一体感持ち、「日韓戦」でトライし続けたU-18日本代表候補が1-0で韓国大学選抜を撃破!

一体感持ち、「日韓戦」でトライし続けたU-18日本代表候補が1-0で韓国大学選抜を撃破!

  • ゲキサカ
  • 更新日:2022/06/23
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[6.22 練習試合U-18日本代表候補 1-0 韓国大学選抜 高円宮記念JFA夢フィールド]

22日、04年生まれ以降の選手たちによって構成されたU-18日本代表候補が韓国大学選抜と練習試合(45分×1本)を行い、1-0で勝った。

今秋、1歳年上のU-19日本代表がAFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選に挑戦。U-18代表候補メンバーにとっては、U-19代表入りへ向けたチャレンジの5日間だった。

その最終日に組まれた「日韓戦」。対戦した韓国大学選抜は25日に全日本大学選抜との「DENSO CUP SOCCER 第19回大学日韓(韓日)定期戦」を控えたチームだ。U-18代表候補は「テクニカル(チーム)が良い映像をつくってくれて」(冨樫剛一監督)日韓戦の歴史、その重みを確認。「最終予選、もしかしたら最後のところで立ちはだかってくるのが彼ら(韓国)だとしたら、きょうのゲームを勝って次へ行くのか、負けて苦手意識を持っていくのか全然違う」(冨樫監督)という一戦で、各選手が走る、戦う部分をはじめ、アグレッシブなプレーを続けて宿敵を上回った。

U-18代表候補は4-4-2システムで試合をスタート。GKが春名竜聖(C大阪U-18)で右SB桒原陸人(G大阪ユース)、CB小澤晴樹(大宮U18)、CB東廉太(FC東京U-18)、左SB都築駿太(流通経済大柏高)、中盤は土肥幹太(FC東京U-18)と徳永涼(前橋育英高)のダブルボランチで右SH荒井悠汰(昌平高)、左SH寺裏剣(静岡学園高)、そして木下慎之輔(C大阪U-18)とゲーム主将の内藤大和(甲府U-18)が2トップを組んだ。

U-18代表候補は開始1分、PA付近で内藤がインターセプト。セカンドボールの競り合いを制した寺裏がカットインから右足を振り抜く。立ち上がりに好守からチャンスを作ったが、試合を通して特に目立っていたのも、この守備など球際で戦う部分。徳永と寺裏の2人で狭い局面へ追い込んで奪い取ったり、荒井が体を張ってボールを奪い返したりするなど、各選手が守備意識高く、ハードワークし続けていた。

U-18代表候補は29分、荒井の左FKを右サイドでの動き光る桒原が折り返し、土肥がフィニッシュ。20分にも荒井のFKから東が頭でゴールを狙う。DFラインや土肥からボールを動かすU-18代表候補は徳永のサイドチェンジも交えて外へ展開。そして、ともに剥がす力を見せる都築と桒原の両SBや、寺裏、荒井の両翼がドリブルでの打開にチャレンジする。だが、攻撃はやや単発となり、クロスのミスが増えるなど、前線に質の良いボールがなかなか入らなかった。

一方の韓国は徐々にボールを保持する時間を増加。相手が寄せて来る前にボールを動かして中盤が前を向くシーンもあったが、小澤、東の両CBやGK春名に脅威を与えることはほとんどなかった。31分に春名とGK栗林颯(鳥栖U-18)が交代。決定機を作ることができないU-18代表候補だが、内藤、木下の前線から根気強くプレスを掛け続け、徳永がアプローチ鋭い守備を見せたり、桒原が相手のカウンターを阻止するなどシュートを打たせることなく、0-0で前半を終えた

後半、U-18代表候補は8選手を交代。4-1-4-1のGKが栗林、右SB桒原、CB西野奨太(札幌U-18)、CB行徳瑛(静岡学園高)、左SB石川晴大(清水ユース)、中盤の底の位置に石渡ネルソン(C大阪U-18)、インサイドハーフが松村晃助(横浜FMユース)と徳永、右SH楢原慶輝(鳥栖U-18)、左SH阪田澪哉(東山高)、そしてキャプテンマークを巻いた熊田直紀(FC東京U-18)が1トップを務めた。

後半も強度の高い守備を継続。冨樫監督からU-19代表のフランス遠征で課題となった変化に対応する力、また「どんなプレーが特長か見てほしい、チャレンジして欲しい。(U-19代表の)コンセプトはあるけれど自己主張はしなければダメ。マックスを出して欲しい」と求められている選手たちは石渡、徳永のサイドへの展開や阪田と石川のワンツーなど攻撃面でトライする。一方で、ミスが起きて攻め返される回数も増えていた。

クロスの対応がやや乱れたり、前半にはなかったシュートを打たれるシーンも。だが、GK栗林の好反応や行徳のシュートブロックでスコアは動かない。16分には右中間で前を向いた熊田が左足を振り抜く。そして、17分、待望の先制点が生まれた。

奪い返しからボールを持った松村が左足の絶妙なループパス。これをPA手前で足裏コントロールした楢原が、そのまま右足シュートを打ち込む。GKに反応されながらもゴールを破り、1-0とした。ベンチ方向へ走り出した楢原を交代後の選手たちが笑顔の祝福。冨樫監督が「人間的にも、気が利くやつが多かったり、出ていないやつもチームのために動いたり、そういうところはこの18はあるんだなと思いました」と頷く一体感が、喜ぶ姿からも表現されていた。

楢原は「今日みたいな試合で勝利のために中の選手はもちろんなんですけれども、ベンチの選手も盛り上げて一体感を持って戦うのはA代表でもやっていることだと思いますし、日本の良さだと思うので、そういうところを大事にしながらやっていました」。“日本らしさ”は最後まで継続されていた。

GKを栗林から中村圭佑(静岡学園高)へスイッチしたU-18代表候補はカウンターから阪田がドリブルシュートを放つなど畳み掛けようとする。22分には桒原、徳永を再出場の内藤、土肥へ交代。丁寧なビルドアップからのクロス、セットプレーで同点を目指す韓国に対し、U-18代表候補はGK中村や西野、行徳らが対応し、セカンドボールへの反応も速い。石川が振り切られそうになりながらも体を投げ出してクロスをブロックし、また前線では熊田がタックルを試みるなど各選手が体を張って戦い続けていた。

内藤の仕掛けや後半途中から右SBへ下がった楢原、石川の攻め上がり、そしてセットプレーから2点目を狙うも得点は奪えず。それでも、選手たちが「負けられない」と臨んだ一戦を1-0で勝ち切った。

冨樫監督は「結果としては勝ちましたけれど、それ以上にアクションし続けた攻守があって、トライし続けた攻守があったからこそ得られたもの、足りないと感じたものがあった。トライしたからこそ、19に引き上げられる選手が何人かいたんじゃないかと感じます」。一体感を持ち、日韓戦で熱くトライし続けて勝利したU-18組が、世界一を目指すU-19代表の競争を激化させる。

(取材・文 吉田太郎)

Gekisaka

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