一度は行きたい!自然に囲まれた宿「里山十帖」で体験した五感が研ぎ澄まされる極上の旅

一度は行きたい!自然に囲まれた宿「里山十帖」で体験した五感が研ぎ澄まされる極上の旅

  • @DIME
  • 更新日:2020/02/15
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建物の至るところに破損がみられる、開業後20数年を経て廃業したボロボロの温泉旅館。

そんな温泉旅館を、新潟県南魚沼市に本拠地を置くメディア・クリエイション・カンパニー「自遊人」が、毎日遠方から多くのお客様が訪れる人気旅館に生まれ変わらせた。

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宿の名は「里山十帖」。数々のメディアで「絶景露天風呂部門第1位」を獲得した他、「グッドデザイン賞ベスト100」「ものづくりデザイン賞」なども受賞している、人気旅館だ。

東京駅からわずか1時間20分でたどり着く至極の宿

東京駅から上越新幹線で越後湯沢駅へ。そこから在来線に乗り換え10分の大沢駅から車で10分。

東京駅からわずか1時間20分で、雪と自然に囲まれた至極の宿「里山十帖」に辿り着く。

宿のテーマは「Redefine Luxury(体験と発見こそが、真の贅沢)」

「部屋・食事・温泉を五感で感じながら、ゆったりとした時間を過ごすことで、自分なりの贅沢の定義を探してみて欲しい」という想いが詰まっている。

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そのコンセプトは、新潟の伝統野菜「かぐら南蛮」を使用した自家製スイーツを、ベルギー製の薪ストーブに暖かく包まれながら頂くチェックイン時から体感できる。

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旅館全体がショールーム

旅館はテーマの異なる12の客室「HOTEL 自遊人」、レストラン「Organic&Creation早苗饗」、ライフスタイルショップ「THEMA」から成っている。

ライフスタイルショップ「THEMA」には自遊人が発行している雑誌や、ホテルで使用されている家具やタオル、調理器具などが展示されており、宿泊中に気に入ったものを購入することができる。

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里山十帖には人気作家が作った20種以上のダイニングチェアが展示されており、希望があれば好きな椅子で食事をとることができる。

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「ショールームで数分体験しただけでなく、何時間も腰をかけて本当に気に入った家具こそを購入して欲しい」という宿の想いが詰まっている。

絶景露天風呂ランキングNo.1に輝いた露天風呂で雪見温泉

日頃の疲れを癒してくれるのは、「湯処 天の川」

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Photo:http://www.satoyama-jujo.com/

様々なメディアで「絶景露天風呂ランキングNo.1」に輝いた、最高ランクの温泉。

朝は日本百名山の巻機山をはじめ、標高2000メートル前後の上信越国境の山々を望むことがでる。四方を雪に囲まれた景観は息を呑むほどの美しさ。

ちなみに里山十帖では、環境への配慮と「使い捨て」をできる限り減らすため、オーガニックコットン100%のバスタオルは1人1枚のみ使用可、アメニティは必要最小限しか備え付けられていない。

日本一の米どころで作られた日本酒が楽しめるラウンジも

ラウンジでは、チェックインしてからチェックアウトするまでの間、オーガニックの紅茶や、日本一の米どころ越後湯沢で作られた日本酒、軽いスナックを楽しむことができる。

カラフルな椅子が並べられた、温泉あがりにホッと一息つける心地よい空間である。

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メインディッシュは「ご飯」。野菜中心のコース料理

夕飯は、築150年の母屋を改装した「早苗饗(サナブリ)」で。

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「ミシュランガイド関西」で三ッ星を獲得している京都「吉泉」で修業したチーフ・フードクリエイター北崎裕氏と、スリランカでアーユルヴェーダを学んだヴィーガン料理に長けた桑木野恵子シェフで作り上げたコース料理が提供される。

里山十帖で最もインパクトのあったのが、この食事だ。

新潟の伝統野菜、有機栽培の野菜を、古来伝承の発酵・保存技術を用いて作った野菜料理。

フードロスを削減するため、野菜は皮や根、茎まで使用されている。

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そして、化学調味料は一切使用せず、無添加、天然醸造の調味料を使用しているというこだわり。

そのため、化学調味料がたっぷり使われた、味の濃い料理に慣れている都会の人にとって、最初は「味が薄い」「物足りない」と感じるかもしれない。

しかし、その味に慣れてくると、野菜の旨味、丁寧に時間をかけて取られた出汁が引き出す、奥深い味がどこか懐かしく、心地良い味に感じてくるのである。

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通常旅館で出てくる料理のメインといえば、肉や魚だが、里山十帖のメインディッシュは「白米」。

「南魚沼の米仙人」清さんが作ったコシヒカリを、かまどさんを用いて目の前で炊き上げてくれる。

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普段食べているお米とは全く異なる、かめばかむほど甘味が引き出るお米だ。普段あまりお米を食べない私でもお箸が進んだ。

もうこれ以上食べられないと思った時、「サービスでまかないのカレーはいかがですか?」と声をかけられ、思わず「食べます」と回答してしまい、結局この日はお茶碗3杯もご飯を食べてしまった。

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「自宅にいるかのように」くつろげることをコンセプトにした客室

ご飯を堪能したら、客室へ。

「自宅にいるかのようにくつろげる」をコンセプトにした客室は、温泉旅館にありがちなだだっ広い畳の間ではなく、使い勝手のいい家具を配置した、コンパクトでシンプルな現代の生活に近い空間となっている。

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少し横になったら星空を見に行こうと思っていたのだが、心地よい寝具に包まれ、朝までぐっすりと寝てしまった。

日本の食文化を再発見する朝食

清らかな自然の空気を吸い込み、ダイニングルームに行くと、和食の根幹にある「米」「大豆」「発酵食品」をふんだんに使用した朝ごはんが待っていた。

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コシヒカリを食べて育った、淡い色の卵黄が特徴の平飼い鶏の卵で作られた「とっとこたまごの出汁巻き卵」

鰹節の出汁がふんわりと香る、ふわふわの卵焼きは口の中でとけてしまいそうな柔らかさだ。

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炊き立てのご飯を、地味だけど「滋味」に美味しいご飯のお供で頂く。化学調味料不使用の醤油とみりんで炊き上げた「日本海の幸いわしの生姜煮」はご飯が進む。

そして朝食のメインは、「かまどさん」に自家製味噌と季節の野菜を入れて作るお味噌汁。

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東京の飲食店で食べる味噌汁が濃く感じてしまうほどの、優しい味わいである。

万人受けはしないけれど、自分を見つめ直したい人には訪れて欲しい宿「里山十帖」

「Redefine Luxury」を体感した極上の旅であったが、旅館紹介記事の文末によくある「一度は行って欲しい旅館です」という文章を書くことは私にはできない。

宿泊費に見合った手厚いサービスやアクティビティが受けられるかと言われれば、決してそうではない。

アメニティも必要最低限、送迎も1日1回のみで「便利な宿」とは言えない。

旅館の一番の楽しみである「豪華な食材を使用した料理」ではなく、野菜がメインのシンプルで素朴な料理が提供される。

古い建物をリノベーションし、デザインを重視しているため、館内各所に段差や階段があり、お年寄りに優しい宿とは言えない。

ただ、都会の便利で効率化された生活に慣れてしまい、「自分にとっての贅沢とは何なのだろうか?」という事をゆっくり考えたい人にとっては、是非訪れて欲しい宿である。

いわゆる「高級旅館」とは少し異なる、独特な雰囲気を醸し出す「里山十帖」。

次はスタッフの方が一押しの紅葉の季節に訪れたいと私は感じた。

文/小松佐保(Foody Style代表)

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