『ジャンプ』作品としていまだかつてない恋物語――。言葉にならない言葉と想いの交錯が切なすぎる...『青のフラッグ』

『ジャンプ』作品としていまだかつてない恋物語――。言葉にならない言葉と想いの交錯が切なすぎる...『青のフラッグ』

  • ダ・ヴィンチニュース
  • 更新日:2017/09/16
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仲良しな高校三年生の二葉、太一そして桃真。しかし、その関係は微妙で、どこかアンバランスで…。クラスの人気者で野球部のエース、桃真(トーマ)を想う。しかし、今の自分では彼に釣り合わないと思っている。桃真の幼なじみ、太一に思い切って相談をしてみる。彼に好きになってもらえるように、今の自分を変えたい!自分の姿と重なるようで、どんくさい二葉のことが苦手だった。しかし、桃真を振り向かせるために自分自身を変える努力をする二葉の姿に、いつしか惹かれていく。幼なじみの太一が最近、二葉とよく一緒にいるのが気になる。二人が両想いならば、うまくいってほしい。その一方で、彼の視線の向かう先には、いつも太一が!?

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それぞれに想う人がいながら、その矢印が互いを向くことはない。
ひらたく言ってしまえば高校生の“恋の三角関係”の物語なのですが、読んでいてると不安になってきます。

透明な空気感の中で描かれる本作は、登場人物たちの不器用ながらまっすぐな心がこちらにも痛いほどに伝わってきます。

全員に幸せになってほしい。
しかし、誰かがあきらめなけなければ、それは叶わないという結末は初めから見えており、読み進めながらこちらの胸もキリキリと痛むのです。

そしてまた、作者の KAITO先生の心理描写がとにかく素晴らしく、表情や視線が言葉にならない言葉を語ります。
作中に張られた“本心”を表す伏線に気づいたとき、切なさのあまり「あーーーー!」と思わず叫びだしてしまいそうになります。

スポーツ万能の人気者・トーマの“秘めた想い”により、 本作はジャンプ作品としていまだかつてない物語にもなっています。
それが一体何かは、是非本作を読んでご自身で読み取ってみてください。

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青のフラッグ

レーベル: ジャンプコミックスDIGITAL
出版社: 集英社
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(C)KAITO/集英社

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