食野亮太郎が描く将来像は? 勝負の欧州2年目、マンCから「戻ってこいと言われるように...」

食野亮太郎が描く将来像は? 勝負の欧州2年目、マンCから「戻ってこいと言われるように...」

  • Football ZONE web
  • 更新日:2020/08/01
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手応えと悔しさを味わったハーツを今季で去る食野亮太郎【写真:Getty Images】

【食野亮太郎インタビュー|第5回】ハーツを退団、目標とするシティ復帰への将来像

昨年夏にガンバ大阪からプレミアリーグの強豪マンチェスター・シティへの完全移籍を実現させたU-23日本代表FW食野亮太郎が、海外初挑戦のシーズンを終えて「Football ZONE web」の単独インタビューに応じた。労働許可証の問題から直後にスコットランドのハーツへレンタル移籍で武者修行に出て、リーグ戦19試合3得点。手応えと悔しさを味わったなかで、見据える自身の将来像とは――。第5回は、来年に延期となった東京五輪を含めた「今後のキャリア」について語る。

6月、初めての海外挑戦となったハーツを退団することになった。チームは最下位となり、2部降格が決定。新型コロナウイルスの感染拡大による多大な影響も受けた。それでも、記憶に残る3ゴールや、何より異国の地で積んだ経験は大きな財産となった。そのなかで、食野は目標をはっきりと持ち続けている。

「まず、マンチェスター・シティに戻ることが最大の目標。そのために、所属したチームで結果を残して自分の価値を上げる。最終的には『戻ってこい』と言われるようにならないといけない。一つの通過点として、25歳で一番いいところにいたいと思っています。自分の価値が跳ね上がってシティでプレーする理想を描きながら、ビッグクラブに所属したい。チャンピオンズリーグ(CL)とか欧州の大きな舞台で活躍できるように、ということが今一番の目標です」

プレミアリーグの強豪シティへの復帰。現在22歳の食野は大きな野望の火を消すことなく、目指すべき場所を明確にしている。夢のプレミアリーグ、さらにはスペインにも憧れを抱いているという。

「小さい時からリーガが好き。いつかはプレミア、リーガでプレーしたいです。(レアル・マドリードMFエデン・)アザールみたいにどっちでもプレーしたい。プレミアは世界で一番レベルが高いと思いますし、強いチームが揃っている。そこで結果を残せれば、世界最高峰の選手にたどり着けると思います。リーガに関しては、僕はずっとスペイン代表が好きで、リーグ全体のレベルも高い。自分みたいなプレースタイルの選手は、プレーできたら楽しいんじゃないかな、と思います」

東京五輪へ勝負の1年、来季の去就は…「長く海外でプレーしたい」

シティへの移籍を実現させ、夢は近づいた。プレミアリーグでプレーするという目標はハッキリとした。そして、日本代表MF久保建英(マジョルカ)が活躍し、現在はスペイン2部サラゴサに所属するMF香川真司も憧れた場所、スペインにも魅力を感じる。目指す二つのリーグに向かって走り出すため、まずは来季に目を向ける。

「試合に出て、自分の特徴を最大限に出せるチームに行きたいですし、そのなかで成長できるところであればいい。1年、海外でやっただけで学ぶこと、感じることがすごく多かったので、長く海外でプレーしたいという思いはすごく強くなったし、まだ若いので可能性も信じています。『念ずれば叶う』と、よく親に言われていたんです。それを、身に染みて感じているので大事にしたい」

見据えるのは、来年夏に延期となった東京五輪の出場。そのためには、まず海外2年目の挑戦では結果が求められる。U-23日本代表で食野が期待されるポジションのシャドーは、久保やMF堂安律(PSV)ら実力者が候補に挙がる“最激戦区”。だからこそ、出場機会を得られるチーム、特徴を出せるクラブが来季新天地の条件となる。東京五輪が1年延期になったことも、食野はポジティブに捉えた。

「五輪がこういう状況で延期になったのは、2020年にフォーカスして代表チームとして積み重ねてきたなかで、サッカーに限らずいろんな競技においても残念だと思います。個人的には、直近であまり試合に出ていなかったので試合勘はなかったですし、もう1年チャンスがあるという気持ちです。結果を残せば可能性は十分あると思っているので、ポジティブに捉えています」

東京五輪に出場してA代表へ。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)が終わり25歳を迎える頃には、ビッグクラブでプレーする。そのなかで、“浪速のメッシ”と呼ばれた食野が対戦したい選手はもちろん、「(バルセロナFWリオネル・)メッシと試合してみたい。テレビを見ているだけでは分からない部分もあるし、どんなに凄いのか同じピッチで感じたい」。目標の質問に対しては、全く悩む素振りを見せずに即答。それだけ頭の中が整理されている。「シティの食野」と呼ばれる日まで――。ただひたすらゴールを目指し続ける。(Football ZONE web編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

(Football ZONE web編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

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