「Google Home」「Clova WAVE」「Amazon Echo」出揃ったスマートスピーカー、買うならどれ?

「Google Home」「Clova WAVE」「Amazon Echo」出揃ったスマートスピーカー、買うならどれ?

  • @DIME
  • 更新日:2017/11/17

「Google Home」「Clova WAVE」に続き、「Amazon Echo」が発表され、日本でもスマートスピーカー市場ががぜん、盛り上がってきた。

一般的に、音声でコントロールでき、さまざまな質問やリクエストに応えるアシスタント機能を備えたスピーカーのことをスマートスピーカーと呼んでいる。Wi-Fiなどの無線通信機能を内蔵し、クラウドにアクセスして人工知能が言葉や文脈を解して応答するなど、非常にハイテクな処理を行っているが、実際に使うときは、普段話している言葉で操作するというシンプルさで、誰でも使えるところが魅力だ。

スマートスピーカーには、応答するアシスタントによって、いくつかの種類がある。今、世界でもっとも普及しているのが、世界最大のEコマースサイトを運営しているAmazonが開発したAmazon Echoシリーズだ。日本でも11月8日に取り扱いが発表された。「Alexa(アレクサ)」と呼びかけ、話しかけることで操作する。

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Amazon Echoシリーズ。もっとも背が高いのが「Echo Plus」で、スマート電球などのデバイスとの接続が簡単にできる。価格は1万7980円。Echo Plusの半分くらいの高さのモデルが、標準モデルの「Echo」1万1980円。一番小さいモデルはEchoからウーファーを省いて小型化した「Echo Dot」5980円。Amazonプライム会員は、11月17日までEchoが4000円引きの7980円、Echo Dotが2000円引きの3980円で購入できる(すべて税込み)

日本では一足早く、10月6日から販売されているのが、GoogleのGoogle HomeシリーズとLINEのClova WAVEだ。Google Homeは、スマホでおなじみ「OK Google」といって話しかける「Google アシスタント」が応答する。また、Clova WAVEは、LINEが提供していることでも注目を集めていて、こちらは「Clova(クローバ)」と呼びかけて利用する。

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Google Homeは1万5120円、小型のGoogle Home miniは6480円。

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Clova WAVEは1万4000円だが、2018年1月まで発売記念キャンペーンとして、本体とLINE MUSICの12か月聴き放題がセットで1万2800円。

まだ製品にはなっていないが、AppleもSiriに話しかけて操作する「HomePod」の提供を予定している。米国では、Microsoft Cortanaを搭載したスマートスピーカーも登場している。

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AppleのHomePod。

■音楽や天気予報、ニュース、おしゃべりも

スマートスピーカーは"スピーカー"というその名の通り、音楽を聴く使い方が、今のところメインの機能だ。OK Google(ねぇGoogle)、Alexa、Clovaと呼びかけ、「(曲名やアーティスト名)をかけて」「楽しい音楽をかけて」などと話しかけると、音楽を流してくれる。これらの音楽は、4000万曲もの豊富な楽曲ラインアップを持つGoogle Play MusicやAmazon Music Unlimited、LINE MUSICなどの音楽配信サービスから提供される。サービスによっては30日間の無料体験が利用できるので、ラインアップの傾向などを体感して確かめてみてもいいだろう。スピーカーの音も、意外に音量が大きく、いい音がする。

スマートスピーカーで、天気予報やニュースを聞くこともできる。「今日の天気は?」「最新のニュースを教えて」などと話しかけるだけでいい。今までスマホを手にとって画面を見て確認していたことが、別なことをしながら音声で確認できるようになる。

アラームやタイマーの設定も可能だ。また、Google HomeやClova WAVEでは、Googleカレンダーに登録されたスケジュールの確認もできる。Google Homeは最大6人までの声を聞き分ける機能があり、その人のスケジュールだけを読み上げてくれる賢さもある。

会話のようなこともできる。Google Homeは、検索の老舗Googleが開発しているので、調べ物や検索に強い印象だ。ウェブ検索するようなことを音声で質問すると、音声で返してくれる。富士山の高さ、動物の鳴き声、言葉の意味や翻訳、計算、スポーツの結果など、さまざまな質問に答えてくれる。Amazon Echoもなかなか賢い。発表会では、しりとりや早口言葉、単位換算のデモを披露した。

また、スマートスピーカーで家電のコントロールもできる。例えば、フィリップスのスマート照明「Hue」を接続すると、音声でオン/オフができるようになる。同様に、対応するエアコンやテレビであればコントロールできるようになる。家中の家電製品を音声でコントロールする、未来的な生活もスマートスピーカーで実現できるというわけだ。

しかも、スマートスピーカーは、クラウドのAIがユーザーの利用方法を学習していくので、使うほど賢く、便利になっていく。さらに、Google アシスタントやAlexaに対応した、さまざまなサービスが開発・提供されつつある。それらのサービスを使うことで、スピーカーの活用方法が増えて、より便利になっていくという楽しさがある。未来感を味わえる製品でありながら、デザインはシンプルで、価格も手頃。1台購入して家に置いてみることが、それほど抵抗なくできる点も嬉しい。

■現時点での評判は?

では、どれを購入するかだが、現時点で個人的にお勧めなのはGoogle Homeだ。周囲でGoogle Homeを使っている誰に聞いても、音声認識精度が高く、きちんと反応してくれると評価が高い。スマホの画面を見る時間が減ったという人もいる。また、テレビのHDMI端子に挿して使う「Chromecast」と連携させると、音声でYouTubeや動画配信サービスの映像をテレビに映して楽しめるほか、au Homeとの連携も発表されているので、使えるシーンが広がりそうだ。

一方、残念ながらClova WAVEについては、辛口な評価を目にすることが多い。まず、音声認識精度に不満を感じ、積極的に使う気持ちを失うようだ。また、できることも現時点では他に比べて少なめ。ただ、LINEとの連携は他にない特徴だ。使う場合は、通常のLINEのアカウントとは別扱いの、Clova WAVE用に別のアカウントを作成するが、家族間の連絡には、うまく使えるかもしれない。また、Clova WAVEはバッテリーを搭載しているので、持ち運ぶことができる。

Amazon Echoは、この原稿の執筆時点で発売されていないので、発表会で触れた限りの印象だが、音声認識精度はなかなか良いと感じた。会場は多くの人がAlexaと呼びかけ、質問し、音楽が流れ、雑音も多い環境だったが、よく認識していた。また、多くの企業がAlexa対応のサービスを提供する。これは「Skill(スキル)」と呼ばれ、Amazon Echoの発売時に100社以上の企業から250以上のスキルが提供される。例えば、クックパッドのレシピを活用して料理の準備ができるスキル、自宅のリビングでカラオケができるJOYSOUNDのスキル、運行情報が確認できるJR東日本のスキルなどが提供されるという。スキルが増えることでEchoがどんどん便利になることが期待できる。

日本人は音声で操作することを恥ずかしがる傾向が強いといわれるが、若い人を中心に抵抗感が薄れていると思われる調査結果もある。自宅なら比較的恥ずかしがらずに声を出すことができ、ちょっとした調べ物だと、スマートスピーカーに質問して聞く方が、スマホに文字を入力して検索するより速いことが多い。ハンズフリーで操作する、ちょっと未来感のあるスマートスピーカー。ぜひお試しあれ。

取材・文/房野麻子(S)

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