
乾燥注意報 江原道・慶尚北道で山火事が相次ぎ発生 = 韓国(画像提供:wowkorea)
18日、乾燥注意報が発令されたカンウォンド(江原道)各地で山火事が相次ぎ発生した。
18日、午後4時44分ごろ、ピョンチャン(平昌)郡 チンブ(珍富)面 シンギ(新基)里付近で山火事が発生し、郡消防局などが消化作業にあたっている。現場には、ヘリコプター1機と消防車など22台、作業員73人が投入されている。
また、午後2時45分ごろにはチョンソン(旌善)郡 ファアム(花岩)面 ペクジョン(白田)里で山火事が発生し、郡消防局などが消化作業にあたっている。現場には、ヘリコプター3機と消防車など16台、67人の作業員が投入されている。
午後2時20分ごろには、カンヌン(江陵)市ウンサン(雲山)洞の住宅で発生した火災により火が付近の山林に燃え移ったが、山火事になるのを防いだ。住宅の倉庫で発生した火災で住宅倉庫10平方メートルと付近の山林165平方メートルが燃えた。市消防局などは消防車など15台と約50人の作業員を投入し、火災発生から30分余りで鎮火に成功した。
また、乾燥注意報が発令された、キョンサブクト(慶尚北道)コリョン(高霊)郡とヨンヤン(英陽)郡でも山火事が発生した。
18日、午後1時37分ごろ、高霊郡ダサン(茶山)面ソンゴン(松谷)里の山林で火災が発生し、郡消防局などは、ヘリコプター1機と32人の作業員を投入した。火は30分で鎮火したが、付近の畑と竹林が焼けた。
また、午後1時10分ごろには英陽郡イバム(立岩)面ノダル(老達)里の山林で火災が発生して山林1000平方メートルが焼け、50分後に鎮火した。現場にはヘリコプター6機と58人の作業員が投入された。
郡消防局は消火作業終了後、詳しい火災の原因と被害規模を調査する方針だ。
18日午前には、行政安全部 長官代理のハン・チャンソプ次官が慶尚北道ウルジン(蔚珍)郡と江原道江陵市を巡回し、春の山火事に対する準備体制を点検した。
ハン次官は、蔚珍郡の山林航空管理所、江原道の山火事防止センターなどを訪れ、山火事特別対策推進事項を点検した。ハン次官は「山火事が発生した際に迅速に出動できるよう、警戒態勢、機材などの事前準備を徹底し、消火作業をする隊員の安全に特段の配慮をお願いする。4月末までの山火事特別対策期間に総力を上げて対応してほしい」と要請した。