石破氏が総裁選出馬会見(全文1)政治と行政の信頼回復へ「100日プラン」

石破氏が総裁選出馬会見(全文1)政治と行政の信頼回復へ「100日プラン」

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  • 更新日:2018/08/13
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[写真]自民党総裁選への立候補を正式表明する石破氏(Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

自民党の石破茂元幹事長は10日、国会内で記者会見し、9月に行われる同党総裁選への立候補を正式に表明した。

※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは【中継録画】自民・石破氏が会見 総裁選への出馬を表明」に対応しております。

●正直で公正、謙虚で丁寧な政治

司会:まず冒頭、水月会会長、衆議院議員、石破茂がこのたびの総裁選への思いを表明いたします。

石破:自由民主党衆議院議員の石破茂です。このような機会をいただき、ありがとうございます。私は本日、9月に行われます自由民主党総裁選挙へ立候補する決意をいたしました。どうぞよろしくお願いを申し上げます。思いの一端を申し述べさせていただきます。

私は正直で公正、そして謙虚で丁寧、そういう政治をつくりたいと思っております。なんだ、当たり前のことではないかと言われるかもしれません。しかしなぜ今の時代に正直で公正、丁寧で謙虚、そのような政治が求められるのか。それはこれから先、わが日本国が直面する大きな課題に対応していくためには、日本の設計図を書き換えていかなければいけないからであります。未来は過去の延長線上にはありません。過去の遺産にすがり、そして次の時代に負担を先送りするような、そういうような政治であってはなりません。設計図を書き換えていくためには、政治が国民の皆さま方に対して誠実で、謙虚で、正直に、勇気を持って真実を語る、その姿勢が必要であります。そして国民の皆さま方がその政治の語り掛けに対して、納得と共感を寄せていただく、信頼を寄せていただく、そうでなければ設計図を書き換えることなぞはできません。

●人口減少時代

私が認識する日本国の危機とは何か。それはまず第一に人口が急減する。今、1億2700万人おりますわれわれ日本人は、このまま推移すれば西暦2100年に5000万人近くに急減をします。高齢化比率は倍に上がってまいります。長生きできるのは素晴らしいことです。それを支える世代が減っていくことこそが問題であります。財政も社会保障もこのままでは持続することができない、これが第1の私の抱く危機感であります。

●世代間・地域間格差

第2に世代間において、あるいは地域間において格差が固定化しつつあるということであります。豊かな人々がより豊かになり、豊かな地域がより豊かになっていく。それが全ての人々、全ての地域、広がっていくわけではありません。格差、それを変えていかなければならない。是正していかねばなりません。

今、主婦の方々、パートの皆さま方を除いた非正規労働者、930万人おられます。年収は186万といわれております。どうして世帯が持てるのか。どうしてお子さんが欲しいな、そういう思いがかなえられるのか。ご両親と同居であれば、今暮らしていただいておりますが、そうじゃなくなったときにどうするのか。そのことにわれわれは目を向けていかなければなりません。食料をつくり、エネルギーをつくる、出生率が高い地方が衰退をして、食料をつくらず、エネルギーをつくらず、出生率が低い東京だけが残る日本、そういう日本を次の時代に残してはなりません。

東京は文化の中心であり、経済の中心であり、金融の中心地としてこれから先も日本を牽引していかねばなりません。しかし災害、超高齢化、東京にかかる負荷を減らしていかなければならないと私は思っております。東京は東京、地方は地方なのではありません。どのようにして一体的な発展を図るかであります。

●安全保障・経済環境

さらに激変する安全保障環境、経済環境、わが国を取り巻く状況は、今までとはまったく異なってまいります。これに対応していかなければなりません。そのために私は設計図を書き換えたいと思っています。政治への信頼が必要だというのは、まさしくそのような状況にわれわれが直面しているからであります。

●政治と行政への信頼回復

われわれ自由民主党はかつて野に下りました。谷垣総裁の下で私も政調会長を務めました。政策が間違っていたというより、自由民主党の在り方が国民の皆さま方から拒絶されたのだ、そういう思いの下に私どもは自由民主党の在り方というものを徹底的に見直し、党の憲法である綱領を見直しました。そこにおいて何を定めたか。自由民主党は自由闊達に勇気を持って真実を語り、決断する政党である。自由民主党はあらゆる組織と対話し、調整する政党である。自由民主党は政府を謙虚に運営する政党である。自由民主党は政策をつくり、条件をつくるに当たって、全ての人に公正であらねばならない。その思いを決して忘れてはならないと思っております。

具体的には1つだけ申し上げさせていただきます。政治と行政の信頼回復の100日プラン。100日というのは年内を想定いたしております。そういうプランの作成を早急に実行に移してまいります。官邸の信頼回復。官邸においてどのような意思決定がなされるか。内閣人事局の在り方はあくまで国民に奉仕する。そのような観点から見直していきたいと思っております。公正、客観性、国民の視点、それを欠いてはなりません。

そして国会の信頼回復。わが党の若手の方々が提言しておられます。いかにして国会の運営を公正にしていくかということであります。そして行政の信頼回復。それは地方と中央の役割も見直していかねばなりません。行政の在り方も見直していかねばなりません。そこにおいてあくまで行政は国民に対するサービス、そのためにあるものということを決して忘れてはなりません。あくまで国民本位な政治をつくっていく。そのための信頼回復100日プラン、これが最も急ぐことである、私はそのように考えております。これを実行に移してまいります。

●憲法改正

最後に総裁選は多くの論点がございます。できれば立候補する人、これが内閣総理大臣を選ぶ選挙でも実質ございます。徹底的に議論をし、党員の方のみならず国民の皆さま方、誰がどのような主張をしているのかということがご理解いただける、そのような総裁選であってもらいたいと思っております。

憲法も論点になるでありましょう。私は優先順位をきちんと定めるべきだと思っています。来年の参議院選挙までに合区解消のための憲法改正は間に合いませんでした。4年後には次の選挙がまいります。このための憲法改正は時限性のあるものであります。さらに国民の人権を決して不当に侵害しない、そういう前提に立った下で緊急事態の条項は必要であります。憲法上に根拠がなければそれが行われず、被害が拡大をする、そういうことがございます。憲法9条については国民の深い理解が必要であり、必要なものを急ぐ。最後に申し上げれば、自民党の憲法改正草案には政府は国民に対して説明する責務を、それは権利と義務の章に定めております。急ぐものは何か。今、必要なものは何か。そういうことをきちんと認識をしながら憲法改正に取り組んでまいりたいと考えております。私は使命感を持って、責任感を持って、全身全霊でこの選挙に臨んでまいります。

厳しい中にあって、ご支援をいただく同志の皆さま方に心から感謝を申し上げたい。党員の皆さま、党友の皆さま方、ご支持、ご支援を心からお願いを申し上げるものであります。どうぞよろしくお願いを申し上げます。以上で私の発言を終わります。ありがとうございました。

司会:ありがとうございました。それではここから質疑に移らせていただきますが、先ほど申し上げましたとおり、質問のある方は挙手、そして社名と指名を名乗ってからご質問ください。

まず幹事社からいきましょうか。よろしいですか。幹事社ありますでしょうか。よろしいですか。では挙手をお願いいたします。では手の上がった順に、どうぞ白いシャツの方からお願いします。どうぞ。名前と社名をお願いいたします。どうぞ。

【連載】石破氏が総裁選出馬会見(全文2)へ続く

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