iPhone 8、iPhone Xユーザーにオススメ!LotooのDSD対応DAP『PAW Pico JP Edition』試聴レビュー

iPhone 8、iPhone Xユーザーにオススメ!LotooのDSD対応DAP『PAW Pico JP Edition』試聴レビュー

  • @DIME
  • 更新日:2017/10/12

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

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■Introduction

『iPhone 8』と『iPhone X』の登場によってAppleがヘッドホン端子を完全にレガシーインターフェイスと見なしていることが明らかになった。Lightning端子からステレオミニジャックの変換ケーブルが付属するが、この小さな端子の中に入っているDACのおかげで音質は大幅に劣化する。『iPhone 7 Plus』ユーザーの私もこの問題に悩まされている。オーディオマニア的解決方法はDAP(デジタルオーディオプレーヤー)とイヤホンを別途持ち歩くこと。難点としては最近の高性能DAPはどんどん重くなる傾向があり、ついつい外出時にバッグに入れるのをためらいがちになること。

そこでセカンドDAPである。音質に妥協して、もっと小型軽量のDAPを持ち歩くのだ。これをどんどん追求していくとBluetooth対応で音楽データはスマホから転送、イヤホンはBluetoothモデルでワイヤレス接続。とここまで来ればiPhone+Bluetoothイヤホンでいいのではないかと思えてくる。しかし、やっぱりBluetoothは音が悪い。せっかくだから手持ちの高音質イヤホンを使いたい! そんなニーズに応えるのがLotoo『PAW Pico JP Edition』だ。Lotooと言えばハイエンドDAP『PAW Gold』でAstell&Kernとは180度違うホットで厚みのある音を再生して我々を驚かせたメーカーである。今回の新製品『PAW Pico』はCPUに『PAW Gold』と同じADI/Blackfin 706を採用。DACにはTI/TLV320シリーズを採用するという。これは音質にも期待が持てそうだ。話を戻すと『PAW Pico』はBluetoothに対応しているが、スマホからの操作及び設定のために専用アプリと通信するだけの役目で、音楽転送とBluetoothイヤホンには未対応。イヤホンは有線のみという音質重視の設計だ。重さ26gで約4cm×5cmのプレーヤーを持ち歩くだけで愛用のイヤホンが使えるのだ。

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パッケージはマットブラックで右上に「JP Edition」のシールが貼られている。このエディションのみ日本語音声案内対応となる。

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付属品はアームベルト、バッククリップ、USBケーブル、クイックガイドとなる。

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バッククリップを使ってアームベルトに本体を固定したところ。

(Photo P004)

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腕に巻くとかなり余裕がある。腕周り33cmぐらいまで対応できそうだ。

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表示は裏面だが電源スイッチとFnボタンのみで迷うことはない。

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クリック感のあるボリュームダイヤルは回しやすい。

■Report

『PAW Pico』は連続10時間再生を実現するため液晶モニターを排除している。このサイズに液晶モニターを搭載したとしても、たいして便利になるとは思えないので、この判断は正しいと思う。操作はiPhoneに入れた専用アプリ「Lotoo Pico」からおこなう。現在はiOS版のみでAndroid版のリリースは年内を予定している。音楽データの転送はPCからおこなう。付属ケーブルでPCにUSB接続。ストレージとして認識されるので、音楽データをドラッグ&ドロップすればいい。楽曲をフォルダーにまとめるとプレイリストとして認識される。ここにsportというフォルダーがある。スポーツモードで再生したい音楽はこのフォルダーに保存する。メモリーは内蔵の32GBのみになる。

これで準備完了。ダウンロードした専用アプリを起動すると、ログイン画面が現れる。新規登録してもいいし、FacebookかTwitterのアカウントと連携もできる。さらに生年月日、身長、体重を入力する。なぜ、こんなことが必要なのかと言えば、本機はGPSとモーションセンサーを内蔵しており、ウォーキングやジョギング時にスポーツモードを選択すると、移動距離、平均速度、歩数、消費カロリーなどを記録できる。なぜGPSまで内蔵して、この機能を搭載したのかは謎だがランニングウォッチとしても使えるのだ。せっかくなら、Apple「ヘルスケア」と連携してくれるともっと良かったのだが。

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アプリを起動して進むとログイン画面が登場する。

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入力が面倒なのでTwitterのアカウントを利用する。

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パスワードを入力すると次の項目へ進める。

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次に性別と生年月日の入力が求められる。

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身長と体重を入力すれば設定完了となる。

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『PAW Pico』の電源を入れるとBluetoothの連携が始まる。

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『PAW Pico』を近付けるように指示される。

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謎の文字が表示されペアリングが完了したようだ。

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転送した楽曲情報画面に切り替わる。フォルダーは下のプレイリストに表示される。

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スポーツ曲はフォルダーは無視され楽曲リストになる。

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設定画面からは本体の細かい設定及びスポーツ履歴などが見られる。

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スポーツモードでのボイス通知の項目も設定できる。

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音楽再生画面はシンプルで分かりやすい。

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タップでフォルダー内の一覧を表示させ素早く切替られる。

■Impression

『PAW Pico』を使う前は『iPod shuffle』みたいなモノかと思っていたが、これが大間違いだった。確かに単体で使っている時はフォルダーを選択して中の曲を順番かランダムで聴くことになる。ところがiPhoneのアプリを起動すれば、普通のDAPと同じ感覚で使える。例えればiPhoneに外付けDACを付けて、高音質イヤホンを接続して聴いている状態。音量はiPhoneの音量ボタンで操作できる。アプリには最近再生された曲や、お気に入りを指定して集めることもできる。モバイルで使うには十分な機能だ。その音は適度のメリハリ感があって屋外でもハッキリ聞こえる。中低域に厚みあって、予想していたよりずっと本格的にいい音だった。DSDはPCM変換再生だが、解像度が高く、ハイレゾの良さが実感できる音に仕上がっている。

スポーツモードも予想より本格的! Lotooのチー・シャオ氏がランニング好きというのは本当らしい。私が普段使っているPolar『M430』というGPSランニングウオッチと軌跡を比較したが、ほぼ正確に記録されていた。ランニング、ジョギング、ウォーキング、または散歩や登山にも楽しく使える機能である。『PAW Pico』は通勤、通学、出張の移動時に、またワークアウトしながら高音質の音楽を聴くためのDAPとしてオススメだ!

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平均速度、距離、時間などと共に移動した軌跡が地図上に表示される。

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左がGPSランニングウオッチで、右が『PAW Pico』。右側は所々、軌跡が道から外れているが、かなり細い道なので実用上は問題ないだろう。

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iPhoneのアプリから、運動の履歴も表示できる。

写真・文/ゴン川野

オーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!

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