「相手は男でも女でもいいかな」そんなことを言ったら「珍しくないよ」と言われて苦笑いする

「相手は男でも女でもいいかな」そんなことを言ったら「珍しくないよ」と言われて苦笑いする

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2021/01/14
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25歳、一昔前にはクリスマスケーキと呼ばれていた歳だ。25日以降のクリスマスケーキに価値がないように25歳以降の女も売れ残り、今はまるきり世間が変わっているからそんな言葉ジョークにしたってウケないけれど、誰でも25歳までに好きな人を見つけられる時代があったのかと羨ましくなってしまう。

勿論、昔はお見合いや知り合いの紹介で結婚する人も多かったから全てではないのだろうけれど、それでも同じ屋根の下で暮らしてもいいと思える人と出会えるなんて、凄いことだと思うのだ。

私も結婚をしてみたい、人生で一度くらい苗字が変わるイベントがあってもいいと思う。この人がいいと思える人と出会えたら一つの家で暮らしてみたい。一緒に夕ご飯を食べたり、映画を見たり、楽しそうだなと思う。

でもそれくらいの子供じみた想像でしかない。世間一般の人が思う結婚の意味合いと自分が捉える感覚が違うと気付いたのは早かった。

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多数派は怖がりだから特別ではないものにするために主語を大きくする

もし好きな人ができたら、その人と付き合えたら、その人がいいよって言ったら、いつか結婚してもいいかなと思ってる、男でも女でもいいかな。

そんなことを言ったら「いるよね、そういうタイプ。珍しくないよ」と言われて苦笑いするしかなかった。自分の基準にない少数派に出会った時に、多くの多数派、普通に生きている人は「そんなの全然珍しくないよ」と言って普遍化しようとするから、不思議な気持ちになるけれど、彼女のその言葉で私が普通ではないのだと知った。

だからといって何が変わるわけではないので「だよね」と適当に流すしかないのだけれど。

多数派は怖がりだと思う。自分の理解できない少数派に出会うとどうにかしてそれを特別ではないものにしようとする。

「私もそういう時期あったよ」「今の時代珍しくないよね」よく言われるけれどなぜ急に主語が大きくなるのか分からない。私は私の話をしてるんであって、時代の話はしてないけど。私はあなたの目の前にいるただの人間だけど。

「多数派って生きづらいんだなぁ」と浮かんだ仄暗い気持ちをお酒と一緒に飲み込んで、おそらく少数派の私は彼女達の語る結婚と当たり前のように異性のパートナーの話に耳を傾けるしかなかった。パートナーが同性でも異性でもいいと思う。同性なら結婚は今の日本じゃできないから、養子縁組かパートナーシップ制度か考えることが増えるけど、それも好きな人となら楽しいんじゃないか。

何故結婚したいのかわからないし、わかりたい意欲もないけれど

そもそも、結婚の前に好きな人や一緒にいたいと思う人を作ることが難しい私からしたら、遠い世界の話だ。結婚はおとぎ話のようにきらきらしていて、楽しそうな話でしかない。

自分が結婚に重きを置いていないからといって、他の考え方の友人をないがしろにはしたくないと思う。だけれども、分からないものは分からないのだ。何故結婚したいのか、何故そんなに生き急ぐのか。

まだ私たちは25年しか生きていなくて、そのうち相手と過ごした期間はもっと少ない。それだけで生涯を共に過ごしたい相手かどうかなんて分かるのだろうか。

私が燃えるような恋をしたことがないから、理屈で考えるから、分からないのだろうか。まだまだお子ちゃまね、と自分でも思うけれど、無理に背伸びをしてまで分かりたいという意欲もない。

結婚はいつかしてみたい、でもそれは5年後かもしれないし10年後かもしれない、それでいいと思っている。したくなるタイミングがいつか来るはずで、来たらすればいい。

そんな軽さで捉えているから世間とのずれを感じて多少の生きづらさはある。

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でも、結婚せねばと思っている人たちだって生きづらいのだろうと傍目からは感じる。

結婚って、なんだろう。幸せになるためにあるもので、するかしないか、したいかしたくないかも人それぞれなはずなのに。まだ私には分からない。

山田佳苗

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