日本ハムファンのつばきファクトリー谷本安美。今も忘れない「サヨナラ満塁本塁打」と大谷翔平の伝説の投球

日本ハムファンのつばきファクトリー谷本安美。今も忘れない「サヨナラ満塁本塁打」と大谷翔平の伝説の投球

  • Sportiva
  • 更新日:2021/10/14

嗚呼!すばらしき球団・クラブ愛『ファン魂』

連載 第7回 つばきファクトリー 谷本安美(北海道日本ハムファイターズ)

芸能人など著名な方々が、自身が好きなプロ野球球団やサッカークラブなどについての"愛"を語る連載『ファン魂(たま)』。第7回は、プロ野球・北海道日本ハムファイターズのファンである、アイドルグループ「つばきファクトリー」の谷本安美さん。北海道出身の谷本さんは札幌ドームで試合観戦をしてからチームの虜に。現在も頻繁に球場へ足を運んで声援を送り続けているという。イチオシ選手や印象に残る試合など、思う存分"ファイターズ愛"を語ってもらった。

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インタビューで日本ハムファイターズへの愛を語った谷本安美さん

ーーまず、野球を好きになったきっかけを教えてください。

谷本安美(以下、谷本) 小さい頃から周りに野球少年のいとこや友達がたくさんいたので、一緒に野球をして遊ぶようになりました。いつも男の子に混じってプレーしていました。ポジションは外野だったんですけど、始めて間もない頃にフライを捕れなかったことがすごく悔しくて。それからお母さんや友達とキャッチボールをして捕球する練習をしていたのを今でも覚えています。

ーー試合を観るほうではなく、プレーから入ったんですね。

谷本 そうなんです。なので試合観戦はしたことがなかったんです。初めて観たのは、2016年8月16日、札幌ドームで行なわれたファイターズ対オリックスの試合。2点ビハインドのまま8回まで進んでしまったんですけど、そこから一気に3得点して逆転勝利。その光景がすごすぎて、一気にファイターズファンになり、試合観戦も大好きになりました。

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「球場の雰囲気が大好き」と語る谷本さん

ーーその試合で印象に残った選手はいましたか?

谷本 西川遥輝選手ですね。3回表に盗塁を決めたんですが、そのスピードを見た時、「こんなに足が速い人っているんだ」とびっくりしました。それから西川選手のファンになりましたね。西川選手は昨オフ、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍は叶わなかった挫折を味わいながらも、また国内で「いいプレーをして見返してやるぞ」と。そういう気持ちの切り替え、再び頑張ろうとする姿勢を見て、あらためて素敵だなと思いました。

あとは同じ外野手の近藤健介選手も好きです。いい場面で打ってくれますし、長打率も高いので、いつもチームを助けているイメージがあります。打線のなかにいてくれると本当に頼もしい存在です。

ーー若手で期待している選手はいますか?

谷本 悩むなぁ......。いっぱいいますが、特に注目しているのは野村佑希選手ですね。今シーズン飛躍して、打率もけっこう残せているし、何かオーラと言いますか、プレーを見ていてすごく目を引く存在だなって感じるんです。一軍で経験を積んで、今後どんどんプレーの内容もよくなっていくと思うので、注目しています。

投手でいうと、やっぱり伊藤大海投手が期待大です。8月29日の西武戦でプロ初完投初完封を達成しましたが、ルーキーなのに堂々としていて、「え、何年目ですか!?」っていうくらいの存在感が出ていると思います。それこそ東京五輪の準決勝の韓国戦。圧倒的な投球内容はもちろん、相手ベンチから「ロージンのつけすぎ」とクレームを言われても動じないあの姿。本当にカッコいいと思いましたし、近い将来、ものすごいエース級の投手になっていくんじゃないかと今からワクワクしています。

ーーファイターズは若手のスター選手がどんどん出てくる印象があります。チームの育成の部分はどう映っていますか?

谷本 選手たちを見て率直に感じるのは、みんな生き生きとプレーしているな、ということ。選手それぞれが自分らしいスタイルで伸び伸びとプレーできる、そういう環境づくりがしっかりできている。だからこそ、若手台頭のサイクルがあまり途切れないんだと思います。

その土台を築いてきたのは、やはり栗山英樹監督ですよね。すごく選手想いの監督だなと思いますし、采配の部分でも、調子のいい選手は前面に押し出したり、逆に調子の悪い選手に対しては違う形で起用したりして、独自の磨き方をしてくれるんです。選手一人ひとりと向き合って育成しているなと感じるので、本当にすばらしいと思います。

ファイターズの現状としてホームランバッターが少ないので、長打を打てる選手を育ててほしいかな、と(笑)。

ーーホームランバッターの筆頭候補はやはり、清宮幸太郎選手でしょうか?

谷本 そうですね。私と同じ1999年生まれで、入団当時からすごく楽しみにしている選手でもあります。今シーズンはイースタンリーグで本塁打王(19本)が決定しましたし、来シーズンは一軍での活躍を見たいですね。同世代として期待しています!

ーーでは、外国人選手はいかがでしょう?

谷本 今まで見てきたなかでは、ブランドン・レアード選手(現・千葉ロッテ)が大好きです。いい場面でホームランを決めてくれていたので、カッコよかったですね。今在籍している選手でいうと、王柏融(ワン・ボーロン)選手が気になる存在です。というのも、私が現地に見に行く試合で、なぜかいつもホームランを打ったり、しっかり結果を出してくれるんですよ。観戦時には期待の眼差しで見ちゃいますね。ただ、王選手は今シーズンが3年契約最終年。ぜひ来年も契約を......(笑)。

ーー台湾プロ野球で2年連続打率4割超えに加え、台湾選手で初の三冠王を獲得し"大王"とまで言われた選手。覚醒する可能性は十分にあるように思えます。

谷本 同感です。これまでは台湾とは違うNPBの投手の変化球に苦戦したり、故障で離脱したりと苦しいシーズンが続いていました。ですが今年は、日本の野球に少しずつ慣れて、"ある数字"が飛躍的に伸びているんですよ。

ーー"ある数字"ですか?

谷本 長打率です。打率こそ伸びてはいませんが、長打率に関しては2019年(.327)、2020年(.322)と比べて、今年は.409(10月13日時点)と1割近く伸びています。この数字を見ると、「一度の打数でどれだけ遠くの塁まで進めているのか」がわかるので、昨シーズンまでよりもいい打球を飛ばす確率が上がっていると思うんですよ。だから今後、さらに慣れていけばきっと活躍してくれるんじゃないか、と。

ーー目のつけどころがマニアックですね。では、今までで心に残っている試合を教えてください。

谷本 2016年の広島との日本シリーズ、2勝2敗で迎えた第5戦(10月27日・札幌ドーム)です。私もお母さんと現地で一緒に観戦していました。1対1のまま迎えた9回裏2死満塁の場面で、西川選手がサヨナラ満塁ホームランを打って劇的なサヨナラ勝ちを決めたんです。彼はそれまで打率.125と絶不調で、母とふたりで「大丈夫かな」ってそわそわしていたんですけど。心のなかでは「絶対に打ってくれる」と信じていたので、打球が外野スタンドに入った瞬間はめちゃくちゃ感動しました。これ以上の感動はないかもしれません。

ーー王選手の話でもそうですが、観戦すると勝ったり、選手が活躍したり、谷本さんはファイターズの"勝利の女神"なのではないかと感じます。

谷本 そうなんですかね(笑)。でも振り返ってみると確かに、最近はコロナ禍でなかなか観戦できていませんが、それまでは観戦試合の勝率は高かったです。2016年には、クライマックスシリーズ(CS)ソフトバンクとのファイナルステージ第5戦で、大谷翔平投手がNPB最速記録(当時)となる165キロを計測し勝ったメモリアルな瞬間も現地で観ていました。

ーーもしかしたら、現在最下位というチーム成績に影響しているのかも。

谷本 だとしたら、自分で言うのもあれですけど、落ち着いたら私が球場に足を運んでもっと応援しないといけませんね!(笑)

ーー期待しています。さて、谷本さんはつばきファクトリーのメンバーとして活躍されていますが、ずっと野球を観てきて、今のアイドル活動に生きている部分はありますか?

谷本 野球が私の仕事の活力になっています。ファイターズの選手たちが頑張っている姿やいい試合を観たりすると、「私もアイドルとして結果を残すために頑張らなきゃ」「ファンの方にいいパフォーマンスを届けたい」って思えるので、すごく力をもらっているんです。

ーー最後に、谷本さんにとって、「野球」とは?

谷本 「かけがえのない存在」です。野球があるから毎日楽しいですし、試合を通じて、ファンの方と一緒に喜びを分かち合える。選手とファンの一体感をすごく感じるんです。それはアイドルとファンの関係性としても大事なこと。私は野球から、今の自分にとって大切なことをたくさん知ることができました。だから今後も、野球は私のなかでかけがえのない存在としてあり続けると思います。

【profile】
谷本安美 たにもと・あみ
1999年、北海道生まれ。2014年にハロー!プロジェクト「ハロプロ研修生」に加入。翌2015年にハロプロ研修生によって結成された「つばきファクトリー」のメンバーとなる。つばきファクトリーは2017年にメジャーデビュー。今年11月17日に通算8枚目のシングル『涙のヒロイン降板劇/ガラクタDIAMOND/約束・連絡・記念日』をリリースする。

佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi

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