秋葉原のショッでは、もともと在庫するショップが少ないのもあり、いまのところ値動きはないが、Amazonでは1万円引きのクーポンを適用(5月20日時点)でき、7万円アンダーで購入可能だったので、今後の値動きには、注目だ。

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これから2TBを買うなら、耐久性や保証期間は同じでパフォーマンスがアップしている970 EVO Plusでキマリ

【関連サイト】

Samsung SSD

【機材協力】

ITGマーケティング

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