
秋田テレビ
7月の記録的な大雨で被害を受けた秋田市中心部の県道が、川の護岸の復旧工事を始めるため、11月20日から片側一方通行となった。規制が解除されるのは2024年3月の見込み。
7月の記録的な大雨で歩道が崩落した、秋田市中通の旭川沿いの県道「秋田岩見船岡線」。一時、約200メートルが全面通行止めとされたが、川の護岸に土のうを積むなど仮の復旧が行われ、車道の通行は再開されている。
冬になり、川の水位が下がったことから護岸工事が始められることになり、20日午後1時から片側一方通行となった。
佐藤愛純アナウンサー:
「日中も交通量が多い県道。交通規制が始まり、国道13号線方面から竿燈大通りまで通れなくなった」
片側一方通行となるのは、四丁目橋から五丁目橋までの区間。
秋田県は迂回(うかい)を呼びかけているが、規制が始まった直後は危険な瞬間があった。誤って直進する車が何台も見られた。
また、迂回路の一つ「五丁目橋」は、交通量が増えたためか、渋滞が発生していた。
県道沿いに店を構える人からは、少しでも早い復旧を望む声が聞かれた。
そば処たちそばの主人:
「こちらから行けないとなれば、だいぶ影響があるなと。しょうがないね、水害だから。早く工事を終わらせてもらいたい」
車道の規制解除は2024年3月の見通し。
一方で、歩道に埋め込まれている融雪装置も被害を受けている。護岸工事の完了後に歩道の復旧が進められるため、歩道を歩けるようになるのは2024年秋ごろの見込みだ。