秋田県内では9月に入りクマによる農作物や人への被害が相次いでいて、各地で警戒が強まっている。横手市の果樹園では、旬を迎えたブドウ100房が食い荒らされた。クマによるものとみられている。
菅原咲子アナウンサー:
「食害があった果樹園。地面にはブドウの房を包む紙が散乱。中を見ると、残っているのは茎だけ。食い荒らされている」
横手市大沢の果樹園。栽培していたブドウ約100房が食い荒らされているのを、農園の管理者が見つけた。
周辺にはクマのものと思われるふんや足跡が確認されていて、18日午後5時から19日午前7時半までに被害に遭ったとみられている。
大沢地区の果樹園では、9月16日から5~6カ所で、ブドウが食い荒らされているという相談が、横手市に寄せられている。
横手市は、電気柵の設置を農家に勧めるとともに、周辺の住民に注意を呼びかけている。