“ことばの壁”...進まない外国人へのワクチン接種 支援の動き「17か国語で予診票」

“ことばの壁”...進まない外国人へのワクチン接種 支援の動き「17か国語で予診票」

  • 読売テレビニュース
  • 更新日:2021/09/16

国内では半分以上の人が新型コロナウイルスワクチンの接種を終えた中、課題となっているのが日本で生活する外国人へのワクチンの供給だ。

大阪市浪速区にある外国人労働者を支援する企業「YOLO JAPAN」は今月12日、地域の外国人留学生ら約600人に向けたワクチン接種を実施した。

外国人でも、日本に住んでいれば接種を受けることはできるが、日本語の理解が十分ではない外国人にとっては、予約などの手続きで「言葉の壁」が要因となり、接種が進んでいないという。

同社が設けた接種会場では、英語など外国語を話せるスタッフが受付で対応。さらに、日本語が読めない外国人に向け開発された英語や中国語など17か国語で予診票が作れるシステムが活躍した。

スマートフォンでQRコードを読み取るなどすれば、使えるツールで、ウェブ上で母国語を使って簡単に日本語の予診票が作れるという。

接種を終えた外国人は「うれしいです。予約なかなかできなくて、心配してました」「(問診表のツールを)使った。便利。やりやすいベトナム語であるのでよかった」などと話していた。

同社は、日本で暮らす外国人にワクチンが行き渡ることで、働きやすい環境が整い、メリットがあるとしている。

加地太祐社長は「外国人はコロナで仕事も失ったり、苦労したりしている」「多くの外国人は、ワクチンについて情報が行き届いていない。行政からの情報も日本語中心。そのあたりを我々が言語を翻訳して多くの人にお伝えしたい」と語っている。

多言語で使える予診票のシステムは、誰でも無料で、全国の接種会場で使えるという。

進まない外国人のワクチン接種について、大阪府の吉村洋文知事は15日、「エリアによって、外国人が多いところもあると思う。市町村で様々な個別の取り組みは、ありえるだろう」と述べた。

読売テレビニュース

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