加齢による抜け毛や薄毛、白髪など髪悩みはつきないもの。「髪のためには頭皮ケア」とわかっていても、なにから始めればいいの? そこで51歳とは思えない美髪のもち主で、毛髪診断士の余慶尚美さんに、自宅でできる効果的な頭皮ケアについて伺いました。
今日からマネして!頭皮にいいデイリーケア
毎日の積み重ねが健康的な頭皮を育てます。今日から始めるほんのひと工夫が、5年後、10年後も白髪、抜け毛、薄毛に悩まない髪への投資になるのです。
(1) シャンプー

・シャンプー前に必ず予洗いを1~2分
髪の長さにもよりますが、シャンプー前は1~2分かけてたっぷり予洗いを。お湯で洗うだけで頭皮の8割の汚れが落ち、次に使うシャンプーの泡立ちがよくなります。
・頭皮でしっかり泡立てる

シャンプーは5点置き
洗うのは髪ではなく頭皮。シャンプーは根元を中心に前中央と左右、後頭部の生え際と内側に置きます。

指先で空気を含ませるように
シャンプーを置いたら、指先で空気を含ませながら泡立てます。しっかり泡立ってきたら指の腹を使って頭皮をマッサージするように洗います。
オールインワンタイプのシャンプーを使っている人は(2)を飛ばして(3)へ
(2) コンディショナー

コンディショナーは地肌ではなく毛先につけるのがポイント!
毛先を中心にムラなくなじませる
タオルで水気を軽くふき取ったら、傷みやすい毛先を中心になじませます。地肌についたコンディショナーは、きちんとすすいでおかないと頭皮環境の悪化につながる可能性も。
【違いってなに?】
・コンディショナー
別名リンス。髪の上にとどまり、表面をなめらかにする役割が。
・トリートメント
内部のダメージを修復。つけたあと数分おいて浸透させると◎。
(3) ドライヤー

ドライヤー前にタオルドライで6割くらいは乾かして
後頭部の内側から! 風は上から下に
吸収性のいいタオルで水気をふき取ったら、ドライヤーを後頭部内側→側頭部→前と当て、地肌を中心に乾かします。風は上から下に当てるとキューティクルが整ってツヤツヤに。

毛髪診断士の余慶尚美さん
●ブラッシング
朝・夕方・夜と1日3~5回のブラッシング習慣を。

軽くトントンしても◎
毛髪サイクルを整える意味からも、こまめにブラッシングを。適度な刺激によるマッサージ効果で、頭皮の血流が促進されます。また顔色がよくなり、リフトアップする効果も!
【ブラシ選びのポイント】

ブラシの先端が丸いもの
ブラシの毛先は丸いものやループ状のものを選んで。多少強めに当てても頭皮を傷つけることなくマッサージ効果を発揮!
土台にクッション性がある
土台は空気圧でフカフカしているクッション性が高いものがおすすめ。頭皮に負担をかけず、適度な圧をかけて血行を促進。
ESSE編集部