「明るいわたし」は嘘じゃない。だけど、その陰にある苦しみも知ってほしい

「明るいわたし」は嘘じゃない。だけど、その陰にある苦しみも知ってほしい

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2021/04/07
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「静紅ちゃん明るいから、全然そんなふうに見えないね」

これは、わたしが精神疾患を抱えていると知った人が十中八九、口にする言葉だ。

たしかに、わたしは基本的に明るい。あまり人見知りもしないし、割といつも笑っている方だ。わたしと接した人は、だいだいわたしのことを「明るい人」と認識する。

3年目の記念日に「帰って、話すことない」と家から閉め出され、私はキレた!

明るい人を演じているわけではないけど、周りから抱かれる印象に複雑な気分になる

わたし自身、無理をして明るい人を演じているというわけではない。

だけど、「明るいから精神疾患を抱えているように見えない」と言われると、なんだか複雑な気分になる。

「なぁんだ、精神疾患なんていっても、たいしたことないんじゃん」

そんな風に思われていやしないだろうか、と妙な心配をしてしまうのだ。

22歳のとき、わたしは躁うつ病になった。

うつ病、というと、常に気分が落ち込んで何をする気にもならない、というような状態を想像するかもしれないが、躁うつ病は少しちがう。もちろん、うつ期の間は気分が沈んで無気力になるが、躁期の間はまったくの真逆。みるみる気力が湧いて、アイデアがどんどん浮かんできて、夜は眠れないし、朝もずいぶん早く目が覚める。

わたしは常にそんなうつ期と躁期を行き来している。今はちょっと躁かもしれない。

個人的に、躁期はとても快適だ。ちょっと気が大きくなってポンポン買い物をしてしまうのは困ったものだけれど、何事にも意欲的に取り組めるからいつも楽しい。

だけど、うつ期は地獄だ。何をする気にもならず1日中ベッドに横たわり、ときには旦那の前で「もう疲れた、もう死にたい」と泣きじゃくる。

世間からの目は厳しい。だから私は旦那の前でだけその姿を見せる。

わたしのことを「明るい人」と認識している人たちは、わたしが「死にたい」とめそめそ泣いている姿なんて想像もできないだろう。

わたしのそんな姿を知っているのは、旦那だけだ。

それでいい、と思っている。まわりのひとに「あの人は陰ではたくさん泣いてるんだ、可哀想だな」と思われるなんて絶対に嫌だし、なるべく「静紅ちゃんは明るい子だな」と思われていたい。

それに、精神疾患の人間に向けられる視線は、正直厳しい。ネット上で精神疾患であることを打ち明けた人が、「メンヘラ」、「かまってちゃん」と貶められるのを見たことは、1度や2度ではない。

そんな視線にさらされるくらいなら、病気など抱えていないかのように、ただ明るく振る舞っていたい。

ただ、そのせいで「精神疾患なんてたいしたことないじゃん」と思われるのも嫌なのだ。

わたしが病気のせいで苦しんで、「死にたい、死にたい」と旦那にすがりついているという事実は、どうしたって消せない、現実だから。

この人となら叶えられるかもしれない。そんな希望を抱いて私は発信を続ける

どう振る舞うのが正解なんだろう。どう振る舞えば、明るい人だと認識してもらいながら、気を使われることなく、貶められることもなく精神疾患の苦しみを理解してもらえるんだろう。

その答えはまだ見つかっていない。

だけど、こうしてたくさんの人たちに読んでもらえる場で、自分の病気のことを発信することは決して無駄ではないと思う。

「こういう病気もあるんだな」と知ってもらうことは、理解を深めてもらうことの第一歩だと思うから。

今のわたしにできることは、こういう場で自分の病気について発信すること、それから、いつも子供みたいに泣きじゃくるわたしを抱きしめて、支えてくれる旦那に恩返しをすることだ。

旦那はほとんど弱みを見せない人だけれど、旦那が弱ったときはわたしが支えてあげたい、と思う。旦那がいつもわたしにしてくれているように。

そしていつか、躁うつ病なんて克服して、正真正銘の「明るい奥さん」になるのがわたしの目標だ。旦那となら叶えられる、と信じている。

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静紅

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