
沖縄のアメリカ軍・普天間基地の移設先の名護市・辺野古での地盤改良工事について、国は沖縄県に対し、承認するよう勧告した。
普天間基地の移設先となっている辺野古では、軟弱地盤が見つかり、国が県に工事の設計変更を申請したが、県が「不承認」としたため、工事は進んでいない。
9月の最高裁判所の判決で、県は国の指示に従って承認する義務を負うことが確定したが、その後も承認していないとして、19日、国土交通相が沖縄県知事に対し、承認するよう勧告する文書を送ったという。
県が勧告に従わない場合は、さらに承認を求める「指示」を出し、それでも承認しない場合、国は高等裁判所に訴えを起こすことができる。