【Interview】なぜ今ラジオ?12分間の番組が簡単に作れるアプリ「Radiotalk」のミレニアム世代のプロデューサーに話を聞く

【Interview】なぜ今ラジオ?12分間の番組が簡単に作れるアプリ「Radiotalk」のミレニアム世代のプロデューサーに話を聞く

  • Techable
  • 更新日:2017/09/16
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ラジオの利点は、動画とは異なり、画面を注視しなくても「ながら時間」を活用して聴くことができる点だ。

「Radiotalk(β版)」は、このラジオの利点をそのままに、だれでも簡単にトークを配信できる音声アプリだ。配信者(スピーカー)はいつでも1タップでトークを収録し、自分だけのラジオ番組を配信することができ、聴取者(リスナー)は気になるトークコンテンツを探し、聴くことができる。

1つのアカウントにつき1つ「番組」を作ることができ、匿名で登録することが可能だという。

今回は、エキサイトのプロデューサーである井上佳央里(いのうえ かおり)氏に、本サービスおよび、今後の展望について話を聞かせてもらった。

・なぜ今ラジオ?

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Q1:なぜ今ラジオなのでしょうか?プロデュースした井上さんは20代とのことですが、周りの世代はどのようにラジオと関わっていますか?

なぜ今トークなのかというと、「言語表現」の1つとして考えると今のインターフェイスに優れていること、「radiko」を含めて以前のネットラジオアプリがあった頃よりもトークがメインカルチャー寄りになるタイミングではないかと感じていることが理由です。

私たちの世代は、学校でラジオよりは、テレビかネットの話で盛り上がるのが多数ではないでしょうか。ネットは子供の頃のBBSから、大学生になって短いスパンでSNSを行うようなった世代で、意見を吐き出す方法が常に「テキスト」でした。

一方で、今の10代はスマホしか経験していない人も多く、彼らは音声入力の使用が増えて30%以上という発表があります。これが表すように、スマホのテキスト入力は大変。「意見・考察」「反論」などを、受け手を納得させるつもりでアウトプットしようとするとテキスト表現しかなくて、結局PCを選んでしまう。でももはやPC開くのって大変だし、じゃあスマホでどうやってアウトプットすればいいんだ? って考えたときに、ラジオがある! って行き着いたんです。2017年の今、「これからの一般人の言語表現の選択肢」としてフリートーク(ラジオ)があると考えています。

Q2:隙間時間を埋めるためにこのアプリを開発したとお聞きしました。井上さんの見解を教えてください。

テキストにしても動画にしても、画面の上で何かを提供しようとすると、どうしても可処分時間の奪い合いになってしまいます。「どこかの競合サービスを奪って見てもらうコンテンツを作る」という考え方よりは、「ラジオに興味を持てていない人にとって耳があいている時間に、コンテンツをお届けする」ということができれば新たな勝機ではないかと思っています。

1人暮らしの方をペルソナに置いて実際にサンプリングしてきたのですが、「今は楽しめていないけどトークコンテンツさえあれば楽しめるはずの時間」が、歩行中、洗濯物干し中、食器洗い中、など例えば1日5時間とかありました。いきなりラジオと言われてもどんな番組があるかわからないゆえに興味が持てないかもしれませんが、友達のしゃべりがRadiotalkで聴けるという状態や、ラジオも含めてきっかけさえあれば聴いてみたくなるのでは、と考えています。

・完成版はいつ?機能は?

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Q3:今回、β版の発表となりましたが、完成版はいつ頃を予定し、どのような機能が増えるのでしょうか。

年内を目標にしています。β版を出した理由は、核となる機能だけで「Radiotalk」を楽しんでくださる方が「どんな時に嬉しくて、どんな時にストレスを感じるタイプか」を分析した上で最適な形で実装するためです。

今のところ見えてきているのは、順位よりダイレクトな反応が喜ばれやすい点と、個が見えることで批判されないか、聞いてもらえるか、など「どう見られるか」をブログ以上に意識しやすい点です。なので秒ごとの「いいね」数や「おたより」などは、まずはトーカー本人にしか見えない形で実装し、その反応を見てピボットすることを考えています。その他、まずはTwitterにシェアするためのWebページ、Twitterログイン、リスナー向けにはトークのレコメンドなど基本的な機能を、分析結果を反映した仕様で作ります。その次のフェーズで、「配信内容も含めて検索できる機能」「音声を聴きやすく加工する機能」など、さらに便利にしていく予定です!

Q4:これから「Radiotalk」を、どのように展開していくのでしょうか。未来の展望をお聞かせください。

私は今のところはスマートスピーカーが各家庭にある未来を想像しています。たとえば家族がいなくても、家に帰ればすぐ「Radiotalk」がついて、好きなラジオトーカーが自分の好きなことについて熱弁している、それに対して自分も語り返すことで、ワクワクが連鎖していく…。そんな風に、「トーク」を通じて、より心を豊かにするコミュニケーションを作っていきたいです。

そのために、今はまだジャンル分けもなくテーマフリーな状態ですが、今後は興味関心とか地域とか笑いのツボとか、共通の軸によって連鎖できるような構成を作っていく予定です。

なお、同アプリは現在、iOSとAndroidのそれぞれでリリースされており、完成版は年内にリリースを目標としているとのこと。果たして「Radiotalk」は、「これからの一般人の言語表現の選択肢」としての地位を築いていけるのか?今後の展開から目が離せない。

(取材・文 釣見 駿)

Radiotalk(β版)をGoogle Playで

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