
自民党の5つの派閥の政治とカネの問題を巡り、岸田総理大臣は国会で自身が会長を務める宏池会について「収支報告書を訂正したと報告を受けている」と明らかにしました。
立憲 泉代表:「総理自身の派閥である総理が会長である宏池会は200万円台の不記載が今、言われている。宏池会の事務局長からもすでに報告を受けていますか」
岸田総理大臣:「派閥としてご指摘を受けて収支報告書を訂正した。こうした対応をしたという報告は受けております」
宏池会を含む自民党5派閥の政治団体を巡っては、おととしまでの4年間で収支報告書に合わせておよそ4000万円の収入を記載していなかった政治資金規正法違反の疑いがあるとして大学教授が刑事告発し、東京地検特捜部が担当者から任意で事情を聴いています。
岸田総理は「訂正の報告を受けるまで、私自身は内容について承知していない」と述べました。
また、自身の責任について問われると「今後、こうしたことはあってはならず、適切に対応するよう努める」と強調しました。