【茨城県】茨城県内いじめ2年連続減 20年度 小中不登校は増

【茨城県】茨城県内いじめ2年連続減 20年度 小中不登校は増

  • 茨城新聞クロスアイ
  • 更新日:2021/10/14
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文部科学省の問題行動・不登校調査で茨城県教委は13日、茨城県分の結果を公表し、県内の国公私立の小中高校と特別支援学校が2020年度に認知したいじめは、前年度に比べ22・9ポイント(6469件)減の2万1722件となり、2年連続で減少した。小中学校の不登校児童生徒数は7・3ポイント(310人)増の4552人で、9年連続の増加となった。これらの増減について、県教委は学校生活の制限など新型コロナウイルス感染拡大の影響が一因とみる。

いじめ認知件数は全校種で減少し、小学校が4756件減の1万7791件、中学は1623件減の3643件、高校は77件減の204件、特別支援学校は13件減の84件。児童生徒千人当たりの認知件数は19・2件減の68・9件で、都道府県別で7番目に多い。

いじめ内容は「冷やかしや、からかい」「悪口や脅し文句」などの割合が高い。心身に大きな被害を受けるなどしたケースを示す、いじめ防止対策推進法規定の「重大事態」は15件。認知したいじめの解消割合は、7・2ポイント減の78・3%と鈍化した。

認知件数2割以上減の一つの理由として、県教委は「コロナ下での長期休校、部活や行事の制限などで対面の機会が減った影響」と分析。さらに、いじめ未然防止の取り組みの成果も出たとみる。各学校では定期アンケートや面談、スクールカウンセラー配置、グループやペアでの学習による人間関係構築などに力を入れてきたという。

いじめ発見のきっかけは「アンケートなど学校の取り組み」が0・2ポイント増の53・8%で、前年度と同様に最多。「学級担任が発見」は11・8%で1・8ポイント減り、県教委は「コロナ下の対面減の影響は少なくない」とする。

不登校は前年度比で、中学が102人増の3019人、小学校が208人増の1533人。中学は8年連続、小学校は5年連続の増加となった。不登校の理由は無気力や不安が最も多く、県教委は背景の一つとして新型コロナの影響を指摘し、「学校生活の制限で、生活リズムが乱れやすく、交友関係も築きにくい状況だった」としている。

不登校や病気、経済的理由、その他で年度内に30日以上欠席した長期欠席者は、小中学校で12・1ポイント(716人)増の6629人。うち623人が「新型コロナウイルスの感染回避」を理由とした。

このほか、小中高での児童生徒間や対教師、器物損壊などの暴力行為は10件増の2215件。小学校は292件増の1479件、中学は191件減の638件だった。

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