SNSを通じて海外からも熱視線 昔なつかしの“ファミカセ”をデザイン「世界中のゲーム好きの想いを見れる」

SNSを通じて海外からも熱視線 昔なつかしの“ファミカセ”をデザイン「世界中のゲーム好きの想いを見れる」

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  • 更新日:2019/04/20
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『ドラクエ2』のパロディ? 昨年1位を獲得した応募作品『インスタクエスト 承認欲求の神々』(タナゴ@チームタナゴ) 写真提供:METEOR

1983年に任天堂から誕生した家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」は、爆発的ヒットを記録し、社会現象を巻き起こした。2016年には当時のデザインそのものを小型化し復刻した「ミニファミコン」が発売されたことも記憶に新しい。そんな「ファミコン」のカセット、通称「ファミカセ」のラベルを自由にデザイン、展示するイベント『わたしのファミカセ展』が東京・西荻窪にあるセレクトショップ・METEORで、27日より開催される。今年で15年目となる本イベントだが、15年間で集まった作品の合計は1,618本。本イベントを企画した坂上聡之氏に、企画立ち上げのきっかけや、海外からの反響を聞いた。

【写真】元ネタ何個分かる? パロディ「ファミカセ」大集合

■ファミコン世代に若い世代、家族連れや外国人 圧倒的ファミコン人気

「デザイナーの友人がお店に遊びに来ていたときに、店内で販売していたファミコンソフトを見て『ファミカセって額縁だよね』という雑談から展示開催を思いつきました」。

そう語るのは、東京・西荻窪にあるセレクトショップ・METEORの店長でもある坂上氏。当初はほぼ身内だけで楽しんでいたとのことだが、「年数を重ねていく中で参加者も増え、メディアでも取り上げていただくようになりました。以降、一般の方からも参加したいという要望を受け、2010年より広く公募することになりました。お店を知っていただくきっかけとしてはもちろんですが、プロアマ問わず、世界中のゲームやデザイン好きな方の想いを見ることができ、とても楽しいので続けています」(坂上氏/以下同)と、本イベントの醍醐味を語る。

また、入場無料ということもあり来場者の幅も非常に広く、「若い方から、当時を知るファミコン世代、一人でじっくり見ていく方、カップル、ご家族連れなど色々な層の方に来ていただいています。また、海外の方も大変多いです」と、ファミコン世代ではない若者や、海外の人が多いのは興味深い。

海外人気は来場者だけに限らず応募の数も多いと聞く。「応募本数も年々増え続けています。SNSの普及や、海外のクリエイターが参加し始めてくれたことが理由だと思います。北米が多く、次にヨーロッパです。近年はアジアや南米も増えてきました」。

■「ドラクエ」と「インスタ」をかけた作品『インスタクエスト 承認欲求の神々』など、時勢を反映した作品も

応募作品における日本と海外の違いがあるようで、「日本はパロディやオマージュ作品を作る方が多く、海外はデザインの展示として捉えている方が多いです」と“ファミカセ”に対する捉えかたの差異が見られる。「良識の範囲であれば、基本的に応募作品全てを展示しています。また、キャッチーなパロディ作品に票が集まる傾向があります」と語るように、『ドラゴンクエスト2 悪霊の神々』のパロディである昨年の大賞昨品『インスタクエスト 承認欲求の神々』などは、まさに時勢を反映した見事な作品である。他にも『トランプ(大統領)の塔』(元ネタ『ドルアーガの塔』)『アルキスマホー』(元ネタ『アイスクライマー』)などもセンスを感じる作品だ。

15回開催された中で、特に記憶に残っている作品を尋ねた。「カナダのミュージシャン6955さんの2006年の作品『Family VU meter』です。カセットの中に稼動する本当のメーターを埋め込んであって、オーディオケーブルもカセットから伸びていたので、展示するのに非常に困ったのを覚えています。2007年の『本当はなかったホラ話』(作:イデミツヒトシさん)という作品は、大きいロムを使用した作品だったので、レイアウトの関係上、過去の作品をまとめているサイトでも表示されていない幻の作品になっています」と、一風変わった作品の応募もあるようだ。

スーパーファミコン、ニンテンドーDSなど、他にもカセットと呼ばれるものはあるが、なぜファミカセにこだわったのか。「身近にあったのと、その大きさやカセットの色幅がとても魅力的でした」と、意外とシンプルな理由でファミカセを題材に選んだようだ。

ジャケ買いをして、ラベルとゲーム内容のギャップに落胆したり、なかなか起動しないときにカセットの差し込み口に、ふーっと息を吹き掛けたりと、ファミコン世代にとっては何かしら思い出がある“ファミコン”。そんなファミコン世代感涙の展示イベント『わたしのファミカセ展』の今後の課題を聞いた。「可能な限り続けていきたいです。英語でのエントリーが増え、翻訳して欲しいという声を聞くようになったので、言葉は今後の課題ですね」。

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