早すぎる初潮は更年期症状と関連している可能性、豪クイーンズランド大学研究

早すぎる初潮は更年期症状と関連している可能性、豪クイーンズランド大学研究

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  • 更新日:2020/09/16
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早過ぎる初潮が更年期症状と関連

初潮を早くに迎えた女性は、更年期になってホットフラッシュや寝汗が生じやすい可能性があるとする研究結果が報告された。

この研究では、これらの更年期症状の発症リスクに、中年期のBMIが大きな影響を及ぼすことも示唆された。研究結果の詳細は、「BJOG: An International Journal of Obstetrics & Gynaecology」7月21日オンライン版に掲載された。

この研究は、International collaboration for a Life course Approach to reproductive health and Chronic disease Events(InterLACE)の一部として、クイーンズランド大学(オーストラリア)のHsin-Fang Chung氏らが実施したもの。

同氏らは、InterLACE内の英国、米国、およびオーストラリアの6件のコホート研究から抽出した中年女性1万8,555人を対象に、初潮年齢と更年期の血管運動神経症状(VMS)発症リスクとの関連、およびBMIがそれに及ぼす影響を調べた。

なお、過去の研究では、初潮年齢の早さは、その後の2型糖尿病や心疾患などの健康問題と関連付けられている。

VMSの頻度に関する2件の研究データ(1万3,602人が解析対象)を基にした多項目ロジスティック回帰分析の結果、初潮年齢が11歳以下であった人では、14歳以降であった人に比べて、更年期にホットフラッシュや寝汗が頻繁に生じるリスクが50%程度高いことが明らかになった(相対リスク比は、ホットフラッシュで1.48、寝汗で1.59)。

VMSの重症度に関する4件の研究データ(4,953人が解析対象)を用いた分析でも同様の結果が得られたが、そのリスクは、頻度ほど大きくはなかった(重度のホットフラッシュと寝汗の相対リスク比はそれぞれ、1.16、1.27)。

また、この研究では、初潮年齢の低さとVMSのリスクとの関連に、BMIが大きく関与していることも示された。

初潮年齢が11歳以下で、中年期に過体重または肥満の人では、正常体重の人に比べて、VMSが頻繁に生じるリスクがより高かったのだ。

11歳以下の初潮年齢とVMSの重症度に関しても同様の関連が認められたが、この関連は、VMSの頻度で認められたものほど強いものではなかった。

研究論文の上席著者で、InterLACEのプロジェクトリーダーを務めるクイーンズランド大学のGita Mishra氏は、「われわれの研究から、11歳以前に初潮を迎え、中年期に過体重または肥満である女性は、14歳以降に初潮を迎え、中年期に体重が正常範囲である女性に比べて、ホットフラッシュや寝汗が頻繁に生じるリスクが2倍になることが明らかになった」と指摘。

その上で、「この研究で得られた知見は、早期に初潮を迎えた女性は、成人期に健康増進に取り組み、特に、体重管理をしっかり行うべきことを推奨するものだ」と結論付けている。(HealthDay News 2020年8月6日)

Copyright © 2020 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://obgyn.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1471-0528.16393

Press Release
https://www.uq.edu.au/news/article/2020/07/early-menstruation-linked-increased-menopause-symptoms

構成/DIME編集部

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