自分を大切にできていなかった私に「自己愛」を与えてくれたリップ

自分を大切にできていなかった私に「自己愛」を与えてくれたリップ

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2020/11/20
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自分のことを、本当に大切に出来ていないときがあった。

どういうことかというと、自分のことを、おろそかにしてしまう。例えば、風呂の回数が減ったり、美容室にしばらく行かなったり、古い服や靴を身に付け、新しいものを買わなくなったり、安い化粧品で済ませたり、質の悪い食べ物を食べたりしていた。

そうはいっても友人との約束なんかは、迷惑かけないように守っていた。自分のことになると、途端にどうでも良いと思ってしまってダメになっていった。

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自分を雑に扱っていると、生活が乱れて負のループにはまってしまう…

このように自分を十分にケアしてあげられていないのは、自分は大切にされるべき存在だと、十分に思えていなかったから。そして、その雑な扱いの代償は、自分に返ってくるのだ。

自分を雑に扱っていると、もれなく生活習慣が乱れる。そして、肌も荒れる。自己肯定感や自己効力感も下がり、ネガティブ思考のループにはまってしまう。新しいものや値段の張るものは、自分にふさわしくないと感じて買えない。

このようなとき、自分を雑に扱ってしまう心に課題があると思う。本質的には、心が疲れているとか、傷ついているとか、自暴自棄になっているとか、満たされていないとか…エトセトラ。でも、そんなときの心に響くものって、本当にない。他の考えを受け入れる余裕もないのだ。だから行動から変えるという手段が効果的である。

私は行動を変えるまで、化粧に関心がなく、デパコスなんか大人の世界だと思っていた。けれど、当時おしゃれで自我のはっきりしている友人が、リップだけはデパコスがいいのだとこだわりを持っていて、それは自分の価値を分かって大切にしてあげることを表しているようで羨望さえ抱いていた。彼女は、自分に似合うリップカラーさえ把握していた。

私にとって「デパコスリップ」は、自分を大切にしている証拠品

私はある日、ふと思い立ってSNSで見て、気になっていたリップをデパートで見た。当時の私にとって、リップに4,000円という値段は高すぎたけど、思い切って買った。自分なんかにもったいない気がしたけれど、それは結果的に私の自己効力感を上げてくれたと思う。

そのリップは毎朝、私にこのリップにふさわしい人になろうと思わせてくれた。化粧は最後リップを塗って完成するけど、そのリップは私の背筋を伸ばしてくれた。

というわけで皆様、デパートで自分のためにリップやコスメを買いに行こう。ネットでポチるのではなくて、デパートまで出向いて店員さんとお話して、何種類か試して買おう。

そこから私は、自分を大切にするための小さなことを一つ一つ積み重ねていった。シャワーを程度な頻度で浴びて、身体も髪も清潔に保つこと。体にいいものを、適切に食べること。適度に体を動かし、しっかり睡眠を取ること。コントロールできるストレス要因を出来るだけ排除して考えないこと。こういった生活の基本に、“生きる”上での大切な真理が、隠されている。

自分のテンション上がる服を着たり、少し値段の高くても良いものを自分にプレゼントしてあげたり、美容院やエステに行って、時々自分をケアしてあげること。それから、誰かと「バイバイ」した後に、楽しかったなって気持ちの良い感覚でいられる人と、時間を過ごすことや、自分の感覚に嘘をつかないこと、発する言葉に気を付けること。

「自分」以外の生きている存在は、豊かな心への鍵となる

まだまだ私も、この自分を大切にする過程の途中にいる。先日、部屋のインテリアに興味を持って、観葉植物を買った。部屋に自分以外に“生きているもの”が存在しているのって、なんだかいい。定期的に水をやらなきゃいけないから、自然と植物の“命”を意識するし、枯らさない責任も生まれる。ペットは飼えなくても、観葉植物を部屋に置いてみることは、それを守る愛と共に、自分自身への愛も表していると思う。

デパートのリップでも、観葉植物でなくてもいい。自分自身への愛を表すものを、少し高くても何か買ってあげることは、自分の価値を上げてくれるきっかけになると思う。

私はこれからもできるだけ自分を大切に扱い、生活の土台を丁寧に積み上げていく暮らしを目指したいと思う。もちろんそれが出来ないときがあっても責めることはなく、せめて観葉植物に水をあげようと思う。

NF

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