『恋する母たち』吉田羊に共感!若い男の強引さで“オンナ”が燃えるとき

『恋する母たち』吉田羊に共感!若い男の強引さで“オンナ”が燃えるとき

  • 女子SPA!
  • 更新日:2020/11/20

木村佳乃、吉田羊、仲里依紗が出演する連続ドラマ『恋する母たち』(TBS系、金曜午後10時~)。話題の本作を、男女関係や不倫事情について長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)

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画像:TBS『恋する母たち』公式サイトより

◆家庭に居場所のないキャリアウーマン

「若い子とくっついて私を捨ててよ。そうしたらあきらめがつくから」

この言葉は、ドラマ『恋する母たち』の優子(吉田羊)が心の中で言ったセリフ。切実なのである。

優子は、売れない小説家の夫とひきこもりがちな高校生の息子との3人暮らし。キャリアウーマンとしてバリバリ仕事をしている。家事や子どものことは夫がすべてこなしているのだ。

彼女がいないところで、夫は叔父がいる与論島への移住を考えている。息子も同調しているのだが、夫も息子も優子が仕事をやめられないとわかっている。

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November 5, 2020
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家庭に居場所のない優子。そんなとき部下の赤坂(磯村勇斗)から、燃え上がるような情熱をぶつけられる。たまたま出張先の京都でホテルが同室になってしまい、ひょんなことから赤坂と関係をもってしまったところから、優子の気持ちが揺れ始めた。ホテルではバスルームから出てきた優子を、赤坂は全裸で迎えるのだ。そして言った。「もう我慢できない」と。

一回り以上も年下の男性から、そんな熱さで迫ってこられたら、オンナたるもの受けて立たないわけにはいかない。若い男の情熱を正面から受け止めたら、彼女が今まで築いてきたものはすべて崩れ去ってしまう。それがわかっているから、優子は揺れる。そして自分の中の「オンナ」が、理性を崩そうとするのを必死で押しとどめているのだ。

その気持ちが、冒頭の言葉となっているわけだ。

◆家事も育児も夫任せというコンプレックス

バリバリ仕事ができるのに、家庭があって理解ある夫がいて、進学校に通う息子がいる。女性として何もかも手に入れたように見える優子だが、実際には自室にこもって心を開かない息子に悩まされている。人生に「完璧」はないのだ。

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November 6, 2020
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家事も育児も夫に任せきりだったことに対して、彼女には大きなコンプレックスがある。男女を逆転して考えた場合、男は家庭を妻に任せきりにすることでコンプレックスは抱かないだろう。オンナは家事や育児を担うべきだと誰もが思っているから、そして優子自身もそう思っているから、苦しくなる。

彼女は常に武装しているのだ。最初はママ友であるまり(仲里依紗)や杏(木村佳乃)にも本音を見せず、会社でも“非の打ち所がないキャリアウーマン”を崩すことはできなかった。そんな彼女の心に風穴を開けたのが、若い赤坂だったのだ。

◆『恋する母たち』優子のようなケースは現実にも

「私も家庭に居場所がないんです」

フミさん(45歳)はそう言う。結婚して16年、15歳と12歳の子がいるが、ふたりの子を育てて家庭を切り盛りしてきたのは同居する義母と夫だ。結婚してすぐ、夫は会社を辞めて独立すると宣言した。そのときすでに、フミさんは妊娠しており、離婚は考えられなかった。

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写真はイメージです(以下同じ)

「起業するのかと思っていたら、フリーランスでWEB関係の仕事をするという。私が会社勤めを続けていけば飢え死にすることはないだろうと思っていました。

子どもが生まれてすぐ、夫の一存で義母が同居することに。そのときも夫は『だってかあさんがいれば、きみはすぐにでも仕事復帰できるだろ』って。産休だけで育休もとらずに復帰しましたよ。2人目の子のときも同じ。夫と義母は仲がよくて、さらに子どもたちもふたりが大好き。だから私は徐々に居場所を失っていきました」

生活費を稼いでいるのはフミさんだ。夫の収入はアルバイト程度だし、義母の年金も少ない。だから夫も義母も子どもたちも、フミさんの被扶養者となっている。

「正直言って、誰のおかげで生活できているんだ、と言いたい男の気持ちが少しわかります(笑)。夫や義母が水を出しっぱなしにしていたりムダに電気をつけているのを見ると、その言葉が喉まで出てくる。言ってはいけないと思ってこらえていますが」

◆13歳年下の部下と恋仲になったけれど

ふたりは母親の苦労を子どもたちには伝えていない。それもフミさんがイライラする理由だ。今だから話せるけれど、と前置きしてフミさんは秘密を明かしてくれた。

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「40歳になったばかりのころ、13歳年下の部下と関係をもっていました。彼は離婚してほしいと言ったし、私も本気で離婚を考えたけど、やはり子どもたちが彼になじめるとは思えない。私だけが家を出ようかと悩みましたが、結局、年下の彼にフラれたら戻るところがない。冒険はできませんでした。

その後、彼は会社を辞めて故郷に帰ったんです。今も連絡を取ることはありますが、どうやら同世代の彼女ができたみたい。それを聞いたときはよかったねと思うより寂しさのほうが強かった」

今も子どもたちには自分から積極的に話しかけているが、平日はほとんど一緒に食卓を囲むこともないので、なかなか溝は埋まらない。このコロナ禍においてもフミさんの仕事は連日出勤せざるを得なかった。

◆家庭で満たされない気持ちが異性へと向かわせる

そして今、新たな恋が彼女に忍び寄っているのだとか。

「若い男性から情熱をぶつけられると、自分の中のオンナが燃えるんですよね。家庭や仕事では決して生まれない感情に自分を持て余す。でもそれがうれしかったりする。ただ、前回の恋で疲弊したので、もう恋をするつもりはありません」

とはいえ、恋をしていると感受性が豊かになり、ある種の万能感も芽生える。結果的に仕事がうまくいくこともあるとフミさんは過去を振り返る。家庭で満たされない気持ちが異性へと向かわせるのは、男女の別を問わないのだ。

<文/亀山早苗>

【亀山早苗】

フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数

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