アルカラスのツアー100試合の戦績をビッグ3と比較してみると?

アルカラスのツアー100試合の戦績をビッグ3と比較してみると?

  • WOWOWテニスワールド
  • 更新日:2022/08/06
No image

19歳のカルロス・アルカラス(スペイン)は、素晴らしいキャリアのスタートを切っている。若手の中でも今もっとも注目されている選手の一人であるアルカラスを、テニス界のトップ選手たちがキャリアをスタートさせた頃と比較してみたらどうだろうか。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

アルカラスは昨年7月に「ATP250 ウマグ」でツアー初優勝。そして今年に入って、ますます目覚ましい結果を積み上げている。リオデジャネイロとバルセロナの2つのATP500大会で優勝、さらにマイアミとマドリードの2つのマスターズ1000大会も制した。今年ここまでの3つのグランドスラム大会では、いずれも3回戦以降まで勝ち進んでいる。

「全豪オープン」では3回戦進出、「全仏オープン」ではベスト8入り、「ウィンブルドン」では4回戦進出を果たした。そしてここ最近の2大会、「ATP500 ハンブルク」と「ATP250 ウマグ」ではいずれも準優勝を遂げている。

ウマグ大会はアルカラスが初めてディフェンディングチャンピオンとして臨んだ大会だった。決勝に進んだアルカラスは同世代ライバルである20歳のヤニク・シナー(イタリア)からタイブレークの末に第1セットを取るが、続く2セットではわずか2ゲームしか取ることができず7-6(5)、1-6、1-6で敗れた。

その決勝はアルカラスのツアー100試合目で、そこまでの通算戦績はなんと75勝25敗。それではテニス界のビッグ3、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の100試合目までの戦績はどうだったのだろうか。

ロジャー・フェデラー 51勝49敗(100試合目:勝利)
フェデラーは世界中の多くの人々からテニス史上最高の選手の一人と考えられている。8月8日に41歳になるフェデラーは、現役最多の103回優勝。そのうち20回がグランドスラム、28回がマスターズ1000大会、6回がシーズン末の最終戦「Nitto ATPファイナルズ」だ。「ビッグ3」は3人ともキャリアグランドスラム(すべてのグランドスラム大会で1回以上優勝すること)を達成しているが、フェデラーはそれを2009年の「全仏オープン」優勝で成し遂げた。

これまでのキャリア通算で1251勝275敗のフェデラーは、1998年、16歳の時に自国のグスタード大会でツアーデビュー。その試合には敗れたが、次に出場したフランスのトゥールーズの大会では2勝を挙げてベスト8に進出した。だが100試合目でキャリア7度目の決勝でプレーし、既に5度の優勝を遂げているアルカラスと違い、フェデラーの最初の100試合のほぼ半分は敗戦で、優勝もまだなかった。

ツアーデビューから2年後の2000年3月にフェデラーはマルセイユで初めて決勝に進出するが、第3セットのタイブレークで同胞マルク・ロセ(スイス)に敗れる。同年10月には自国のバーゼル大会で2度目の決勝進出を果たすが、トーマス・エンクイスト(スウェーデン)に5セットで敗退。同年の「シドニーオリンピック」では準決勝に進みながら、3位決定戦に敗れメダルを逃していた。

この年最後に出場したストックホルム大会の1回戦がフェデラーのツアー100試合目となる。当時世界29位だったフェデラーは世界110位のミカエル・ユーズニー(ロシア)に勝利するが、2回戦で敗退した。

ノバク・ジョコビッチ 65勝35敗(100試合目:勝利)
「ビッグ3」の中で最も若い35歳のジョコビッチは、これまでに1012勝204敗、88のタイトルを獲得しており、そのうち21がグランドスラム、38がマスターズ1000大会(最多記録)、「Nitto ATPファイナルズ」が5となっている。ジョコビッチはすべてのグランドスラムで2回以上優勝している。また9つのマスターズ1000大会すべてで1回以上優勝する「キャリアゴールデンマスターズ」を達成しているのは彼1人なのだが、ジョコビッチはそのすべてで2回以上優勝している。

ジョコビッチのツアーデビューは2004年ウマグ大会だったが、その時は敗れ、次のブカレスト大会で初勝利を挙げた。2年後の2006年にオランダのアメルスフォールト大会でジョコビッチは初めて決勝に進出し、初優勝。同年のウマグでは準優勝だったが、メス大会で2度目の優勝を遂げた。2007年には最初に出場したアデレード大会で3つ目のタイトルを獲得。ドバイ大会の2回戦で100試合目に勝利を挙げるが、続く準々決勝でフェデラーに敗れた。

ラファエル・ナダル 66勝34敗(100試合目:敗戦)
36歳のナダルはこれまで1063勝212敗、優勝は92回でそのうち22回がグランドスラム(男子シングルス最多)、36回がマスターズ1000大会、最終戦での優勝はまだないが、オリンピック金メダルを1個獲得している。ジョコビッチと同様、グランドスラムではすべての大会で2回以上優勝している。

ナダルはツアーデビューした2002年のマヨルカ大会で初勝利を挙げるが、その後は主に下部大会に出場していたため、ツアーで100試合を戦うのに数年を要した。2004年にオークランドで初めて決勝に進出するが敗退。だが同年のソポト大会で初優勝を飾る。

翌2005年にはATPの歴史上で10代選手が残した成績としては最高の79勝10敗という結果を残し、11のタイトルを獲得する。ナダルが100試合目を迎えたのは同年4月の「ATP1000 マイアミ」決勝、フェデラーとの5セットマッチで、ナダルは第3セットのタイブレークで優勝まであと2ポイントに迫るがフェデラーに逆転を許し、6-2、7-6(4)、6-7(5)、3-6、1-6で敗退。これはナダルがその年に敗れた唯一の決勝だった。

アルカラスの100試合の戦績は75勝25敗と、ビッグ3の誰よりも好成績だ。それが彼の今後に反映されていくなら、いったいどれほどの選手になっていくのだろうか。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP1000 マドリード」の優勝トロフィーを噛むアルカラス
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加