田中将大はアストロズ戦で「悪夢のメッタ打ちKO」のリベンジなるか

田中将大はアストロズ戦で「悪夢のメッタ打ちKO」のリベンジなるか

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  • 更新日:2017/10/13

【MLBポストシーズン2017】リーグチャンピオンシップシリーズ展望@ア・リーグ編

ア・リーグのリーグチャンピオンシップシリーズは「ヒューストン・アストロズvs.ニューヨーク・ヤンキース」というカードになりました。西地区1位のアストロズはディビジョンシリーズで東地区1位のボストン・レッドソックスを3勝1敗で下し、2005年以来12年ぶりの進出。2013年のア・リーグ移動後では初のリーグチャンピオンシップシリーズとなります。

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田中将大はアストロズの強力打線を封じることができるか

一方、東地区2位でワイルドカードゲームから勝ち上がってきたヤンキースは、今季リーグ最多の102勝をマークした中地区1位のクリーブランド・インディアンスと対戦し、2連敗の崖っぷちから3連勝を果たしました。ヤンキースにとっては5年ぶりのリーグチャンピオンシップシリーズです。

アストロズとヤンキースの対決は、過去のポストシーズンで1度だけあります。2015年のワイルドカードゲームで対戦し、そのときはアストロズが3-0で勝利を収めました。ヤンキースは田中将大投手が初のポストシーズン登板を果たしましたが、5イニングを投げて4安打2失点。ホームランを2本浴びて敗戦投手となっています。相手エースのダラス・カイケルに3安打無失点と抑えられ、味方打線の援護がなかったことも響きました。

今シリーズの一番の見どころは、ヤンキースの先発投手陣がアストロズ打線をどこまで抑えることができるか、という点でしょう。

ディビジョンシリーズでもっとも懸念されていたヤンキース先発投手陣は、第3戦以降にようやく復調してきました。第3戦の田中投手は7イニングを投げて3安打無失点、第4戦のルイス・セベリーノも7イニングで4安打3失点、そして第5戦のCC・サバシアは4イニング3分の1を投げて5安打2失点。ディビジョンシリーズ最後の3試合は、3人合わせて合計25個の三振を奪ったのに対し、与えたフォアボールは2個のみという、まったく申し分のない内容でした。

それに対し、アストロズの強力打線はプレーオフに入ってからも絶好調です。ディビジョンシリーズ4試合でチーム打率.333・8本塁打をマークし、レッドソックスから合計24得点を奪いました。なかでも1番から3番は打率.444という高い数字を叩き出しており、特に3番のホセ・アルトゥーベは第1戦でホームラン3発を放つなど、打率.533と大当たりしています。

さらに興味深いのは、ディビジョンシリーズでは4試合すべてで初回に得点している点です。4番のカルロス・コレアは初回にホームランを打った試合が2回もありました。また、コレアはレギュラーシーズンではヤンキースに対し、7試合で28打数14安打をマーク。ヤンキース戦では打率.500・2本塁打・10打点と大爆発しています。

ヤンキースが勝利を手にするためには、先発陣がいかに序盤に崩れないかが肝となるでしょう。ゲーム中盤まで大量失点しなければ、あとは鉄壁のリリーフ陣がプルペンに控えています。アストロズを攻略するには、その必勝リレーに持ち込むのがベストだと思います。

ただ、たとえ先発陣が打たれても、ヤンキースは打撃戦で負けない実力も持ち合わせています。今季のレギュラーシーズンでアストロズはメジャー2位の238本塁打を記録しましたが、ヤンキースはそれを上回るメジャー最多の241本塁打をマークしているのです。ヤンキースはポストシーズンでも計6試合で29得点・10本塁打と、自慢の強力打線はアストロズに負けていません。

その打線のカギを握っているのは、間違いなくルーキーのアーロン・ジャッジでしょう。今季52本塁打をマークして全米の話題をさらいましたが、初めてのポストシーズンでは不調に陥っています。ワイルドカードゲームのミネソタ・ツインズ戦ではホームランを打ったものの、ディビジョンシリーズでは5試合で打率.050・0本塁打・2打点。合計20打数でヒットはたった1本しか打っていません。

特に気になるのは、20打数のうち三振の数が16個もあるという点です。ディビジョンシリーズでは1試合4三振が3回もありました。それにもかかわらず、ジョー・ジラルディ監督はポストシーズン全試合で2番に起用し続けています。この不調が今後も長引くようなら、ジラルディ監督もついに決断を迫られるかもしれません。

レギュラーシーズンと違い、ポストシーズンに登板してくる相手ピッチャーは一流ばかりです。ホームランが打てるような甘い球はほとんどありません。アストロズは第1戦にダラス・カイケル、第2戦にジャスティン・バーランダーが先発すると発表しました。サイ・ヤング賞投手コンビ相手との対決だけに、ジャッジがこのスランプを克服できるかどうかにも注目です。

そしてもうひとり、ヤンキースで目が離せない選手は、やはり田中投手でしょう。

過去を振り返ると、田中投手はアストロズに対して好成績を残せていません。レギュラーシーズンではアスロトズ戦に通算4試合に先発し、成績は0勝2敗・防御率10.38。17イニング3分の1を投げて、ホームランを9本も打たれているのです。

特に今シーズン、5月14日にアストロズと対戦したときは自身ワーストタイ記録の8失点を喫しました。ゲーム序盤で4本のホームランを食らい、わずか1イニング3分の2で降板するという失態を演じてしまったのです。

その内容は散々でした。ジョージ・スプリンガーにいきなり先頭打者ホームランを打たれ、続く2番のジョシュ・レディックに2者連続ホームランを喫し、そして8番のアレックス・ブレグマンにトドメの満塁ホームラン。そして2回にもスプリンガーに2打席連続ホームランを打たれたのです。

敵地ヒューストンで行なわれるシリーズ第1戦は、田中投手が先発すると発表されました。田中投手にとって、今回こそリベンジのチャンスです。悪夢の記憶を払拭し、自身初のワールドシリーズ進出を果たすことができるのでしょうか。

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