《注目のEC》エスケーパーズ リアルでの接客が安心感

  • 繊研plus
  • 更新日:2023/01/25

「エスケーパーズ」は、セレクト型のECサイト。「ポステレガント」「ピセア」といった感度の高い上質なウェアブランドに加え、「ソフィー・ブハイ」「ヒロタカ」「マリア・ブラック」など人気のクリエイタージュエリーがアイテム構成比で6割を占めるのが特徴だ。10万円を超える商品も多い。19年4月のサイト開設以来、順調に顧客を増やし、22年6~11月の半年間での売上高は1億1000万円と、前年同期比60%以上の伸びで推移している。

サイトを運営するのは輸入卸、PR、営業代行の「ショールームセッション」で知られるセッション(東京、上杉文弥社長)だ。卸とは異なる価値提供ができればと同事業を始めた。〝世界中を旅して面白いものを見つけたい〟というテーマで商品を揃える。

単価の高い商品がしっかりと動く背景には、オフラインも活用した丁寧な接客がある。「実物が見たい」との問い合わせに応じて、通常時はプロ向けに開いているショールームを消費者にも開放。時には、デザイナーも同席してカスタマイズに応じることもある。また、定期的に〝サロンエスケーパーズ〟としてショールームに顧客を招くイベントを開いている。

コーディネート提案を重視し、月に1、2回のペースでルックも撮影。サイトにアップするとともに冊子も作り、商品発送時に同梱(どうこん)している。ショールームとして、日ごろから有力なスタイリストやフォトグラファーとつながりがあり、自社でグラフィックチームも抱える強みが生きている。

また、同社は昨年12月、東京・表参道にギャラリーをオープンした。新規事業であるクラフト作家のサポートビジネスの一環として、個展開催のスペースに位置付けるが、暮れにはエスケーパーズの期間限定店も出店。職人を招きオーダーや修理にも対応した。今後、「最終的には実店舗を出したい」としている。エスケーパーズで縁のあったブランドの中には、その後PRや卸の契約を結んだ例もあり、ECだけではない広がりも出てきている。

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