「清潔感」の印象が劇的に変わる!ビジネスファッションで意識すべき4ポイント

「清潔感」の印象が劇的に変わる!ビジネスファッションで意識すべき4ポイント

  • ハーバー・ビジネス・オンライン
  • 更新日:2018/02/13
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ビジネスファッションで「清潔感は大切だ!」ということに気づいている方は多いですが、その先にある2つのチェックポイントまで理解している人は少ないかもしれません。

◆清潔感・質感・丈感の「3感」

「清潔感」「質感」「丈感」という「3つの感」(3感)を意識することでビジネスファッションは劇的に変わります。第一印象で損をしないどころか、クライアントや職場の人間関係を良好にする「服のビジネススキル」がここにありました。

のべ4000人を超えるビジネスマンの買い物に同行してきた「服のコンサルタント」である私が、ビジネスファッションで求められる3つのポイントを教えます。

ビジネスファッションの3感といったとき、その入口は清潔感だと私は見ています。企業に招かれビジネスファッションの研修を担当するとき、満場一致で「清潔感」の話題がいちばん盛り上がるからです。

これは小さい頃から、身だしなみの重要性を教わってきた学校教育の賜物なのかもしれません。ところが、このチェックポイントだけでは清潔感を引きだすには至りませんでした。

もちろん、シャツにアイロンをかけること、ハンカチをもつことは社会人のマナーとして欠かせませんが、人が無意識にチェックしているポイントは別のところにあるからです。

◆「清潔感」を見える化する4つの先端

「清潔感は先端に宿る!」という名言があります。

これはホテル業界で伝わる言葉だそうです。「ホテルマンの清潔感は平均的にレベルが高い!」と感じていた私が、同業界の方に質問したとき、その人は「つま先・指先・毛先など、人間は先端のパーツを見て全体を判断する傾向がある」と言っていました。

では、ビジネスファッションにおける「先端」とはどこに当たるのでしょうか?

無意識にチェックされているポイントとして、私は次の「4つの先端」を重視しています。シャツの襟先・ジャケットの袖先・ネクタイの剣先・靴のつま先&かかとです。その理由を解説します。

◆1つ目の「先端」:シャツの襟先

顔に一番近いシャツの襟先は、相手と顔を合わせる度に必ず目に入ってくるポイントです。「ビジネスシャツの襟先は常にパリッとしているはず!?」という認識は間違いなので、ご注意ください。

ビジネスシャツの襟がパリッとするワケは、プラスチック素材の取り外し可能なカラーキーパーが襟先に付いている場合に限ります。これを付けたままクリーニング屋さんにシャツを預けたとき、9割以上の確率でキーパーは捨てられシャツは戻ってきます。

シャツ購入時に予備のカラーキーパーが付いていますが、予備もなくしてしまった場合、ツープライススーツ量販店によっては10組200円程度でカラーキーパーのみを購入することも可能です。

特にノーネクタイのクールビズ期間は第1ボタンを開けたシャツの襟先が目立つからこそ、ボタンダウンシャツを除くシャツはカラーキーパーの再確認が必要です。ちなみに、ビジネスマンと会うことが多い、29歳の女性営業マンがこんなエピソードを教えてくれました。

「クールビズ期間中は、第一ボタンが開いているからビジネスシャツの襟裏まで目が行ってしまう。襟裏が黄ばんでいる男性が意外と多い……」

襟先のパリッと感のみならず、クールビズ期間は襟裏も見られいてるということが分かります。シャツの色・柄にこだわる前に、襟先・襟裏のお手入れにこだわりましょう!
◆2つ目の「先端」:ジャケットの袖先

ジャケット袖からシャツの袖先を1センチ程度見せることが最適な着こなしであることをご存知ですか?

そもそもヨーロッパでは下着として認識されてきたシャツ。下着としての役割から、ジャケットの袖裏に皮脂が付くことを防ぐため、ジャケット袖からシャツが1センチ程度見える着こなしが最適です。

これを実践したとき、袖先の生地が傷みにくくジャケットが長持ちします。ジャケットの袖先と皮膚の摩擦が生地を傷める原因になっていたのです。

また、視覚的見地からも清潔感の演出に繋がると私は見ています。ダークジャケットに白いシャツ袖がチラッと見える事で、視覚的なコントラストが爽やかなメリハリを生みだすからです。

ツープライススーツ量販店であっても、ジャケット袖のお直しは可能です。また、ショップによってはシャツ袖のお直しも受け付けています。プラス数千円で清潔感を買うと考えれば高い買い物ではありません。

◆3つ目の「先端」:ネクタイの剣先

何気なく絞めたネクタイ、その剣先の位置を意識していますか?

最適なネクタイは、立っている状態で剣先がベルトの位置にくる程度だと言われています。ベルトを基準に、短すぎる剣先はコミカルな印象に見え、長すぎる剣先はだらしない印象に見えます。

このだらしないという見え方こそ、清潔感をかき消してしまう天敵です。その昔、ネクタイを短めに結ぶことが流行った時代はあったようですが、長く結ぶ流行はなかったようです。だらしない印象は生活感そのもの! この生活感をゼロにすることが清潔感を生みだす秘訣だと私は見ています。

だからこそ、ネクタイの緩みも注意しましょう。その緩みはだらしなく見えるリスクがあるからです。とりわけ外回りの営業職はじめ動くことが多いビジネスマンには「セミウインザー・ノット」という結び方をお薦めしています。

すっきりしたノットの見栄え・緩みにくい実用性、どちらも兼ね備えた結び方だからです。

◆4つ目の「先端」:靴のつま先&かかと

「足元を見る」ということわざの語源からも分かるように、人は相手の実情を判断するうえで足元をチェックする習慣があります。実際、相手の足元から分かる情報は意外と多いのではないでしょうか?

だからこそ、つま先のお手入れに加えて「靴のかかと」に注目することをお薦めします。特に女性と接することが多い職場の方は重要です。女性は自身が履くヒールのかかとを靴の修理屋さんで直すことが多く、男性の靴を見たとき、かかとのすり減り具合が目に付くそうです。

ゴムがすり減って靴底の革の色が見えているビジネスマンは修理屋さんで直しましょう!

以上4つの先端から「生活感」を完全排除したとき、逆説的ですが清潔感が生まれるのではないでしょうか? そして、服のビジネススキルには「清潔感」の先があったのです。

長くなりましたので、残り2つの「質感」「丈感」についてはまた次回お話します。

<TEXT/森井良行>

【森井良行】
株式会社エレガントカジュアル代表取締役。’79年 千葉県出身。服のコンサルタント、「プロの目線でユニクロも好印象!」をモットーとして、のべ4000人を超えるビジネスマンの買い物に同行。公式サイト「エレカジ」にて、自身がリサーチしたアイテム情報など随時更新中。上場企業から「営業マンのための印象研修」を請け負っている

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